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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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ドリュンター・ドリューバー



その街には、学校やお店・消防署などが所々にあり、また住人がたくさん作った公衆トイレのお陰で皆がそれなりに暮らしていました。

しかし人口が増えるとともに、区画整理をして下水・道路などを敷設する必要が出てきました。

無秩序に建てられていたトイレはことごとく壊され、住人は思うのです。「あの頃は良かったなぁ。」


---ドリュンター・ドリューバー---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30~45分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



絶版久しいが運よく手に入れたドリュンター・ドリューバー。トイバーのカタン以外の作品はなんとなく集めているので、結構うれしい。(持っているのはエントデッカーとレーベンヘルツだけだが・・・さまよえるオランダ人欲しい。)

このゲームは1991年のドイツゲーム大賞受賞と、かなり古いゲーム。「カタン以前」のゲームだけあってルールはかなり単純だ。



まずはメインボードの四隅にコマを置き・・・



各プレイヤーは同じ構成の投票カード、それからランダムに配ったタイルを持つ。タイルは1~3マス分と、大きさが違い、各タイルには城壁・道・水路のいずれかが描かれている。



そして、一人一枚「自分の建物」カードを持つ。この建物を秘密裏に守ることがゲームの目的。



手番にできることは一つ。コマのあるマスに隣接するようにして、タイルを配置するだけだ。



この時、置いたタイルの先端までコマは移動する。

コマは全部同じ色で、誰のものでもないのでどのコマを移動させてもOK。



ただし、城壁には城壁、道には道と、対応するタイルを置かなくてはいけない。また、タイル同士が重なるように置いてはいけない。



タイルを置いた時、ボードに描かれている建物を潰してしまうことがある。建物だけなら特にお咎めは無いのだが・・・。



ボード上には「公衆トイレ」が書かれており、コレを潰すようなタイル配置をするときには、参加プレイヤー全員で投票を行うのだ。



投票カードには 「JA!」(賛成)と「NE!」(反対)が有る。「A」や「E」の数が投票数。つまりどうしても反対したい!といった時は「NEEE!」のカードを出せば良い。ただし使い捨て。

それ以外に、投票をしないカードと、出した後で賛成2票、若しくは反対2票どちらか選ぶことができるカードが有る。 投票をしないカードだけは、使用後に手元に戻ってくる。



こうしてタイル配置を順番に行い、どのコマも動けなくなるか、全員の手持ちタイルが無くなったら終了。自分の色の建物で、残った建物に書いてある数字を合計する。




※ちなみにタイルには暗渠が書いてある物があり、これはコマがくぐり抜ける事ができる。あまり使われないし、忘れがちなので注意。

※投票数が同数の場合の処理が原文ルールには無いが、日本語ルールには同数の場合置いたほうが面白いだろう、という一文が有る。

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プレイ感は軽く、まさに「カタン以前」と言った趣のゲームですが、自分の建物がばれないようにしながら配置・投票していくブラフ要素が手軽に味わえます。

入手難易度が高いのですが、「カタン以外のトイバー」をプレイしてみてください。楽しめますよ。

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