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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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薔薇の名前

世間から隔絶された山の上の修道院。外との関わりを絶ち、写本作業に勤しむ修道士達。
そんなある日、修道士の一人が修道院の塔から落ちるという事件が起きる。しかも自殺ではなく他殺のようだ。


とある用でこの修道院を訪れた修道士ウィリアム。そしてその弟子アドソは、事件の解明に向けて乗り出すも、二人をあざ笑うかのように殺人は続く・・・。

薔薇の名前



ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60-90分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



最近映画をみて、どうしてもこのゲームをプレイしたかったのですが、なにせ入手困難。オープン会にて所有している方に持ってきていただき、プレイが実現しました。事前に予習していったのでルールもバッチリ。



盤面にはウィリアムとアドソを表す2つの茶色コマ、そして6色の修道士コマを各建物に配置。この6人の修道士を一人一色、秘密裏に担当し、誰がどのコマの色を担当しているか当てるゲーム。

ちなみに1色は必ずノンプレイヤーキャラクターになるので、それを推理するのも楽しい。



修道院の各建物には、色と数字が書いてある仕事チットが置かれる。色は、誰の担当の仕事かを表す。
コマの色と同色のチットがおいてある建物に修道士コマを移動させると、その修道士の「疑惑ポイント」がチットの数字分下がる。 そしてそのチットを獲得できるのだが、利用方法は後述。

逆に自分の色が無い建物に移動すると、「疑惑ポイント」がチットの数字分上昇する。一つの建物には最大2枚チットがおいてあるので、その場合は2枚の合計数分上昇。用もない建物をうろついている奴は怪しいのだ。



移動には手札を使う。手札は「人物カード」「場所カード」「ウィリアム/アドソカード」が有る。

人物カードはその色の修道士をどの場所にでも移動できる。

場所カードはその場所にどの色の修道士でも移動できる。

ウィリアム/アドソカードは強力なカードで、ウィリアムかアドソのどちらかを選んで移動させることができる。アドソを移動させると、移動先にいる修道士一人の疑惑ポイントを±5ポイントできる。

ウィリアムはもっと強力で、「確証ポイント」を±3できる。確証ポイントは勝利点となるのだが、後述。



カードに書いてある数字は経過時間で、使用するとその数字分時間が進む。24時間進むと一日が終わり、「疑惑ポイント」が「確証ポイント」に変換される。「疑惑ポイント」が高い順から確証ポイント+5・+4・+3・・・ となる。そして疑惑ポイントはリセット。

6日経過した時点で、一番確証ポイントの低いプレイヤーの勝利。

ちなみにさっき獲得したチットは、一枚使うと時間の経過を1時間少なくできる。一日が終わり、変換が行われる前に自分の担当修道士の疑惑を下げて・・・という場合に使うが、やり過ぎるとバレる。



それ以外のエッセンスとして、「イベントタイル」「暴露タイル」がある。イベントタイルは一日の始まりにめくられ、その日だけに適用される特別ルールが示される。この効果が結構強烈で、ウィリアムとアドソの効果が倍になったり、修道士を移動させるたびに確証が+1されたりとやりたい放題。

日をまたいでしまったプレイヤーは、このイベントタイルを受け取る。これ一枚につき、最終得点計算で確証ポイントが+2されるので、なるべく日はまたぎたくない。そのため仕事チットを使いまくり、23時から時間が全然進まないww

暴露タイルは1・3・5日目のイベントタイルの後に置かれる。1・3・5日目終了時に暴露タイムがあり、自分の色で無い修道士の色を一色宣言する。



宣言にはこの色タイルを使う。自分の前に一色だし、全員で一斉にオープン。色一枚につき、その色の修道士の確証ポイントが+2される。

最終的には、各プレイヤーの色は3色に絞られるのだ。

最終日には残りの3色の中から、「お前はこの色だ!」という色を各プレイヤー毎に当てていく。5人プレイの場合、一人当てられる毎に+3点。全員に当てられると確証が一気に12点となるので、なるべく正体はばれないように・・・。

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正体隠匿系なので、勝ち筋がわからずぼんやりしたプレイ感のゲーム。色が絞られる後半は面白くなるが、前半はほんとにぼんやりしている。とりあえず仕事チットを貯めこむプレイになりがちかな。

映画を見ているので結構楽しめたが、予備知識が全くないとあまり楽しいゲームじゃないかもしれない。

ところで5人プレイでやると、仕事チットが枯渇して補充できなくなったのだが、あれはいくら貯めこんでもいいのかな?補充できない場合の処理とか、ルールブックには書いていなかったような気がする。

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