対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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アサラ

この国では、塔の建築が大流行。カリフたちが、数多くの、豪華な塔を競いあうように作っています。
あ、もちろん塔は高くなくちゃね。高さも重要な要素ですよ。



---アサラ---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:45-60分
評価:☆☆☆



クラマー&キースリングによる2011年のドイツ年間ゲーム大賞「ノミネート」作品。なお、同年の大賞はクワークルでした。

ゲーム内容はというと、マストフォローで縛られたワーカープレイスメント。2008年にボードゲーム界を席巻した「アグリコラ」で広がったワーカープレイスメントが、より遊ばれやすく、形を変えていた頃ですね。



プレイ時間1時間程度ということなので、ファミリーゲーム寄りの作品です。基本的には欲しい塔のパーツがあるところに、ワーカーカードを配置して買ってくるお買物ゲームです。ただし、色をマストフォローするという縛りで悩みどころを作っています。

とはいえ、裏向きでカードを二枚出せばオールマイティとして機能し、ワーカーカードを配置できるので縛りは緩いです。 アクション数が減ってしまいますが。

塔のパーツは4種類。

土台

先端

それから土台と先端の間に配置する中間パーツです。

塔は色ごとにパーツの値段が決まっており、白が最も高くて8金、茶色が最安で3金となっています。

初期資金は20金ぐらいなので、白はそういくつも買えないバランスです。



塔はパーツが全て同色で構成され、土台と先端が必ず必要で、中間パーツはいくつ配置してもOK。先に土台と先端だけで塔をつくって、あとから中間パーツを挿入してもOKです。



ただ、塔のパーツを買っただけでは建築できず、ボード真ん中の建築アクションを行う必要があります。ここももちろんマストフォロー。

数字の分だけ、塔のパーツを組み立てることが出来ます。

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それ以外のアクションとして、銀行でお金をもらったり、賄賂アクションで山札から好きなパーツをとれる、というものがあります。おなじみの「スタートプレイヤーを取る」アクションもあり。

全員が全てのワーカーカードを出し切ったら一ラウンド終了。中間決算として、

・完成している塔が1つ1点
・塔についている金色の装飾 一つにつき1点

です。20金をもらってワーカーカードを配り直し、次のラウンドへ。

これを4ラウンド繰り返すと最終得点
上記の中間決算と同じように得点を入れた後



・10金で1点
・各色の塔ごとに、一番高い塔を所有しているプレイヤーと2番目に高いプレイヤーに得点。
・全ての塔のうち、一番高い塔のプレイヤーに得点
・塔をもっとも多く建てたプレイヤーに得点

ちなみにタイブレークの場合は、1位と2位の点数を足して2で割った点数が入ります(端数切り上げ)

もちろん、最も多くの点数を獲得したプレイヤーが勝利です。

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非常に洗練されたルールなので、「ルールブックを読んだ通りの面白さ」というのが印象です。



上級ルールとして

・追加のワーカーカード2枚を得る雇用アクション
・タイブレークで他のプレイヤーに勝てる「光る窓」を買えるアクション

を追加することが出来るのですが

​雇用アクションは、アクション数が増えるためとても強く、とりあえず初手でこれを打ってから他のアクション! となりがちです。



また、「光る窓」 アクションはコストが高く、しかもパーツは通常の窓パーツと「置きかえ」なので、塔の高さが高くなるわけではありません。タイブレークでの勝利が勝ち取れるのですが、使いこなすのが難しい印象。

最大人数の4人プレイでは、各人の思惑で「揺らぎ」が増えるので、上級ルールは入れなくても面白いかもしれないですね。少人数プレイでプレイ感を変えたいなら入れるのもアリ。

あと、組み立て式のメインボードは他に類を見ない形でいいのですが、ほかのコンポーネントがちょっとしょぼいですね。

ワーカーはカードだし、塔も紙タイルです。立体だったらもっとよかったのになー。

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カタン:アメリカの開拓者たち

西へ西へ!フロンティアスピリッツにあふれた幌馬車隊が、未開の荒野を進みます。目指すは豊かな西部!

でも本当は、未開の地なんかではないのです。そこはアメリカ先住民の土地。彼らにとっては、「先祖代々の土地を奪われた」ということに他なりません。



---カタン アメリカの開拓者たち---




「カタン ヒストリーシリーズ」と呼ばれるラインナップの一作を、ジーピーが日本語版で出版しました。



ヒストリーシリーズは、他に「ヨーロッパの商人たち」「アドベンチャー人類」の二作が出ていますね。「アドベンチャー人類」の方がやや有名でしょうか。

この「アメリカの開拓者」は、固定の地形や数字、広いマップなどが目を引きますが、基本は「カタン」のルールを踏襲しています。



ダイスを振って、自分の都市に隣接した地域から資源が産出し、それを交渉で交換しながら新たな土地に開拓地を建てていきます。

通常のカタンと違うところは・・・



・初期開拓地を建てられるのは、マップの東側だけ → これによって、西部の開拓を再現しています。また、東側にある数字チップは、西に開拓地が立つとその開拓地に隣接した地域に移動するため、だんだん東側の資源が枯渇するようになっています。

