対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
オルレアン(ルール調整後のプレイ)
- 2017/08/16 (Wed)
- 近年のゲーム |
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舞台はフランスの都市「オルレアン」。あなたはオルレアンの有力貴族となり、従者をひきいて都市の発展を目指します。 ただし!従者たちはなぜか袋の中にはいっており、誰が出てくるか引いてみるまで分かりません・・・
---オルレアン---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120分
評価:☆☆☆☆☆
--------------------
ライナー・シュトックハウゼンが、「シベリア」の問題点を克服して世に送り出した本作。根幹にあるのは「チップを引いてそれを配置し、アクション」なのですが、デッキ構築要素が追加され、より洗練されています。
大き目の個人ボードとメインボード、そして共通のチップ置き場となるサブボードもあるので、日本の住宅事情に優しくない・・・
----------------
枝葉のルールはありますがやることは簡単で、「能力レベルに合わせてチップを袋から引く」→「ボードに配置する」→「アクション実行」を18ラウンド繰り返すだけです。
18ラウンドと聞くと、なげー!と思ってしまいますが、各ラウンドは短いため、そこまで重量級のゲームではないです。中重量級といったところ。
最初はプレイヤーカラーの帯がついた、4枚の初期チップ(通称:親戚)が配られ、全員同じ状況でスタートします。この初期チップだけは、イベントで失うことが無い、常にプレイヤーと共にあるチップなのです。
毎ラウンドの初めに、ラウンドタイルがめくられるのですが、そのラウンドの終わりに、表示されているイベントが起きます。(ここに公式のルール調整が入りました。BGGをチェック!)
ペストでチップを失ったり、税金を取られたりと、大体マイナスイベントです。
---------------------
第一ラウンドは4枚を置くだけ。各アクションの下には必要な種類のチップが指定されていて、
基本的に指定されたものしか置けません。しかし、アクションで獲得できる黄色い人物チップはオールマイティとして使えます。
アクションは大別すると
・チップを獲得しつつ自分の能力を高めるアクション
・移動&建築アクション
・公共事業アクション
にわかれます。
-----------------------
チップ獲得&能力強化系は、
袋から引けるチップの枚数が増えたり、
チップを置くスペースに「歯車」を置いて、チップ配置をしなくて良くなったり
といった効果に加え、新たな人物チップを獲得していけます。
---------------------
移動&建築系は、
陸路や水路での移動
自分の交易所の建設
が行えます。移動していくことで道に落ちているチップが拾えるのですが、これは
税金イベントの支払いに使ったり、最後には得点になったりします。
交易所は最終得点につながります。
-------------
公共事業はちょっと特殊で、個人ボードの公共事業アクションに配置したチップを、
全員共通の公共事業ボードに置いていきます。
これが公共事業ボード。それぞれの効果は弱いんですが、ここにチップを配置することで、ドミニオンでいうところの「カードの廃棄」ができます。得点の方向性が決まると、あまりデッキに入っていてほしくない(袋から引いてくると邪魔)なチップが出てくるため、公益事業に送ってお役御免とするのです。
--------------
18ラウンドを終えたらゲーム終了。移動で手に入れた作物チップのほか、
メインボード下部の「知識トラックを進んだ数」×「人物チップの枚数」分の得点が入ります。得点倍率を上げる、重要な人物チップは、能力トラックを進めていくほか、公益事業などで手に入ります。
-----------
最後に、ルール調整についてですが、主に「イベントの扱い」と建物建設で獲得できる「浴場」タイルについて変更があります。
イベントについては、初版ルールは6種類のイベントが各3枚、計18枚のタイルをごちゃ混ぜにして、各ラウンド一枚ずつ引いていったため・・・
マイナスイベントが最初の3ラウンドで来たりすると、非常に残念なゲームとなりがちでした。
調整ルールでは、6種を一塊にして3つの山を作り、各山をシャッフルしたため、ある程度イベントが均等に出るようになりました。また、マイナスイベントの効果も後半ほどきつくなる傾斜が入ったので、非常にバランスが取れました。
そして「浴場」 このアクションを使うと、袋から3枚のチップを引いて即座に2枚置けるというバランスブレイカータイルだったのですが、「2枚引いて1枚置く」という弱体化がなされました。まあ、初版の時点でこの「浴場」を抜いてプレイするという遊び方が一般的だったのですが。
-------------
もうあまり話題に上ることがないゲームですが、BGGレートは8.1! BGG総合ランク堂々27位のゲームです。
ルール調整後、さらに良いゲームになったので、発売当時に遊んで悪い印象を持たれた方はぜひ調整ルールを試してみては?? まだ日本語版の在庫もあるようですね。
---オルレアン---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120分
評価:☆☆☆☆☆
