対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

オルレアン(ルール調整後のプレイ)

舞台はフランスの都市「オルレアン」。あなたはオルレアンの有力貴族となり、従者をひきいて都市の発展を目指します。 ただし!従者たちはなぜか袋の中にはいっており、誰が出てくるか引いてみるまで分かりません・・・



---オルレアン---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120分
評価:☆☆☆☆☆


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ライナー・シュトックハウゼンが、「シベリア」の問題点を克服して世に送り出した本作。根幹にあるのは「チップを引いてそれを配置し、アクション」なのですが、デッキ構築要素が追加され、より洗練されています。



大き目の個人ボードとメインボード、そして共通のチップ置き場となるサブボードもあるので、日本の住宅事情に優しくない・・・

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枝葉のルールはありますがやることは簡単で、「能力レベルに合わせてチップを袋から引く」→「ボードに配置する」→「アクション実行」を18ラウンド繰り返すだけです。

18ラウンドと聞くと、なげー!と思ってしまいますが、各ラウンドは短いため、そこまで重量級のゲームではないです。中重量級といったところ。



最初はプレイヤーカラーの帯がついた、4枚の初期チップ(通称:親戚)が配られ、全員同じ状況でスタートします。この初期チップだけは、イベントで失うことが無い、常にプレイヤーと共にあるチップなのです。



毎ラウンドの初めに、ラウンドタイルがめくられるのですが、そのラウンドの終わりに、表示されているイベントが起きます。(ここに公式のルール調整が入りました。BGGをチェック!)

ペストでチップを失ったり、税金を取られたりと、大体マイナスイベントです。
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第一ラウンドは4枚を置くだけ。各アクションの下には必要な種類のチップが指定されていて、
基本的に指定されたものしか置けません。しかし、アクションで獲得できる黄色い人物チップはオールマイティとして使えます。

アクションは大別すると

・チップを獲得しつつ自分の能力を高めるアクション

・移動&建築アクション

・公共事業アクション

にわかれます。

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チップ獲得&能力強化系は、

袋から引けるチップの枚数が増えたり、

チップを置くスペースに「歯車」を置いて、チップ配置をしなくて良くなったり

といった効果に加え、新たな人物チップを獲得していけます。

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移動&建築系は、

陸路や水路での移動

自分の交易所の建設

が行えます。移動していくことで道に落ちているチップが拾えるのですが、これは
税金イベントの支払いに使ったり、最後には得点になったりします。

交易所は最終得点につながります。

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公共事業はちょっと特殊で、個人ボードの公共事業アクションに配置したチップを、
全員共通の公共事業ボードに置いていきます。



これが公共事業ボード。それぞれの効果は弱いんですが、ここにチップを配置することで、ドミニオンでいうところの「カードの廃棄」ができます。得点の方向性が決まると、あまりデッキに入っていてほしくない(袋から引いてくると邪魔)なチップが出てくるため、公益事業に送ってお役御免とするのです。

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18ラウンドを終えたらゲーム終了。移動で手に入れた作物チップのほか、



メインボード下部の「知識トラックを進んだ数」×「人物チップの枚数」分の得点が入ります。得点倍率を上げる、重要な人物チップは、能力トラックを進めていくほか、公益事業などで手に入ります。

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最後に、ルール調整についてですが、主に「イベントの扱い」と建物建設で獲得できる「浴場」タイルについて変更があります。

イベントについては、初版ルールは6種類のイベントが各3枚、計18枚のタイルをごちゃ混ぜにして、各ラウンド一枚ずつ引いていったため・・・

マイナスイベントが最初の3ラウンドで来たりすると、非常に残念なゲームとなりがちでした。



調整ルールでは、6種を一塊にして3つの山を作り、各山をシャッフルしたため、ある程度イベントが均等に出るようになりました。また、マイナスイベントの効果も後半ほどきつくなる傾斜が入ったので、非常にバランスが取れました。



そして「浴場」 このアクションを使うと、袋から3枚のチップを引いて即座に2枚置けるというバランスブレイカータイルだったのですが、「2枚引いて1枚置く」という弱体化がなされました。まあ、初版の時点でこの「浴場」を抜いてプレイするという遊び方が一般的だったのですが。

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もうあまり話題に上ることがないゲームですが、BGGレートは8.1! BGG総合ランク堂々27位のゲームです。

ルール調整後、さらに良いゲームになったので、発売当時に遊んで悪い印象を持たれた方はぜひ調整ルールを試してみては?? まだ日本語版の在庫もあるようですね。



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ドミノ・42(トリックテイキング)

ドミノを使ったトリックテイキングの決定版。W6のドミノで遊べるのも地味にうれしい。W9やW12より手に入りやすいですしね。



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ドミノでトリックテイキング?だってスートが無いじゃん!と最初は思うのですが(そもそもドミノ倒し以外で遊ぼうと思わないか)

