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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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オニリム



オニリム

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:15-20分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



夢の中をさまよい、脱出の鍵と扉を見つける1人用カードゲーム オニリムです。
わりと人気があるようでレビューの数も多いが、2人プレイでのレビューはないようなので今回は2人プレイ時の感想をば。



オニリムには赤・青・緑・茶の4種の迷宮カードが有り、それぞれ色には3種のシンボル 太陽・月・鍵 がある。この迷宮カードを一枚ずつ場に並べていく。

色ごとに枚数の違いがあり、 赤 > 青 > 緑 > 茶 と少なくなっていく。茶が最も少なく、12枚しか無い。



迷宮カードを3枚、同じ色で並べると、その色に対応した扉カードがてにはいり、4色×2枚 = 8枚の扉カードを集めるとクリアとなる。
同じ色を続けるのはいいのだが、同じシンボルを続けて並べることはできない。

また各種シンボルの枚数には違いがあり、太陽が最も多く、鍵が各色毎に3枚と、最も少なくなっている。数の少ない鍵カードには特殊効果があるのだが、これは後述。



これが迷宮の探索を邪魔するカード「悪夢」。山札からカードを補充する際、このカードを引いてしまうと以下の処理のうち、1つを選び行わなくてはならない。

a) 山札から5枚を捨て札にする
b) 手札(5枚)をすべて捨て札にする
c) 獲得した扉カードを山札に戻す
d) 手札の鍵カードを一枚捨て札にする。

このゲーム、扉を8枚見つける前に山札が尽きるとゲームオーバーなので、なかなかきつい。しかし鍵には便利な効果があるので捨てたくない。非常に悩ましいのだ。鍵の効果は便利なものばかり。

1) 鍵を捨て札にすることで、山札の上から5枚を見ることができる。そのうち一枚を捨て札とし、残りの4枚を好きな順番で山札に戻す。(通常は悪夢を捨て札にする)
2) 山札から扉カードを引いてしまった場合、通常は山札に戻してシャッフルするが、扉と同じ色の鍵カードを持っていれば即座に扉を獲得できる。

悪夢カードは10枚もあるので、引いてしまった時にうまく回避できるよう、5枚の手札の中に鍵を1枚以上持ちながらゲームを進めていくのがいいかも。



さて2人プレイだが、1人プレイの時と基本的には変わらない。違いはというと

・手札は3枚ずつ。手札の他に、場に共通カードとして2枚の迷宮カードを公開しておく。(上の写真で上端にちらっと見えているのがそう。)
相手の手札はもちろん利用できないが、共通カードは2人とも利用することができる。

・扉は一人が4枚ずつ集める。一人が獲得する扉の色が重なってはダメで、必ず4色全てを集める。

こんなところか。あと共通カードは、手札を一枚捨て札にすることで、自分の手札と入れ替えることができる。つまり相手に自分の手札を使わせることもできるのだ。

この2人プレイがかなり面白い。協力して扉を見つけるので、互いに手札の情報を公開しながら進めてもいいし、ゲームに慣れて手応えが足りなくなったら、互いに手札を非公開で、場に出したカードから相手の必要なカードを判断してもいい。その場合は、共通カードを手札を入れ替えるアクションが重要となる。

盛り上がりにはかけるので☆3としたが、カードのイラストも綺麗だし、雰囲気の良いゲームなのでぜひ遊んでみてほしい。安いし。

ソリティアだけだと☆2かな。やっぱり一緒にゲームをやる相手がいると楽しい。



ところでこのゲーム、扉カードを取り出すたびにシャッフルするのでカードの傷みが早い。スリーブは必須だと思うが、ドイツゲームにしては珍しく箱がジャストサイズなので、スリーブに入れると元の箱に収まらなくなる。残念。

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※オニリムには最初から拡張ルール用のカードが入っている

・足跡の書
・塔
・暗黒の前兆と幸福な夢

どれも入れると難易度が上がるが、いずれレビューしたい。
オニリム 日本語版

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価格:1,176円(税込、送料別)


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