対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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ロウボート

二人でどうしてもトリテを遊びたい! という稀有な人の為には、先に紹介した「Fox in the Forest」が選択肢として上がりますが



この「ロウボート」も、非常に面白いトリテに仕上がっているのでおすすめです。というかこちらの方が面白いかも

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・カード構成



デッキの内容は、普通のトランプ + 3枚の特殊カード となっており 頑張ればトランプでプレイできる仕上がりです。

絵札がトランプと異なっており、「 D ドルフィン」「M マーメイド」「S シーカー」「W ホエール」の4枚が存在します。

基本的なカードの強さは 

弱← 「A」→「23456789」→「D」→「M」→「S」→「W」 →強 

となり、絵札の強さがわかりづらいですが「アルファベットの並び順」とおぼえておけるデザインです。

※これに加えて、「ノブ」「色違いノブ」「ロウボート」というカードが有るのですが後述。

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・基本ルール

ルールは切り札有のマストフォローなのですが、まず山札から場にカードを並べる必要があります。

山札から一枚ずつ、4スートすべてが出そろうまでカードを並べます。ただ4種類揃わなくても12枚で打ち止めにします。

そしてプレイヤー双方に、場札と同じ数だけ手札を配ります。つまり、場に並んだ数がそのラウンドのトリック数というわけですね。

各トリックでは、場に出ているカードのスートを順番にフォローしていく必要があります。2人用トリテですが、すでにフォロースートが決まった状態になっています。


ここで場と手札を見て、ノンディーラーからビッド。 自分がこのラウンドでとれるトリック数を宣言!

・ぴったり宣言と同じだったら →ビッド数×10点を得ます

・宣言を超えてしまったら、ビット数×10点 + 越えた分だけ砂袋を受け取ります。

・宣言に届かないと、宣言数×10点を失います!

アンダービッドのペナルティがきついので、宣言は少なめに抑えたいのですが、砂袋をたくさん受け取ってしまう恐れが。

この砂袋、5つたまると即座に-100点なので大変なことになります。 砂袋が多すぎてローボートが転覆してしまうんですね。

あ、最初のリードはノンディーラーからです。
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・ノブについて

基本はこれを数ラウンド繰り返して、片方が200点を超えたら終了なのですが

「ノブ」「色違いノブ」のルールが、ビッドを難しくします。



「ノブ」とは、場のリードカードと同じ色で同じ数字のカードのことです。
例えばその時のリードカードが「波の3」なら、ノブは「オールの3」となります。

この「ノブ」は、該当のトリックに限り「ロウボート」のカードを除いてすべてのカードに勝てます。

特殊ルールとして手札にそのスートが1枚しかなく、それがノブで、出さなければならない、というとき、プレイヤーは「ノブの温存」を宣言し別のカードを出すことができます。

また「色違いノブ」というカードもあって、これはフォローしたカードには勝てないが、フォローできなかったカードに対しては勝てるというカードです。

ここまででカードの強弱をまとめると

ロウボート>ノブ>フォローカード>色違いノブ>アンフォローカード

となります。ややこしいですね。

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・特殊カード

最後に特殊カードについて。各自一枚ずつもち、任意のタイミングで使えますが、一回使いきりです。




○ロウボート:かならずトリックに勝つことができる。いつでも出せる

○灯台:砂時計の落ちるまで(w)、相手の手札を見ることができる。

○月:自分がディーラーのときに使うことができる。場に出すリードカードを4枚から12枚の間で好きな数に設定できる。


特に灯台が面白いカードです。いやいや、これだけ上級者向けのゲームなのに、砂時計ではかるのかい! その砂時計、パーティーゲームに良くついてるやつでしょ! って感じで。

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この記事の長さからわかっていただけると思うのですが、かなりややこしいトリテです。トリテ上級者2人でプレイするべきでしょう。

ただ遊んでみると、非常に悩ましく 詰将棋のようなプレイ感を味わうことが出来ます。面白い二人専用ゲームって、得てしてそういうものですよね。 盛り上がらない・地味なゲームになるのは仕方ないことです。

