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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

カッラーラの宮殿(基本ルール)

カッラーラとはイタリアの都市名。この地域は白大理石の産出で有名で、ローマの神殿や石像に石を供給し続けていました。大理石の産出はいまも脈々と続いています。



---カッラーラの宮殿---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60-90分
評価:☆☆☆☆☆



このゲーム、さんざん言及されていることですが、最初から箱の中に拡張ルールが入っています。しかし封筒で厳重に梱包されていて、「最初は絶対に基本ルールで遊べよな!」状態。

実際にはいきなり拡張入りで遊んじゃうわけですが、まずは基本ルールの紹介。基本だけだとかなりシンプルですよ。

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まずプレイヤーごとに個人ボードと決算コマ6つ、20金を配り、手番順に 黒・青・緑・赤の石を1個ずつ配ります。また、このゲームでは持っているお金などは衝立に隠しておきます。



小さめのメインボードを展開すると目を引くのは回転するディスク。ここの最初のスペースに、各種石材を1個ずつ 計6個置きます。

また、左下の建物タイルスペースにタイルを9枚オープン。左上の薄い円のスペースには各種オブジェコマを1個ずつ置きます。

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手番にできることは3種類

・石材を買う
・建物を建てる
・決算する


・石材を買う



回転するディスク上から石材を買います。まずディスクを1スペース分回転させ、石材補充スペースに、「ディスク上の石材が11個になるように」袋から補充します。

ここで、ディスク上の1スペースから石材を買えるのですが、値段は外周に書いてあります。つまり回転して先に進めば進むほど各石材の値段が安くなります。最終的には一番高い白石材もたったの1金に。また、わかりづらいのですが購入しようとしているスペースに書かれていない色の石材は無料で買えます。

※ディスク上の石材が一周することもあります。このときは取り除かずにそのまま。値段は元に戻ります。

※1スペース内であれば、石材はいくつでも買えます。

・建物を建てる



メインボード上から選んで建物を建てます。このとき、個人ボードに書かれている6都市のどこかに建てるのですが

各都市で建設に使える資材が決まっています。一番右の都市は全種類の石材が使えますが、左に行くにしたがって条件が厳しくなり、一番左では白い石材しか使えません。

各建物タイルには必要な石材の数が書かれており、条件に従ったうえで、任意の組み合わせでこの個数分石材を払うと個人ボード上に配置できます。

空いたスペースには山からタイルを補充します。

・決算する



決算コマを個人ボードかメインボードにおいて配置します。

まず個人ボードに置く場合。6種類の建物のうちどれかで決算を起こせるのですが、何が手に入るかというと

→その建物が配置されている都市には勝利点かお金のアイコン、および倍率が書かれています。

つまり建物に払った石材数×倍率 のお金か勝利点が入るわけです。左の都市ほど倍率が高い。

そして各建物で決算できるのは、各プレイヤーゲーム中1回だけです。



メインボードに置く場合は、都市のスペースに決算コマを置きます。

そうすると、都市に配置された建物すべてで決算が起こります。個人ボード決算と組み合わせることで、同じ建物タイルで二回決算を起こせるわけですね。ただし、都市の名前の下に書かれたタイル数分だけ、対象の都市に建物を建設している必要があります。



決算を起こした際、対象となった建物に書かれているオブジェクトが、タイル一枚につき一つもらえます。また、このオブジェクトはメインアクションと別に10金を払うことでメインボード上から購入が可能。基本ルールだと値段が高いですしあまり活用されないアクションですが、拡張ルールだと狙った種類のオブジェクトが取れるため、ここぞというときに便利です。

・オブジェクト購入に関してルール補足
→メインボード上と、ストックのオブジェクトは別々です。メインボード上は一種類1個ずつだけで、なくなったら補充されません。
→ストックのオブジェクトも、尽きたらそれまで。メインボード上からもらうことはありません。

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基本ルールでは、

・建物がすべて建設される



・誰かが3つの条件(4回決算する・オブジェクトを指定数持っている・建設に使った資材が一定個数以上)をすべて満たし、その人の手番で終了を宣言する(メインアクションと別)

どちらかでゲーム終了フラグが立ち、手番数が同じになるようにラス手番プレイヤーまでまわしてゲーム終了です。ゲーム中決算で獲得した点数以外に、



・5金で1点
・オブジェクト一つにつき3点
・建設に使用した資材の数 = 建物の数字の合計 がそのまま得点

これらを得点に加算し、勝者を決めます!