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ライナー・シュトックハウゼンが、「シベリア」の問題点を克服して世に送り出した本作。根幹にあるのは「チップを引いてそれを配置し、アクション」なのですが、デッキ構築要素が追加され、より洗練されています。
大き目の個人ボードとメインボード、そして共通のチップ置き場となるサブボードもあるので、日本の住宅事情に優しくない・・・
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枝葉のルールはありますがやることは簡単で、「能力レベルに合わせてチップを袋から引く」→「ボードに配置する」→「アクション実行」を18ラウンド繰り返すだけです。
18ラウンドと聞くと、なげー!と思ってしまいますが、各ラウンドは短いため、そこまで重量級のゲームではないです。中重量級といったところ。
最初はプレイヤーカラーの帯がついた、4枚の初期チップ(通称:親戚)が配られ、全員同じ状況でスタートします。この初期チップだけは、イベントで失うことが無い、常にプレイヤーと共にあるチップなのです。
毎ラウンドの初めに、ラウンドタイルがめくられるのですが、そのラウンドの終わりに、表示されているイベントが起きます。(ここに公式のルール調整が入りました。BGGをチェック!)
ペストでチップを失ったり、税金を取られたりと、大体マイナスイベントです。
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第一ラウンドは4枚を置くだけ。各アクションの下には必要な種類のチップが指定されていて、
基本的に指定されたものしか置けません。しかし、アクションで獲得できる黄色い人物チップはオールマイティとして使えます。
アクションは大別すると
・チップを獲得しつつ自分の能力を高めるアクション
・移動&建築アクション
・公共事業アクション
にわかれます。
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チップ獲得&能力強化系は、
袋から引けるチップの枚数が増えたり、
チップを置くスペースに「歯車」を置いて、チップ配置をしなくて良くなったり
といった効果に加え、新たな人物チップを獲得していけます。
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移動&建築系は、
陸路や水路での移動
自分の交易所の建設
が行えます。移動していくことで道に落ちているチップが拾えるのですが、これは
税金イベントの支払いに使ったり、最後には得点になったりします。
交易所は最終得点につながります。
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公共事業はちょっと特殊で、個人ボードの公共事業アクションに配置したチップを、
全員共通の公共事業ボードに置いていきます。
これが公共事業ボード。それぞれの効果は弱いんですが、ここにチップを配置することで、ドミニオンでいうところの「カードの廃棄」ができます。得点の方向性が決まると、あまりデッキに入っていてほしくない(袋から引いてくると邪魔)なチップが出てくるため、公益事業に送ってお役御免とするのです。
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18ラウンドを終えたらゲーム終了。移動で手に入れた作物チップのほか、
メインボード下部の「知識トラックを進んだ数」×「人物チップの枚数」分の得点が入ります。得点倍率を上げる、重要な人物チップは、能力トラックを進めていくほか、公益事業などで手に入ります。
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最後に、ルール調整についてですが、主に「イベントの扱い」と建物建設で獲得できる「浴場」タイルについて変更があります。
イベントについては、初版ルールは6種類のイベントが各3枚、計18枚のタイルをごちゃ混ぜにして、各ラウンド一枚ずつ引いていったため・・・
マイナスイベントが最初の3ラウンドで来たりすると、非常に残念なゲームとなりがちでした。
調整ルールでは、6種を一塊にして3つの山を作り、各山をシャッフルしたため、ある程度イベントが均等に出るようになりました。また、マイナスイベントの効果も後半ほどきつくなる傾斜が入ったので、非常にバランスが取れました。
そして「浴場」 このアクションを使うと、袋から3枚のチップを引いて即座に2枚置けるというバランスブレイカータイルだったのですが、「2枚引いて1枚置く」という弱体化がなされました。まあ、初版の時点でこの「浴場」を抜いてプレイするという遊び方が一般的だったのですが。
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もうあまり話題に上ることがないゲームですが、BGGレートは8.1! BGG総合ランク堂々27位のゲームです。
ルール調整後、さらに良いゲームになったので、発売当時に遊んで悪い印象を持たれた方はぜひ調整ルールを試してみては?? まだ日本語版の在庫もあるようですね。
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seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
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