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すずめ雀

簡易麻雀の決定版! 麻雀入門用としてお勧めできる逸品です。



---すずめ雀---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆☆

ボードゲームスタジオ「しのうじょう」さんと、ボードゲーム専門店「すごろくや」さんがコラボで世に放った作品

最初は、簡易麻雀だからまたカードかな? と思ったのですが、ちゃんとアクリルの牌でした。新品だと石油臭さが気になる、麻雀牌にも使われているあの材質です。



麻雀用語でざっくり説明してしまうと

・索子と発・中のみ
・各数字4枚のうち、1枚は赤牌(ドラ扱い)
・鳴きなし
・リーチも無し
・ニ面子を作る。雀頭なし

というルールになっています。

最終的に手牌が六枚なので、あっという間に上がれるのですが

・手役で5点を作らなければいけない

というルールが効いていて、単なるスピード上がり勝負になっていないのが面白い。

順子は1点、刻子は2点 タンヤオ1点、ドラ1点・・・ を積み重ねていくので、役作りを考える必要があります。

5点というのが絶妙で、ギリギリ4点で上がれない!ドラと入れ替えなきゃ! という場面が頻発します。

簡易麻雀だけに、配牌ですでに上がっている! 天和の状態もちょくちょくあるのですが、このすずめ雀では天和・地和・人和などは採用されていないのでそこから手牌を入れ替えなきゃ上がれない状態もww

ドラ表示牌そのものがドラだったり、親は上がった時に点数+2点加点 と、麻雀をやったことない人にわかりやすくする工夫も見られます。

対応人数が2~5人というのもいいですね。5人だとツモ回数が少なすぎる気がしますが・・・。

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正直、今までしのうじょうさんが作っていた「オールグリーン」「ヤオチュー!」といった簡易麻雀カードゲームには食指が動かなかったんですが、すずめ雀は欲しくなってしまいます。もちろんマージャンを打てる人が4人そろえば麻雀打てばいいんですが、 麻雀を覚えるってなかなか敷居が高いわけで。

ちょっと麻雀覚えてみない? っていうときの導入にもピッタリですね。

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脱出:ザ・ゲーム 荒れ果てた山小屋



日本語化されて発売された 「EXIT」シリーズ3作品の一つ、荒れ果てた山小屋です。

既に「秘密の実験室」を原語版でプレイ済みなのですが、やっぱり日本語化されてるとプレイしやすさが段違いですね! おかげで謎をサクサク解いて、90分弱でクリア。ヒントカードは2枚だけ参照しました。

よく比較されやすい「アンロック!」と比べると、こちらは「なぞなぞの本を順番に解いている」感覚なので、素直なプレイ感です。一つの謎を解いたら、次の謎カードが手に入って、それに取り組む。 あっちをみてこっちを見て・・・という事はほぼありません。常時一つの問題に取り組んでいればOK。

ゲーム全体を通して解く「大謎」みたいな問題もないので、難易度の高い脱出ゲームに慣れている人は物足りないかも?

また、この山小屋のシナリオ自体、それほど難易度が高くないのもあって「ちょっと簡単だったかな?」という感覚。 難易度 は五点満点で ★2ぐらいですね。

このゲームからすると、アンロック各作の3番目のシナリオは難易度が高かったなぁ・・・



このシリーズはアプリを使わないため、共通して答え合わせ用の「デコーダー」円盤が入っているのですが、これいつも感心しちゃいますね。正しい番号を合わせた時だけ、正しいカードが手に入る。アナログコンピュータみたい。

一回しか遊べないためコスパが悪いのはご愛嬌(90分ぐらいのゲームで、定価2,700円)。みんなでお金を出し合って、一緒に買ってプレイしてはいかが?

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シニョーリエ

シニョーリエとはルネサンス期の貴族のうち、血縁関係に有る集団の長を表します。

各地の貴族は、政略結婚などで血縁関係を作り、自分たちの氏族だけで権力を独占していたのですね。現代だってそういうこと、ありますけど。





---シニョーリエ---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120-150分
評価:☆☆☆☆




最近Board Game Arena に登場してオンラインで遊べるようになった「シニョーリエ」です。ニッポン:明治維新等、この年に立て続けに重ゲーを発表した What's Your Games からの出版

ちなみにBGAでは

・マデイラ
・ニッポン
・シニョーリエ

が遊べるので大変素晴らしいですね。これらは総じて重ゲーなので、オンラインでやれば時間も短くなるし遠方の友達と遊べるし、ボードゲーム買う必要ないんじゃ?? 

