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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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カタン:アメリカの開拓者たち

西へ西へ!フロンティアスピリッツにあふれた幌馬車隊が、未開の荒野を進みます。目指すは豊かな西部!

でも本当は、未開の地なんかではないのです。そこはアメリカ先住民の土地。彼らにとっては、「先祖代々の土地を奪われた」ということに他なりません。



---カタン アメリカの開拓者たち---




「カタン ヒストリーシリーズ」と呼ばれるラインナップの一作を、ジーピーが日本語版で出版しました。



ヒストリーシリーズは、他に「ヨーロッパの商人たち」「アドベンチャー人類」の二作が出ていますね。「アドベンチャー人類」の方がやや有名でしょうか。

この「アメリカの開拓者」は、固定の地形や数字、広いマップなどが目を引きますが、基本は「カタン」のルールを踏襲しています。



ダイスを振って、自分の都市に隣接した地域から資源が産出し、それを交渉で交換しながら新たな土地に開拓地を建てていきます。

通常のカタンと違うところは・・・



・初期開拓地を建てられるのは、マップの東側だけ → これによって、西部の開拓を再現しています。また、東側にある数字チップは、西に開拓地が立つとその開拓地に隣接した地域に移動するため、だんだん東側の資源が枯渇するようになっています。

・開拓地は、幌馬車を移動させて建てる → 新たな開拓地をつくるには まず既存の開拓地に「幌馬車」をつくり、その幌馬車を空いている土地に移動させます。すると自動的に幌馬車が開拓地に。なんかシヴィライゼーションみたいですね。 尚、移動には麦を支払う必要があります。

・都市へのアップグレードは無い。

・勝利条件は、「資源を全て運び切ったら勝ち」 → このカタンは、手元に「資源」と呼ばれるキューブが存在し、通常建築に使う資源とは別に管理します。



開拓地を建てると、それに付随している資源が運べるようになります。

この資源を、線路と列車を使って「他のプレイヤーの開拓地」に全て運び切ったら勝利です。
まず開拓地を建てないと資源を運べないため、前半は開拓地建設競争、後半は資源デリバリー競争となります!

その他、お金で資源を買えたり、他のプレイヤーの線路を通るときに通行料を払ったりと、「お金」の概念があります。

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私が感じた問題点として

・テンポが悪い

ゲーム全体としては90分~2時間ぐらいに収まるのですが、一手番毎の時間が長くなりがちです。

特に終盤は大量の資源が手に入り、盗賊の襲撃ルールもあるため、なるべく手番内で資源を使い切ろうと、ああでもない、こうでもないと長い時間こねくり回すことになります。

更に!他のプレイヤーも終盤は大量に資源が手に入ります・・・。

このため毎回、手番プレイヤーの行動終了後に、他のプレイヤーも「建築タイム」があります。
余計テンポが悪くなりますね。 あれっ!?次ダイスふるの誰だっけ!? となります。

・産出資源の確認が大変

マップが広いので、ダイスを一回振る度に隅々までチェックしないといけません。

・交渉が盛んに行われるのは序盤だけ

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と、問題点も多いのですが カタン+スチーム(蒸気の時代)テイストを感じられる作品に仕上がっています。違った雰囲気のカタンを遊びたい方は是非。ジーピーが出してくれたので流通が安定しており、手に入りやすいです。

コンポーネント量の割には値段が安いのも〇ですね。

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