対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
P.I.
- 2013/07/14 (Sun)
- 近年のゲーム |
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この街では、誰もがお互いを疑い、本当のことを話そうとしない。
殺人犯・誘拐犯・銀行強盗・・・ まるで罪人の見本市だ。
---P.I.---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
見た目の通り推理モノのゲームです。マーティン・ワレス作。
各自には、犯人・犯罪・潜伏場所の3枚のカードが配られる。自分は右隣の人のカードを探り、左隣の人からは逆に探られる立場になる。
参加している全員が、捜査官であり犯人なのだ。このへんは他の推理ゲームと違ったプレイ感。
んで、どうやって推理を進めていくかというと、まず場には常に9枚のカードが公開されている。このカードから一枚選び、右隣の人に「これ、あなたと関係のあるカード?」と聞くのだ。
右隣の人はメインボードを見る。メインボードには12のロケーションがあり、それぞれそこに潜んでいる人と、そこで行われた犯罪が示されている。
例えばRick's Cafe のカードをプレイしたとしよう(メインボード手前に見えると思う)。潜伏場所がズバリRick's Cafe ならば、右隣の人は HIT! と答える。 犯人の潜伏場所が判明したのだ。 自分の手持ちのコマから、丸いディスクをRick's Cafeに置き、確定させる。
まあいきなり当たることは少ないのだが、もし相手がRick's Cafeに隣接する場所に潜んでいた場合、Blow!と答える。その場合は手持ちの駒から小さいキューブをRick's Cafe に置く。こうして手がかりをこつこつ積み重ね、
「犯人」「犯罪」「潜伏場所」を当てるのだ。
これが手持ちの駒。実はカード以外にも調査の方法があり、それは強力な「探偵」チップである。一人5枚ずつ持っており、ゲーム中補充されることはない。
探偵はメインボード上の任意のロケーションにおける。そうすると右隣の人は、手札とその場所の「犯人」「犯罪」「潜伏場所」を比較し、さっきの要領で 「1HIT 2Blow!」とか答え無くてはならない。カードと違って3つの要素をいっぺんにチェックできて便利なのだ。
ただ、同じ写真に写っている「SECOND CASE」「THIRD CASE」というチップからもわかるように、事件を3つ解決しないとゲームは終わらない。そして探偵の補充は一切無いので、使いどころはよく考えておこう。
事件を解いた順に 7点・5点・3点・・・と得点を得て、最終的に得点が一番多い探偵の勝利だ。
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ぱっとみ重量級のゲームに見えるP.I.だけど、やっていることは「数字当てゲーム」なので、プレイ感は中量級だ。4桁の数字をてきとうに選んで、1ストライク 2ボール! とかやっているあれである。(この説明でわかるかな・・・?誰もが子供の時やったと思うんだけど。)
ただゲームの雰囲気がいいし、他の人のプレイ中も可能性を一つ一つ潰していけるので、待ち時間も楽しい。「犯人」「犯罪」「潜伏場所」のカードは各種一枚ずつしか存在しないので、他の人が確定させた要素は自分の推理から外せるからだ。
インストをするときに「数字当てゲームの発展版です」と最初に説明するとわかりやすいかも?結構気に入りました。3人以上じゃないと面白くなさそうだけど。
【P.I. ボードゲーム】ホビージャパン Asmodee P.I. ボードゲーム(C3629) |
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