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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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ジャイプル



ジャイプルの市場は活気にあふれている。

スパイス・絹・なめし革といった庶民的なものから、金銀ダイヤモンドに至るまで、この市場で手に入らないものはない。

そんな市場で向かい合わせに店を構える2人の商人。扱う品物は同じだが、売上高が多いのはどちらか!?商売人の手腕がここで問われているのだ。


ジャイプル

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)



すんげー面白い2人用カードゲーム。コレで日本語版が出ればバトルラインに匹敵するヒット商品になると思うのだが。素人考えだけれど。


基本的にはカードゲームで、一人5枚ずつの手札を持ってスタート。最大枚数は7枚だけれど、


らくだカードは何枚でも持てて、手札の枚数としてカウントしない。


カードの種類はダイヤモンド ・ 金 ・ 銀 ・ 絹 ・ スパイス ・ 革 ・ らくだ の7種類。


場札には5枚が並ぶ。最初は必ずらくだが3枚。

手番にできることは


・場に並んだ5枚のカードのうち、1枚を獲得する。 


らくだを取る場合は場札にあるだけ全部取る。


・手札と場札をトレードする。この時は2枚以上交換しなければならない。
このとき、らくだを交換材料にしてもOK。ただ、交換した結果商品が7枚以上になるようなトレードはできない。らくだを手札に数えないというルールが、非常に手札のマネージメントを悩ましくしている。

・カードを売る。 この時、ダイヤ・金・銀は2枚以上まとめて売る必要がある。それ以外は1枚でもOK.


カードを売ると種類に応じた得点チップがもらえる。チップは高い点数から順番にもらうので、基本的に早めに売ったほうが高得点。


ただ、同じ種類を3枚以上まとめて売るとボーナスチップがもらえる。3枚売ったときのボーナス得点は1-3点だが、


5枚まとめて売ると8-10点のボーナスが貰え、この点数はすこぶる大きい。

山札が切れるか、得点チップが3種類枯渇すると1ラウンド終了。2ラウンド先取で勝利。


ラウンド終了時にらくだの保有枚数が多い人は、らくだチップがもらえる。コレは5点で、慣れた人同士で対戦するとこのチップが勝敗を分けることもしばしば。

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ルールはシンプルだが、カード構成が絶妙なバランスで、2人用カードゲームとしては最高傑作かもしれない。

初回のプレイでは、「え?らくだを大量にとれば勝てるじゃん」と、らくだを獲得しまくるのだが、それは落とし穴。らくだは必ず場札にあるだけ獲得するので、5枚全部獲得したりする場合は場札の様相がガラッと変わる。高額商品の金銀ダイヤが大量に出たりしたら目も当てられない。相手の手番にごっそり持って行かれてしまうのだ。

しかし金銀ダイヤは2枚セット以上でしか売れないので、どうしてもらくだを取らざるを得ない場面も出てくる。あちらを立てればこちらが立たず。毎回の手番がジレンマの連続である。日本語版がないが、コンポーネントに言語依存はないのでぜひ遊んでみてほしい。

オンラインでも遊べます。

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