これがなかなかどうして、本格的なトリックテイキングを楽しめるのです。W6(ダブル・シックス)のドミノ牌は全部で28枚なので、見通しが良く、1ラウンドが短いのもうれしい。


このゲーム「42」は、テーブルで向かい合った二人がチームとなって戦う、マストフォローのトリックテイキングです。4人専用。

ビッド式なので、ビッドを成功させたチームと、その成功を阻む側に分かれます。

まずは得点関係から。これは簡単です。



・1トリックとったら1点
・足して10になる牌は10点 [6-4] [5-5]
・足して5 になる牌は5 点 [5-0] [4-1] [3-2]

1ラウンドは7トリックなので、全部点数を足すと42点。このゲームの名前通りですね。

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さて、ビッドは下限を30点として、[1-0]を持っているプレイヤーから時計回りに行います。ただし1順のみ。

最高は42点ですが、これ以上のビッドも可能です。42点の次は84点(2マークと呼ばれる場合も)です。

ビッドが終了したら、競り落とした人が切り札スートを宣言します。

切り札は数字の1-6、もしくはノートランプです。
ルールによっては、ダブル牌を切り札として宣言できる場合があります。
この場合、6-6が一番強く、0-0が一番弱い、独立した一つのスートとして扱われます。

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競り落としたひとからリードで、7トリックを戦います。

ドミノ牌は、牌に書いてある数字どちらかでスートのフォローが出来ます。ダブル牌以外は、各牌がスートを二つずつ持っているんですね。 



リードプレイヤーの牌をみて、大きいほうの数字がフォローすべきスートです。ただし小さくても切り札の数字が含まれていたら、そちらをフォローします。

↑の写真では、4-4のダブル牌がリードだったので、全員が4のスートをフォローしています。勝つのはダブル牌を出したリードプレイヤーです。

※慣れないとリボーク(フォローできるのに別の牌を出してしまう)しやすいので、最初の一ラウンドは手札公開で練習するのがいいかも

点数計算は、以下の通りです

攻撃側が宣言した数以上に点数を取った場合は、攻撃側にビットした数、
(42以上を宣言した場合は、その通りに入ります。一挙126点とか)

防御側はトリック中に取った点数がスコアに入ります。
攻撃側が宣言した数より取れなかった場合は、攻撃側は0点となり、防御側には攻撃側がビットした点数とトリック中に防御側が取った点数がスコアにはいります。

これを繰り返して、正式ルールだとどちらかが250点を超えるまで戦います。お試しでは150点ぐらいがいいかも?

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戦略としては、競り落として攻撃側になったら、まず切り札の強い牌からリードして切り札スートを枯らし、

あとは他のスートのダブル牌をリードして、得点が高い牌をあぶりだす感じですね。

ただ、確実に勝てる牌がなくなってからが問題で、チームメイトに勝ってもらうようなリードのしかたが求められます。

防御側になったらどうすればいいのか?うまく勝てる戦略がまだ見えてないので、もうちょっとやりこみたいですね。

メキシカントレインやチキンフットは、子供でも遊べる反面、この「42」は大人のゲームです。じっくりどうぞ。

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あまりに評判が悪いので、プレイ機会を逃したゲームたち

周りの誰もが持っていなくて、一回ぐらいはプレイできるだろうと思って買うゲームは多々あるんですが(XXL  族王など)

発売と同時に悪い評価が聞こえてしまい、買わなかったしプレイできなかったゲームたちを思い出してみます。

きっとすぐに市場から消えて、入手できなくなってしまうんでしょう。ここに書いておけば後で思い出すかもしれない。仕事をクビにでもなったらプレイしてみましょうか。



・私の村の人生

これが発売されたとき、ディアシュピールでクローズ会をしていました。すると隣の卓で、開封しながらプレイしている人たちが。そのプレイ後の表情をみて、買う意欲と、プレイ機会を失ったのです。村の人生ダイス版らしいよ




・504
ルールを読んだ時点で逃げ出した、奇才フリーゼのおふざけ全開作品。未プレイゲームに誘われて断ることは(人狼系以外では)あまりありませんが、こいつはお断りさせていただきました。



・トゥーリアの踊る塔

ウルムの黄金時代とこいつは、ほかの新作とバッティングしない絶妙なタイミングで販売されました。ウルムの黄金時代もなかなかでしたが、トゥーリアのほうが評判悪いですよね。



・マッシリア

世界的に評判が悪い稀有なゲーム。キックスターター出資でも色々あったみたいだし。QUIND GAMES版はナンバリングがあるので、ただ棚に並べとくという価値があるが、他の版は全くの無価値。



・人間ゲーム コンプレックス人狼

オープン会で出すバカはいないから、プレイされてるのを見ないのは当たり前なんだけど、このゲームって売れたのでしょうか?