・開拓地は、幌馬車を移動させて建てる → 新たな開拓地をつくるには まず既存の開拓地に「幌馬車」をつくり、その幌馬車を空いている土地に移動させます。すると自動的に幌馬車が開拓地に。なんかシヴィライゼーションみたいですね。 尚、移動には麦を支払う必要があります。

・都市へのアップグレードは無い。

・勝利条件は、「資源を全て運び切ったら勝ち」 → このカタンは、手元に「資源」と呼ばれるキューブが存在し、通常建築に使う資源とは別に管理します。



開拓地を建てると、それに付随している資源が運べるようになります。

この資源を、線路と列車を使って「他のプレイヤーの開拓地」に全て運び切ったら勝利です。
まず開拓地を建てないと資源を運べないため、前半は開拓地建設競争、後半は資源デリバリー競争となります!

その他、お金で資源を買えたり、他のプレイヤーの線路を通るときに通行料を払ったりと、「お金」の概念があります。

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私が感じた問題点として

・テンポが悪い

ゲーム全体としては90分~2時間ぐらいに収まるのですが、一手番毎の時間が長くなりがちです。

特に終盤は大量の資源が手に入り、盗賊の襲撃ルールもあるため、なるべく手番内で資源を使い切ろうと、ああでもない、こうでもないと長い時間こねくり回すことになります。

更に!他のプレイヤーも終盤は大量に資源が手に入ります・・・。

このため毎回、手番プレイヤーの行動終了後に、他のプレイヤーも「建築タイム」があります。
余計テンポが悪くなりますね。 あれっ!?次ダイスふるの誰だっけ!? となります。

・産出資源の確認が大変

マップが広いので、ダイスを一回振る度に隅々までチェックしないといけません。

・交渉が盛んに行われるのは序盤だけ

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と、問題点も多いのですが カタン+スチーム(蒸気の時代)テイストを感じられる作品に仕上がっています。違った雰囲気のカタンを遊びたい方は是非。ジーピーが出してくれたので流通が安定しており、手に入りやすいです。

コンポーネント量の割には値段が安いのも〇ですね。

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ドブル

30万個の売り上げを達成したという大ヒット反射神経ゲーム!丸い缶入りのゲームなので収納に困るし、カードをシャッフルしづらいのはご愛嬌ww



「ドブル」は子供と一緒に遊ぶのに、自信を持ってお勧めできるゲームです。



説明書には5つのルールが書いてありますが、基本的には

・カードには8つの絵が描いてあり
・二枚のカードを見比べると、一致する絵が必ず一つだけあるので、それを見つける!

という作業です。

最初の二つ「タワーリングインフェルノ」と「井戸掘り」のルールは単純。山札と自分の手札で共通する絵を見つけて、カードを獲得しよう/手元のカードを減らそう!というもの

3つ目のルール「アツアツポテト」は、自分のカードと他人のカードを見比べて、一致するものを探せたらその人に自分のカードを押し付けます。人数が多くないと面白くないですが、大人数でプレイできると非常にスピード感があって盛り上がります。一ラウンド30秒ぐらいで終わるので、何回も遊びますw

4つめと5つ目のルールは、ちょっとひねりがあるので、低年齢の子だと難しいかもしれません。

5歳の子どもと一緒にプレイしましたが、すぐにルールは分かったようで 楽しい!と連続してプレイしてくれました。定番商品なので手に入りやすいのも〇ですね。


海外ではキャラ商品もいろいろ出ているようです。版権取れればいくらでも作れそうですよね。

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マジェスティ



宝石の煌めきでデビューを果たした、マーク・アンドレ氏の最新作。エッセン新作だが、日本語版を同時にプリントしたらしく、さっそく日本語版が発売されました。



お金チップが、紙でなく(カジノチップほどではないが)しっかりとしたもので、とてもいい感じ!

例によって、シンプル&短時間のゲームとなっていて、繰り返し遊ぶのが前提のデザイン。(ルールブックに続けて何戦かしよう!と書いてある。)

手番には、センチュリー:スパイスロード方式でコストを払って、カードを獲得し、対応した場所に配置してアクションするだけ。



共通の場には六枚常に並んでいるので、とってきます。山札から遠いほどコスト安。



こちらが手元の場。カードによって配置できる場所は決まっているので、下に差し込み、カード効果を適用します。

大体が、アイコンの数に応じてお金を獲得できるというもの。後半になるにつれて、加速度的に獲得金額が上がっていきます。

その他、相手を攻撃するカードがあり、ほかの人のカードを病院送りにすることができます。で、ケガしたカードを治療する「魔女」カードがありますよ、という具合です。

攻撃は自分の攻撃力と相手の防御力を比べて、上回っていれば全員を叩く、というシステム。病院送りにするカードも指定できず、対象はシステムで完全に決まるので、ヘイトがたまりづらい仕様です。

攻撃要素は好き嫌いが分かれるところですが、現代的な調整がなされていますね。

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全員が12枚のカードを配置したらゲーム終了で、治療院を除く場のカード7枚のうち、

・カードを差し込んである種類数の二乗分のお金
・各カードにさしてある枚数が一番多い人は、場のカード右下のお金を得る(トップタイはどちらも1位の金額を得る)

この最終得点計算を行い、一番お金が多い人が勝ちです!