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基本ルールだと終了条件が毎回同じですし、わかってしまえばすごく簡単ですね。

都市の決算は誰か一人しか起こせないので、誰も注力していない都市に建物を建てていくのが基本ですかねー。なんとなく、赤の都市が強いのでここが被るんですが。

ちなみにタイルの背景色や、オブジェクトが6種類あることについては、基本ルールでは意味がありません。拡張を入れると機能してきます!

でも基本ルールだけでもとても面白いですよ。

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バザリ

モノポリーやいただきストリートのように、ゲームボードを双六のように周回。一般的に連想する「ボードゲーム」に一番近いユーロゲームでは??



---バザリ---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆☆☆



久しく絶版となっていたボードゲーム版のバザリ。このたび新しく書き下ろされたイラストを引っ提げて、ニューゲームスオーダーから再版されました。カードゲームのほうは遊んだことあるけど、ボードゲーム版の実力やいかに??



ルールは本当にシンプルで、各自スタート地点を決めたらとりあえずさいころを振ります。

で、出た目の通りに進んだらここで3つのアクションから選択



・数字:今自分のコマが止まっているマスに書かれた点数を得る

・宝石:マスに書かれた宝石を得る

・さいころ:もう一度さいころを振って、コマを進めるとともに、「6 - 出た目」の得点を得る

これだけ。そしてここからが最大のキモで、同じアクションは一人しか行えません。どうするかというと・・・

・アクションが3人でバッティングしたら、誰もアクションできない

・2人でバッティングしたら、宝石を使って交渉


という、バザリを最高に面白くしているフェイズが行われます。

誰かがボードを一周したら1ラウンド終了で、



・ボードを一周できたプレイヤーは10点

・赤い宝石を一番持っているプレイヤーは14点、以下、黄、緑、青の順で12点・10点・8点がもらえます。同着1位は点数を人数で割って、端数切捨て。

この宝石での点数を得るために、交渉が過熱するのです。

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公称は必ず点数の低いプレイヤーからはじめ、アクションを譲ってもらうために自由に値をつけます。たとえば「緑2個で譲ってくれよ」とか。

条件をのむなら宝石を受け取ってアクションを譲る。飲まないなら宝石の数を多くするか、価値を上げて再提示します。

宝石の価値は 赤→黄→緑→青の順番。 つまり赤一個で提示されたら、次は青2個とか、数を吊り上げるしかないのです。

この交渉の時に、交渉に参加してない二人のプレイヤーの宝石獲得状況を見る必要があります。

「緑2個あげるから譲ってくれよ。これで緑が暫定トップだろ?」とか。

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次のラウンドは、駒の位置はそのままに、そこが新たなスタート地点となってゲームが続きます。3ラウンド終了でゲームが終わり、一番点数が高いプレイヤーが勝利です。

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周回式のすごろくという使い古されたシステムをベースにしつつ、バッティングと交渉という、ユーロゲームの十八番を加え、非常に面白い!素晴らしいゲームに仕上がっています。

非ボードゲーマーにもわかりやすい仕組みでありながら、「こんなゲームがあるのか!」と楽しんでもらえる。導入にとてもいいゲームですね。

バザリ:カードゲームとの一番の違いは、「さいころ」のアクション。これはカード版の「商人」アクションに相当するのですが(カード版は商人を一定数集めるとラウンド終了)

カード版が、少ない数の商人を引いたときに特に救済がないのに対し、ボード版は「少ないさいころの目を振ってしまったら勝利点がたくさんもらえる」という点が異なり、ボード版のほうがバランスがとられている印象。

