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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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アメン・ラー

クニツィア3大重ゲー(?)の一つ。あと二つはチグリスユーフラテスとタージマハルでいいんですか・・・? ラーと関連のあるゲームだと思ってる方もいるかもしれませんが、全く関係ないルールですよ!



※遊ぶときはリンク先のサマリーがとても便利なので、印刷して用意するといいよ!カード効果がわかりづらいので必須です。

ボードゲームかくて庵

---アメン・ラー---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:90-120分
評価:☆☆☆



最近スーパーミープルから豪華コンポーネントの新版がでた、クニツィアが重かったころのゲーム。初出は2003年??けっこう前なんですねー。



こっちが新版。通称揚げ出し豆腐!

システムは得意の「競り」 ところてん式競りと握り競りを行うんですが、ほかの要素も多く、競りだけを純粋に楽しむゲームとはなっていません。

ちょっと説明しづらいのですが・・・

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毎ラウンド、人数分の土地カードがめくられ、ボード上の土地が競りにかけられます。



土地にはいろんなシンボルが描かれていますが、最初からお金が置かれていたり、パワーカードが置かれていたりします。これは競り落とすと手に入ります。



ここでところてん式競り。スタートプレイヤーから順に値付けをするんですが、同じ土地に二人以上が値付けしたら競り発生。低い入札額の人は同じ土地に入札できず、いったん別の土地に入札しなくてはいけません。あと入札するときはもちろん高い価格でね。

5人ゲームじゃないとあっさり競りが終わってしまうので、ベスト5人のゲームですよねー。プレイ時間が長くなるけど。

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土地を獲得したら、購入フェイズに進みます。

手番順に、農民・パワーカード・ピラミッドの建材を買っていきます。

ざっくりいうと、農民はお金になり、建材は勝利点になります。パワーカードはアクションを補佐したり、お金になったり点になったりといろいろ。



どれも同じ値段で、一度に大量に買うと値段が上がる方式。(個数は3種の合計ではなく、個別にカウントします)

パワーカード以外は、自分の所有している土地にすぐ置きます。前のラウンドで購入した土地に割り振ってもOK。




・建築資材は土地にいくらでも置けます。3つ置く毎にピラミッドが一つ建ちます。



・農民は土地の空き枠に置きます。空き枠のない土地には当然置けません。



・パワーカードは、土地に買える枚数の上限が示されています。このジャンプ台みたいな絵の個数分だけカードが買えるのです。

※自分が所有している複数の土地にパワーカードシンボルが描かれていても、買える枚数のカウントは多く書かれている方の土地を採用します。合計ではありません。

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購入フェイズが終わったら握り競りです。ここで神殿にいくら供物をささげるか。全員お金を握りこみ、一斉に公開です。



一番大きい金額を握った人は、農民・カード、建材を任意の組み合わせで3個

2番目の人は2個

それ以外の人は1個もらえます。ただし、各自一枚だけ持っている-3金カードを出した人はお金を3金得て(供物から盗んだということ)他の物はもらえません。

そして全員が握ったお金を合計し、神殿のコマをその値の場所まで移動させます。

ここで収入などが決定するのです。次の収穫フェイズへ

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収穫フェイズでは、自分の土地に配置した農民×神殿チャートの数字分、お金がもらえます。



さらに、神殿チャートが1-2のときだけ、ラクダシンボルがついているお金がもらえます。(不作のときはらくだを売った、ということらしい)

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以上を3ラウンド繰り返すと、前半の得点計算。結構煩雑です。

a) ピラミッドは1つ一点
b)自分の獲得した3つの土地に、一つずつピラミッドが置かれていればセットで3点。2セットなら6点・・・と点が入ります。
c)ナイルの右岸と左岸で、それぞれ一番ピラミッドが立っている土地の所有者が5点(同着の場合は余りの建築資材の数で決定)
d)最終ラウンドの神殿チャートの数字×自分の土地に書かれている神殿の数 が得点
e)パワーカードによる得点(ナイルの上流にのみ土地を獲得している、等)

前半が終わると、建っているピラミッドと建築資材以外をすべて取り除き、また競りがはじまります!これによって土地の価値が変動して後半に入るんですね。ちょっとしたレガシーシステムのようで、このゲームを特徴づけています。

後半の3ラウンドも終了したらゲームが終わります。前述の得点計算を行った後、

一番お金を残している人が6点、2番目が4点・・・ とお金による得点を得て勝者を決めます!

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重かったころのクニツィア作品ですが、なんだかちょっとごちゃごちゃしすぎ、というのが第一印象。プレイ時間としてはそんなに長くないのですが、パワーカードのアイコンがわかりづらかったり、得点計算がわずらわしかったりと。とにかくサマリー必須のゲームです。

競りのゲームではあるのですが、エリアマジョリティやセットコレクションなど、別の要素が含まれているので、純粋に競りだけを期待すると肩透かしを食います。競り部分は結構あっさりしてるので。

クニツィアの重ゲーだったら、先にチグリスユーフラテスを遊んでから、こちらを遊べばOKでしょう。タージマハルはちょっと手に入りづらいのが難点かな。
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