対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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ストライク



「ラッキーナンバー」と双璧をなす(と勝手に思っている)ラベンスバーガー軽ゲーの雄、ストライク です。

コンポーネントはなんとダイスだけ。たくさん入っているとはいえ、潔すぎます。さすがにまずいと思ったのか、箱自体が闘技場を模したダイストレイになっています。クッションも敷いてあって、他のゲームのダイストレイに使えそうな感じ。

ルールはとても単純で、手番になったらダイスをひとつずつ振り入れていって、同じ目が出たら回収して手番終了、というもの。プレイヤーは最初いくつかダイスを持っていて、手持ちダイスが全部なくなったら負けです。



同じ目が出ないとダイスが減り続けるのですが、それに加えて✖の目が出ると、強制的にゲームからダイスが除外されてしまいます。

戦略もなにもないじゃん!と言われたら、まあ、それはそうなのですが。ダイスがだんだん減っていく焦燥感と、同じ目でろ!と祈りながらダイスを振り入れる感覚。これがかなり楽しいのです。

このゲームで一番盛り上がるのが、ダイストレイ内のダイスが、回収によってすべてなくなった時。

トレイ内にダイスが無い状態で振り入れるプレイヤーは、ダイスを一個ずつではなく、全ていっぺんに入れる必要があるのです。

同じ目が出ればいいのですが 手持ちのダイスが5-6個残っていても一発で退場する可能性あり!

特に難しいルールが無いので、箱に描いてある対象年齢「8歳」より小さいお子さんでも、十分遊べると思うんですよね。 うまく手加減してあげられないのが玉にキズですが。

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ブラス:バーミンガム



ブラス:バーミンガム は、キックスターターにて出資が募られた ブラス新版のうち、白い方の箱に入っている作品です。

内容は新マップで遊ぶ「ブラス」なのですが、拡張ではなく単体で遊べる作品で、ルールも若干複雑になっています。

元々ブラスは複雑なゲームで、例外処理も多く やる人を選ぶボードゲームなのですが

バーミンガムマップの追加ルールのおかげで、余計人を選ぶ きついゲームになっています。遊ぶ際はまず基本のブラス(ランカシャーマップ)を推奨です。

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このバーミンガムマップ、建物タイルの種類が複雑になっており、ランカシャーにはなかった

・窯元
・木箱
・醸造所

が追加されています。代わりに「船」「港」タイルがなくなっており、商品出荷の為に港を建てるといった行動はできません。



じゃあ綿や木箱、陶器を輸出するときはどうするのか?というと、ボード外周部の街に運河ないし線路をつなぎ、
その街で出荷できる品物(タイルで示されている)であれば出荷。タイルをひっくり返すことが出来ます。

ただし、出荷の為にはビールを消費することが必要。最初からマップに配置されている分を使ってしまったら、あとは自分か他のプレイヤー
が生産したビールを消費する必要があります。

このビール、石炭と鉄の特徴を併せ持っていて

・自分が生産したビールなら、輸送路は必要なし
・他のプレイヤーが生産したものなら、輸送路が必要

というルールになっています。輸送路に加え、ビールをどこから持ってくるか に頭を悩ませる必要があるため、「出荷したいのにできない!」の
ぐぬぬ感がすごいです。

建物タイルの能力もなんだかとんがっていて、窯元は開発によって除去できないタイルが有ったり、木箱はレベルがとにかくたくさんあったりと、「ブラス新版をキックするようなやつはブラスマニアばかりだろ?とことん複雑にしてやんよ!」というデザイナーの意図が見えます。

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まだ国内にはキックスターター版しか出回っていませんが、かなりの人数がキックスターターで出資したものと思われます。見かけたらぜひ遊んでどうぞ!バーミンガムマップもかなり楽しいよ!

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ロウボート

二人でどうしてもトリテを遊びたい! という稀有な人の為には、先に紹介した「Fox in the Forest」が選択肢として上がりますが



この「ロウボート」も、非常に面白いトリテに仕上がっているのでおすすめです。というかこちらの方が面白いかも

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・カード構成



デッキの内容は、普通のトランプ + 3枚の特殊カード となっており 頑張ればトランプでプレイできる仕上がりです。

絵札がトランプと異なっており、「 D ドルフィン」「M マーメイド」「S シーカー」「W ホエール」の4枚が存在します。

基本的なカードの強さは 

弱← 「A」→「23456789」→「D」→「M」→「S」→「W」 →強 

となり、絵札の強さがわかりづらいですが「アルファベットの並び順」とおぼえておけるデザインです。

※これに加えて、「ノブ」「色違いノブ」「ロウボート」というカードが有るのですが後述。

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・基本ルール

ルールは切り札有のマストフォローなのですが、まず山札から場にカードを並べる必要があります。

山札から一枚ずつ、4スートすべてが出そろうまでカードを並べます。ただ4種類揃わなくても12枚で打ち止めにします。

そしてプレイヤー双方に、場札と同じ数だけ手札を配ります。つまり、場に並んだ数がそのラウンドのトリック数というわけですね。

各トリックでは、場に出ているカードのスートを順番にフォローしていく必要があります。2人用トリテですが、すでにフォロースートが決まった状態になっています。


ここで場と手札を見て、ノンディーラーからビッド。 自分がこのラウンドでとれるトリック数を宣言!

・ぴったり宣言と同じだったら →ビッド数×10点を得ます

・宣言を超えてしまったら、ビット数×10点 + 越えた分だけ砂袋を受け取ります。

・宣言に届かないと、宣言数×10点を失います!