価格の低さと手軽さならカード版。ゲーム性をとるならボード版ですね。

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12/31-1/1 年越しボドゲ会

盆と正月に栃木の実家でゲーム会をやり続けること4年。何気にずいぶん続いてます。

今年は12/31開催で、年越しボードゲームとなりました。



ブラッディイン:

たぶん2015年末に遊んで以来一年ぶりのブラッディ・イン。手札を捨ててコストを支払うので、テーマのぶっ飛び加減と裏腹に結構ガチゲー。悪くない。けど発売から一年経って、強いコンボがすでに見つかっていそうな気がする。



バザリ:

ザ・ドイツゲームクラシック。 すごろく風にボードを進んでいくという枯れたシステムながら、バッティングゲームとして最高の出来。ほぼ4人専用なのが残念。




ラー:

クニツィアの競りゲー、2016にプレイしたやつで私的評価は、ラー > タージマハル > モダンアート = メディチ

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このブログ、そろそろファイル容量がいっぱいになるので引っ越そうかと。2017年もよろしく!

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レイルロード・レボリューション

時は19世紀のアメリカ。国は国土を横断できる線路を求めています。Go West! さらに、西に設けた駅と情報のやり取りができる電信線も非常に大事。投資家は将来を見越して、電信会社の株を買ったのです。



---レイルロード・レボリューション---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:90-120分
評価:☆☆☆☆



昨年、「ニッポン」や「シニョーリエ」を世に送り出した What's Your Games。今年のエッセンではこの「レイルロード」・レボリューションが発表され、早くも国内流通が始まりました。

内容は今までの同社の作品よりややライトなワーカープレイスメント。アクションが4種類のみでシンプルなのですが、使うワーカーの色によって補助アクションが変わるので、「炭鉱賛歌」や「ストーンエイジ」のようなワカプレ入門ゲーと比べてはいけません。



ゲームの目的は、鉄道敷設と電信線の敷設、「両方」を進めること。誰かが施設コマと線路コマ、両方を一定数以上使ったときに終了フラグが立つので、どっちも進める必要があります。そして両方やったほうが点が伸びます。

アクションは

・鉄道敷設

・駅の建設

・電信網の建設

・資産の売却

の四つです。

各々のアクションを行うとき、置いたワーカーの色によって補助効果が得られます。例えば手持ちのワーカーを任意の色と交換したり、建設の代金が安くなったり。

最初は手持ちのワーカーがほとんど白(弱い)なのですが、色付きにすることによってアクションが強くなっていきます。また、色付きのワーカーが白の補助アクションも行えるので、完全に上位互換です。

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メインボードの横には、最終得点ボーナスの倍率を上げられる契約トラックがあり、補助アクションなどの効果を使ってここを進めることになります。得点の種類は

・ボード上の「5」の都市(西海岸にあるので遠い)のうち、何都市に線路を接続しているか

・駅をいくつ建てているか

・電信施設をいくつ建てているか

というもの。自分の戦略に合わせてどれを重点的に上げるか決めましょう。

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駅や電信施設を建てるとき、早い者勝ちではなく同じ場所に全員が建てられるのですが、一番に建てた人だけがもらえるボーナスが存在します。ただ、インタラクションは薄めのゲームで、人に邪魔されることなくゲームをしたい人におすすめですね。

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線路を敷設したり電信施設を建てたりしていくと、握手をしているアイコンの場所に建てることがあります。ここに誰かが建設を行うと、「取引」が発生。



今建設したプレイヤーから順に、「全員が」取引を行えます。株券をコストに、いろんな取引が行えます。

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補助アクションなどで、「鉄道タイル」を手に入れることも。基本的に8点になるのですが、補助アクションや取引などで「ひっくり返して」アイコンに描かれた効果を発揮できます。ただしひっくり返すと最終得点時に8点を得られないので、8点がほしかったらもう一度表にするのです。

ゲーム中何度も表と裏を入れ替えることになります。

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最後にこの「契約」タイル。線路や駅を建てて一定の条件をクリアし、さらにワーカーを「昇進」させてこのタイルに配置することによって大きな得点を得られます。