プレイ感が非常に軽いので、積ゲーになりづらいのが美点。場のカードは両面使用になっていて、慣れてきたらB面で遊んでね!という説明でした。




A面は効果がシンプルで導入には良いものの、防御カードを取りつつ戦略を組み立てていかないとボコボコにされるバランスなので、B面で戦略に幅が出るのか??早くプレイしてみたいところです。

尚、互いに攻撃の打ち合いになってしまう二人プレイよりは、4人プレイが断然おすすめ。さくっと数戦プレイできますしね!

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センチュリー スパイスロード

センチュリーシリーズ3部作の一発目!3つすべて集めるとすべてのコンポーネントを使ってゲームが遊べるらしい??

正直、ゴーレムエディションよりノーマル版のアートワークが好きです。


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---センチュリー スパイスロード---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆☆☆

これから出てくるセンチュリーシリーズも、ルール少な目の優等生なゲームだと思うんですが・・・。スパイスロードもルールはA4裏表の2ページだけ。繰り返し遊べるデザインです。



コンポーネントはこんな感じ。実売4,000円前後でありながら、金属コインとスパイスを入れるお椀が最初からついてる!(お椀はちょっと小さいけど、金属コインはうれしい)

テーブルには、4種のスパイス、商人カード、目的カードが並びます。



スパイスは価値の順列があり、高い方から 茶→緑→赤→黄となっています。
そのため、まず黄色を手に入れてからトレードで価値を高めていくことになります。



各自、自分の倉庫となるカード、それから初期手札2枚と、手番順で傾斜のついた初期スパイスを受け取ってゲーム開始です。




※倉庫を見ればわかりますが、スパイスの保有上限は10個です。
また、一枚だけスタートプレイヤーアイコンのついたカードがあります。

※ルールブックにエラッタがあるので注意! 4番手以降の初期資源は、
✖「黄色4つと赤1つ」 → 〇「黄色3つと赤1つ」です。

手番には

・カードのプレイ
・商人カードの獲得
・目的カードの獲得
・休息

の4つから1つアクションを選びます。

・カードのプレイ

手札から一枚を出して、効果を適用します。効果はシンプルなものばかりで、スパイスを他のスパイスに交換するか、場からとるか、任意の資源を一段階アップグレードするか、というもの。
カードは交換系がほとんどで、場からスパイスを取れるカードとアップグレードカードは希少です。

・商人カードの獲得

最初、手札が二枚しかないので、獲得して増やすことが出来ます。手札上限はありません。
この時、商人カード山から一番遠いカードは無料で獲得できます。



が、他のカードが欲しい場合、山札から遠いカードより順に、任意のスパイス駒を一個ずつのせていかなくてはなりません。飛ばせば飛ばすほどコストがかかります。

獲得したら、カードを詰めて、山札から一番近い位置にカードを補充します。



カード獲得時に、上にスパイスが載っていたら、一緒に獲得できますよ。お得!

・目的カードの獲得



スパイスを払って、目的カードを獲得します。
この時、山札から一番遠いカードを達成すると金貨が、2番目に遠いカードを獲得すると銀貨がおまけでもらえます。

価値はそれぞれ 3点・1点です。カード補充方法は商人カードと同じ。

・休息を取る

捨て札は、個人別にしておきます。休息を取ることで、それらすべてを手札に戻せます。

これらのアクションを繰り返し、誰かが5枚の目的カードを達成したら、手番回数が同じになるようにしてゲーム終了!

得点は



・目的カードの点数
・金貨3点 銀貨1点
・黄色以外のスパイスは、一つ一点

です!

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こういうルールなので、なるべく商人カードの獲得と休息の回数を減らしつつ、手札でいかに効率よくスパイスを獲得していくか?というゲームになります。

といっても、カードはテキストがなくシンプルな効果。1手番5秒ぐらい。ポンポンと手番が回ってきて、スパイスがどんどん変換されていく感じは、とても気持ちが良いです。

あまり茶色のスパイスをつくらず、得点低めの目的カードをどんどん達成していく戦略が強いきがするんですが・・・。どうなんでしょうね?研究されていくと、強い戦略はこれだ! と固まってしまわないでしょうか。

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プロフィール

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