・・・というのは素人考えで、やっぱりボードゲーム版買ってしまうんですよね。What's Your Games の策略にまんまと嵌ってます。

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ニッポンと違い、こちらはワーカーの代わりにダイスを使用する ダイスプレースメントです。

5色のダイスをプレイ人数分振り、各プレイヤーが手番に一つずつ取っていきます。

まず前提として、各ダイスでアクションを行う際に固定のコストがかかってきます。黄色が最も安く1金(単位はフロリン)
水色が最も高く、5金となっています。

ダイスを取っておいた際に、この基本価格から出目を引いた数が支払うべきコスト。払えなければアクションできません。



各アクションは

黄色:3金もらう
赤 :女性ミープルを結婚させる(メインボードの都市に置く)
紫 :白ダイスを振って、出目に応じて男女ミープルをもらう
灰 :男性ミープルを派遣する(メインボードの都市に置く)
水色:職業トラック及びイニシアチブトラック(手番順に影響)を上げる



となっています。 ミープルが男性と女性に分かれているのが特徴的で、男性だったら職業トラックをがんばってあげてから、都市に派遣して得点。 女性だったらうまいこと政略結婚させて得点、って感じです。

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このメインアクション以外に、「助手の雇用」と「業務アクション」というのがあり、ゲームを複雑にしています。



「助手の雇用」は、個人ボード上の助手アクションマスに白いディスクを置くことで、以降対応したダイスを取る度にその助手アクションが発動するというもの。

3金もらえたり、特定の職業トラックを出目に応じてあげられたりと豊富な種類があり、迷ってしまいますが

序盤は助手の雇用をして、以降のアクションを強化しておくのが定石でしょう。逆に後半は助手の雇用をする意味は薄れていきます。



「業務アクション」とは、メインボード左中段に置かれている業務アクションタイルから一枚を選んで、書かれているアクションを行うというもの。

対応したダイス色に置かれているアクション2枚のうち、どちらかが行えます。コストとして男性ミープルor女性ミープルが1-3個必要になってきます。

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ラウンド中にパスするか、4アクション行ったら1ラウンド終了します。



この時、使ったダイスの出目が合計13以下なら、報酬として花嫁(紫ダイスアクションのときに振れる白ダイスが増える)や2金がもらえ・・・

メインボード左下に置いてある、報酬タイルの内容を実行する or 3金が手に入ります!

使ったダイス目の合計が13を超えてしまうと、これらのボーナスは受け取れなくなるのでマネジメントが重要になります。

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7ラウンド目終了でゲーム終了。最終得点は・・・



・結婚や男性ミープルの派遣で手に入れた紋章タイルの得点
・職業トラックに残っている男性ミープルは、トラックの数字÷2(端数切捨て)の得点

この二つだけです。ゲーム途中で入る得点に比重が置かれているゲームですね。

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男性ミープルの派遣で得られる点数が、最大で1人13点。この点が大きいので、ここを主軸に置いて、ラウンド終了時のボーナスタイルを見ながら他の得点源も押えていく、という感じではないでしょうか。

ただ、同社のゲーム「ニッポン:明治維新」「マデイラ」当たりよりも運要素が大きめ。ダイスを振るのももちろんそうですが、都市に置かれる紋章タイルもランダム配置。業務アクションタイルも毎ラウンドシャッフルしてランダムなので、割と気楽にプレイできる重ゲーです。(プレイ時間が短いってわけじゃないよ!)


細かいルールはBGA@うぃき が詳しいので、そちらをどうぞ!

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アンロック!(UNLOCK!) ミステリーアドベンチャーズ

間をおかずに発売された、アプリを使って答え合わせをするタイプのアナログ脱出ゲーム アンロック! 第二弾です。




---アンロック!(UNLOCK) ミステリーアドベンチャーズ---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:60-90分
評価:☆☆☆☆

とりあえず最初のシナリオ「丘の上の館」をプレイした感想。このサブタイトル、「丘の上の裏切り者の館」にかけてますね。きっと。



このシナリオに関しては、特に目新しい要素はなく、前作のプレイ感覚をそのまま踏襲しています。

ゲームの続編というのは、往々にして難易度が上がるものですが、そのようなこともなく。むしろ「アンロック!」式の謎解きに慣れてきたのがあってか 前作より簡単に思えました。ヒントなしで制限時間以内にクリア(2人プレイ)

このアンロックなんですが、アプリはタイマーと暗証番号入力、ヒント表示ぐらいしかしてくれないので、もうちょっとアプリの利点を生かしてはどうかな?と思いますが・・・

「アプリから出る音」を謎解きとして使ったり、スマホのカメラを使う、なんてのは結構考え付くんじゃないか?とは思うのですが、あくまでもカードで完結させるというこだわりがあるのかもしれません。

5/7 追記:その後、残りの二つのシナリオを遊んだらありました!「音を使う」謎解き。
音声もしっかり日本語化されていて、ちょっと驚きました。




相変わらずコスパはイマイチですが、あと二つのシナリオ、楽しみたいと思います!


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