ワーカーを契約タイルに配置するのは「白ワーカーの補助アクション」や鉄道タイルの効果などで行えます。

この契約達成を行うと、手持ちのワーカーがなくなってしまいます。

手持ちのワーカーが多すぎると、いつまでもアクションで配置したワーカーが回収できない(すべて使い切らないと回収できない)ので、この契約達成を行って手持ちワーカーを圧縮するのが結構重要です。デッキ構築風味。

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前述の終了フラグを誰かが切ったら、最終手番のプレイヤーまで手番を行った後、「もう一周」してゲーム終了。得点シートを使って計算します。結構派手な得点が入るゲームです。慣れると契約タイルの得点が大きい。

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電信施設を建てるアクションが、無料かつ株券を取得できるので、電信敷設をメインに据えると強いかな?と思ったのですが・・・

強力な得点源である「契約タイル」を達成していくためには線路と駅を建てていく必要があるので、電信ばっかりやっていられないというジレンマがあります。

ワーカーの色に強弱があり、オレンジの「経理」ワーカーが強いですね。


電信建設のオレンジ補助アクション「いま獲得した株券の枚数×100ドル獲得」の効果で、株券と現金収入を同時に得られるため、この現金を使って鉄道を敷設していけます。これが定石となるかも???

インタラクションの濃さを求めるプレイヤーには不評かもしれませんが、個人ボードこねくり回し系が好きな方はマストバイですね!レイルロードレボリューション。

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カルバ

地球上に残された数少ない人跡未踏の地。あなたは探検隊を率いるリーダーです。しかし同じ場所を探索するほかの国の探検隊が! あなたはいち早く遺跡にたどり着けるでしょうか!?



---カルバ---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆



2015年に、子供ゲームの雄 HABAが送り出した大人向けのゲーム。通称「大人HABA」。このゲームは「テイクイットイージー」によく似ているということで、発売してからしばらく時間がたってから入手してみました。

ゲームの骨子はまんま「テイクイットイージー」で、36枚あるタイルから誰かがランダムにタイルを選ぶ。そして全員が同じ番号のタイルを、思い思いに個人ボードに置いていく。違うのは、無機質な数字並べからジャングル探検にテーマ変更されている点です。



最初好きなように、海岸には探検隊駒を、ジャングルの奥には遺跡駒を置いておき、これも全員同じように置きます。



それぞれの色の探検隊を、同じ色の遺跡にたどり着かせるのですが、探検隊は配置したタイルの道の上しか歩けません。

すでに置いたタイルにつなげる必要はなく、どのように配置してもOKなのですが、

・タイルを回転させてはいけない

というルールだけ守ります。道がつながらなくてもOK.

このゲームはタイルを「捨てる」ことで探検隊を進めることができます。



タイルの辺につながる道が何本あるかで移動距離が決まり、直線のタイルなら2歩、T字路なら3歩、十字路なら4歩まで動けます。(途中で止まってもOK)


ただし、他の色の探検隊を追い越すことができないので注意です。



タイルには宝石や金塊が描かれているものがあり、このタイルに止まると拾うことができます。宝石は1点、金塊は2点になります。



探検隊が遺跡にたどり着いたら、たどり着いた順番に応じて宝物タイルを受け取ります。もちろん早いほうが点が高いです。

こうしてタイルを配置していき、誰かが4つの探検隊をすべて遺跡に到着させるか、最後のタイルが引かれたら終了。得点を数えます。

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大人向けというよりは、大人と子供が一緒に楽しめる、という内容で、いかにもHABAらしいなと思えるゲームに仕上がっています。

コンポーネントもカラフルで、見た目に楽しい!

しかし、「タイルを捨てて探検隊を進める」というルールがあるおかげで、要らないタイルを捨てることができ、テイクイットイージーにあった「今このタイルを置かなきゃいけないの!?苦しいー!」ということが無い。ゆるーいゲーム感です。

さすがにゲーマーが満足できるゲームにはなっていないかな・・・。まあ対象とする層が違うのでこれはこれで良いのでしょうか。

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プロフィール

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seshil
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