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そっとおやすみとのからみで悪名高い「ゾン噛ま」や、絵柄が叩かれまくってる「王への請願」なんかも未プレイですね。あと萌え絵のボードゲーム。クローズ会で私の周りのメンバーが買わないのはもちろん、オープン会でも見ないのですが買い支えている層が違うのでしょう。

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サンマロ

アレアの中箱シリーズってさあ、ベガスもそうだったんだよね。軽いからラベンスバーガー本家のラインナップかと思ってたよ。

それはそうと、サンマロもダイスゲームだね。箱を開けてみると・・・ぱかっ! おお、ダイスとボードとペンしか入ってないよ!さすがダイスゲーム!




---サンマロ---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:45-60分
評価:☆☆



アレアの中箱シリーズとして、2012年にリリースされたブラント夫妻(代表作:村の人生)のデビュー作。
このシリーズでは、グレンモアが特に有名な気がしますが、アレア大箱シリーズより手軽な、60分クラスのゲームがラインナップされています。ただ雰囲気が渋めですね。アーサー王なんか実に渋いです。

さてこのゲーム、発売当時もコンポーネントが簡素すぎることで話題になったんですが、ゲーム内容から考えてみると・・・

まともにコンポーネントを用意すると、たくさんの種類の木ゴマ、トークンが必要になるので、アレア中箱シリーズ価格に収まらなくなってしまったんでしょうね。

ペンで書かないとなると・・・

・お金トークン
・人物
・木
・家
・教会
・城壁
・商品

これだけ必要になってくる上に、教会は1-5の数字が、人物には7種の文字が必要になってきます。まあこれはシール対応でいいと思いますが。

たぶん悩んだ結果、ダイスゲームだし水性ペンで書かせよう!ということになったんでしょうねぇ。

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ゲーム内容ですが、3回まで振りなおし可能で、出目から一種類を選んで書くという、ダイスゲームのスタンダードに沿ったものとなっています。商品や商人を書いてお金を稼ぎ、木や建築士を書いて勝利点となる家を建て、・・・と、奇抜なところはありません。

プレイヤー間の絡みはほぼなく、個人ボード上でほぼすべてが完結します。唯一、海賊の襲撃というのが全員共通で発生するイベントです。



この海賊の襲撃、交差した剣の出目がでたら、共通のメインボードに✓していき、一定数を超えたらマイナスイベントが起きる・・・というものなのですが

この交差した剣の目も含めて、3回まで振りなおせるので、どれだけ残しておくかで他のプレイヤーを攻撃できるゲーム性なんですね。

つまり、自分は城壁の出目がたくさん出たから、都市の防御力が高い→海賊の襲撃に耐えられる ↓

他のプレイヤーは防げないから、わざと海賊の出目を残して襲撃させちゃえ!というゲームデザインなんだと思います。

こういうゲームどうなんですかね?ソロプレイ感が強いくせにここだけ妙にアクが強くて。私はこの感じ、あんまり好きじゃありません。

5人まで遊べますが、人数が多いとダウンタイムが長くなるだけなので、2人ベストでしょう。人数が少なくても、プレイ感はほぼ変わりません。

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Keep Talking and Nobody Explodes

一致団結して画面の中の爆弾を解除!しかも無駄にVR対応だ!



---Keep Talking and Nobody Explodes---

ルールを覚えるのに必要な時間:3分
1ゲームの時間:5分
評価:☆☆☆☆☆



ボードゲームではない・・・のだけど、アプリを使ったリアルタイム協力ゲームがたくさん出ている昨今、これをボードゲーム界隈の方々に知ってほしい!

ゲーム自体は、おなじみのSteamで配信されています。インディーデベロッパ「Steel Crate Games」の作品。



何をするかというと、PC画面内の爆弾を、紙のマニュアルを見ながら協力して解除!商品ページの説明では、「ローカルCo-op」と、PCゲーの用語で説明が書かれているけど、これはまんま、リアルタイム協力ゲームのシステムだ!



一人は爆弾と共に部屋に閉じ込められ、爆弾を解除する人。残りのメンバーは、爆弾を見ずに紙のマニュアルと首っ引きで、解除者に爆弾の解除方法を伝えることになる。



二つのグループは、電話で話しているような設定なので、マニュアルを見ている人は爆弾がどのようなものか見られないし、解除者はマニュアルを見ることが出来ないぞ!もどかしい!

爆弾が爆発するまで、残された時間はたったの5分。つまり絶対5分で終わる、時間調整に最適なゲームww

無駄にすごいことに、VR対応なので、環境がある方は是非。グラフィックは割とチープだけどww



価格は1,480円。なお、ゲーム自体は日本語化されてないですが、紙のマニュアルは有志の方によって日本語化されているので、これを印刷すれば十分に遊べます。

マニュアルへのリンク


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