アンダービッドのペナルティがきついので、宣言は少なめに抑えたいのですが、砂袋をたくさん受け取ってしまう恐れが。

この砂袋、5つたまると即座に-100点なので大変なことになります。 砂袋が多すぎてローボートが転覆してしまうんですね。

あ、最初のリードはノンディーラーからです。
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・ノブについて

基本はこれを数ラウンド繰り返して、片方が200点を超えたら終了なのですが

「ノブ」「色違いノブ」のルールが、ビッドを難しくします。



「ノブ」とは、場のリードカードと同じ色で同じ数字のカードのことです。
例えばその時のリードカードが「波の3」なら、ノブは「オールの3」となります。

この「ノブ」は、該当のトリックに限り「ロウボート」のカードを除いてすべてのカードに勝てます。

特殊ルールとして手札にそのスートが1枚しかなく、それがノブで、出さなければならない、というとき、プレイヤーは「ノブの温存」を宣言し別のカードを出すことができます。

また「色違いノブ」というカードもあって、これはフォローしたカードには勝てないが、フォローできなかったカードに対しては勝てるというカードです。

ここまででカードの強弱をまとめると

ロウボート>ノブ>フォローカード>色違いノブ>アンフォローカード

となります。ややこしいですね。

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・特殊カード

最後に特殊カードについて。各自一枚ずつもち、任意のタイミングで使えますが、一回使いきりです。




○ロウボート:かならずトリックに勝つことができる。いつでも出せる

○灯台:砂時計の落ちるまで(w)、相手の手札を見ることができる。

○月:自分がディーラーのときに使うことができる。場に出すリードカードを4枚から12枚の間で好きな数に設定できる。


特に灯台が面白いカードです。いやいや、これだけ上級者向けのゲームなのに、砂時計ではかるのかい! その砂時計、パーティーゲームに良くついてるやつでしょ! って感じで。

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この記事の長さからわかっていただけると思うのですが、かなりややこしいトリテです。トリテ上級者2人でプレイするべきでしょう。

ただ遊んでみると、非常に悩ましく 詰将棋のようなプレイ感を味わうことが出来ます。面白い二人専用ゲームって、得てしてそういうものですよね。 盛り上がらない・地味なゲームになるのは仕方ないことです。

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すずめ雀

簡易麻雀の決定版! 麻雀入門用としてお勧めできる逸品です。



---すずめ雀---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆☆

ボードゲームスタジオ「しのうじょう」さんと、ボードゲーム専門店「すごろくや」さんがコラボで世に放った作品

最初は、簡易麻雀だからまたカードかな? と思ったのですが、ちゃんとアクリルの牌でした。新品だと石油臭さが気になる、麻雀牌にも使われているあの材質です。



麻雀用語でざっくり説明してしまうと

・索子と発・中のみ
・各数字4枚のうち、1枚は赤牌(ドラ扱い)
・鳴きなし
・リーチも無し
・ニ面子を作る。雀頭なし

というルールになっています。

最終的に手牌が六枚なので、あっという間に上がれるのですが

・手役で5点を作らなければいけない

というルールが効いていて、単なるスピード上がり勝負になっていないのが面白い。

順子は1点、刻子は2点 タンヤオ1点、ドラ1点・・・ を積み重ねていくので、役作りを考える必要があります。

5点というのが絶妙で、ギリギリ4点で上がれない!ドラと入れ替えなきゃ! という場面が頻発します。

簡易麻雀だけに、配牌ですでに上がっている! 天和の状態もちょくちょくあるのですが、このすずめ雀では天和・地和・人和などは採用されていないのでそこから手牌を入れ替えなきゃ上がれない状態もww

ドラ表示牌そのものがドラだったり、親は上がった時に点数+2点加点 と、麻雀をやったことない人にわかりやすくする工夫も見られます。

対応人数が2~5人というのもいいですね。5人だとツモ回数が少なすぎる気がしますが・・・。

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正直、今までしのうじょうさんが作っていた「オールグリーン」「ヤオチュー!」といった簡易麻雀カードゲームには食指が動かなかったんですが、すずめ雀は欲しくなってしまいます。もちろんマージャンを打てる人が4人そろえば麻雀打てばいいんですが、 麻雀を覚えるってなかなか敷居が高いわけで。

ちょっと麻雀覚えてみない? っていうときの導入にもピッタリですね。

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脱出:ザ・ゲーム 荒れ果てた山小屋



日本語化されて発売された 「EXIT」シリーズ3作品の一つ、荒れ果てた山小屋です。

既に「秘密の実験室」を原語版でプレイ済みなのですが、やっぱり日本語化されてるとプレイしやすさが段違いですね! おかげで謎をサクサク解いて、90分弱でクリア。ヒントカードは2枚だけ参照しました。

よく比較されやすい「アンロック!」と比べると、こちらは「なぞなぞの本を順番に解いている」感覚なので、素直なプレイ感です。一つの謎を解いたら、次の謎カードが手に入って、それに取り組む。 あっちをみてこっちを見て・・・という事はほぼありません。常時一つの問題に取り組んでいればOK。

ゲーム全体を通して解く「大謎」みたいな問題もないので、難易度の高い脱出ゲームに慣れている人は物足りないかも?

また、この山小屋のシナリオ自体、それほど難易度が高くないのもあって「ちょっと簡単だったかな?」という感覚。 難易度 は五点満点で ★2ぐらいですね。

このゲームからすると、アンロック各作の3番目のシナリオは難易度が高かったなぁ・・・



このシリーズはアプリを使わないため、共通して答え合わせ用の「デコーダー」円盤が入っているのですが、これいつも感心しちゃいますね。正しい番号を合わせた時だけ、正しいカードが手に入る。アナログコンピュータみたい。

一回しか遊べないためコスパが悪いのはご愛嬌(90分ぐらいのゲームで、定価2,700円)。みんなでお金を出し合って、一緒に買ってプレイしてはいかが?

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プロフィール

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