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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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クク21

クク21

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30~90分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



自分の手札が1枚のお手軽カードゲーム、クク21です。綺麗なイラストと、質の良い大きめのカードは◎

草場純氏がフランスの忘れ去られた伝統ゲームを復活させ、すごろくやさんが独自のアレンジを加えた古いようで新しいカードゲーム。8~12人ぐらいで面白いゲームなので、ゲーム会にて初プレイ。



参加者の前には1~21の数字と、特殊能力が書かれたカードが配られる。スートはなく、純粋に数の大小のみ。あとカードの大部分は特殊能力はなく、あるのは1・6・12・18・19・20・21など全体の1/3ぐらい。

この数字を一斉に出して、数字が一番小さい人が負け。これだとただの運ゲーなので、もちろん考える要素がある。



自分の手番でできることは、「左隣の人とカードを交換するか/しないか」のみ。自分の数字が3とか4なら交換して高い数字を獲得することを期待し、16・17ならそのまま持っていていいだろう。

交換は基本的に拒否できないので、右の人が「交換して下さい」と言ったら交換しなくてはならない。



で、交換すると写真の道化師を渡されて、一撃死したりするのである。

道化師:能力「交換によりこのカードを渡された人はその場でゲームから脱落する。」

大多数はノーマルカードなので、「交換」「交換」「交換」・・・と、一枚のカードがどんどんたらい回しにされて自分のところに巡ってきたりする。んで見てみると「5」だったりするのである。
もちろん自分も交換するが、もらったカードが「道化師」とまでは行かなくても、「2」だったりしてがっかりして。

なかなかおもしろいねー。運の要素が強いんだけど。10人ぐらいいると楽しい。品のいいパーティゲームといった感じ。



ところでコンポーネントには数字カード以外に、自分の状態を表す「女神/死神」のカード・プレイラウンドを表すカードと、得点チップが付いている。

・ラウンド1  :プレイヤーは場代として参加前に1点を支払う
・ラウンド2  :脱落したプレイヤーは場に2点を支払う
・ラウンド3  :脱落したプレイヤーは場に3点を支払う
・ラウンド4~ :勝ち抜き戦。生き残ったプレイヤーは場のチップを総取りする。このとき状態をわかりやすくするために「女神/死神」のカードを使う。

・ラウンド1に戻る

得点は全員15点からスタートするのだが、これがうまく機能していない気がするのだ。誰かがハコテンになるまでゲームを続けるのだが、0点になりかけのプレイヤーが最後まで生き残り、点が一気に25点に復活したりする。12人でやったので総取りの時の点がでかいのだ。



更に12のカードには、「ご祝儀」という能力があり、プレイ中に点がガツンと増えたりする。このため1ゲームが1時間以上かかったりする。私がプレイした時もなかなかハコテン野郎が現れず、途中で「次のゲームやりましょうか」となった。

ま、1ラウンドごとに勝ち/負けを決めているだけでもある程度面白いので、そこはみんなで相談して決めればいいと思う。でもそうすると「ご祝儀」の意味が無いので、最初の持ち点を8点に減らしたりとか・・・。

オリジナル・クク

オリジナル・ククには、式典のカードはないらしい。このへんの調整に期待。

少人数プレイに向かないことと、得点チップの空気感のため、☆3

でも8人以上集まることがあったらやってみる価値は十分にある。面白い。
ククカード

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価格:1,344円(税込、送料別)


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