対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
タケノコ(TAKENOKO)
- 2014/03/19 (Wed)
- 近年のゲーム |
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昔々、大陸から日本のショーグンに有効の証として白黒の大きな熊が贈られました。
この熊はパンダという名前で、日がな一日、赤・黄・緑の色々な竹を食べ続けるのです。
国家間の友好の証となる貴重な動物です。あなたはショーグンの庭師として、パンダが快適に
暮らせるように尽力しなければなりません。
---タケノコ---
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
アントワーヌ・ボザはTOKAIDO・TAKENOKO・世界の7不思議・HANABIといろんなゲームを作っているんだなぁ。世界の7不思議は他の作品と雰囲気が違うけど、ほんとに同一人物が作ったんだろうか。
ボザの作品はオンラインでも遊ぶことができ、コンポーネントが綺麗でルールもそんなに難しくない。ただ発売から数年がたち、タケノコも東海道もちょっと品薄気味。今回タケノコを中古で入手できたので遊んでみた。
まず中央に「池」の地形タイルを置き、その上に庭師とパンダのコマを載せる。このコマが彩色済みフィギュアで素晴らしい。
残ったタイルはよくシャッフルして山積みにしておく。
各プレイヤーにはサマリー代わりの個人ボード、選択したアクションをわかりやすくするためのアクション駒2つ、目的カード3枚を配る。
目的カードは庭師・地形・パンダの3種類に別れており、それぞれ一枚ずつ配る。この目的を早く達成するのがゲームの目標だ。3人プレイだと誰かが8枚達成したラウンドでゲーム終了となる。
庭師のカードは、竹を指定された色で、指定された高さに成長させれば達成。尚、「改善チップ」アイコンが書かれている場合があってこれは指示に従う必要がある。詳細は後述。
地形のカードは盤上に指定の形でタイルを配置し、かつ対象の地形すべてに水が引かれていれば達成。
パンダのカードは、書かれている竹をパンダに食べさせれば達成。これが一番わかり易いかな。
目標カードは自分の手番中いつでも達成を宣言して公開することができる。書かれている数字が勝利点で、最終的に勝利点が多いプレイヤーの勝利。
他のプレイヤーの行動で達成することもあるが、宣言できるのは自分の手番時のみ。
また、8枚達成したラウンドでゲーム終了となるが、カードの達成数には制限がない。なので7枚達成したらわざと(達成していても)宣言せず、沢山達成したカードができたら一気に公開して勝利点を稼ぐ、というプレイが有効となる。
ただし他のプレイヤーに邪魔されて達成条件が崩れてしまったら公開できないので、そのへんがジレンマとなる。
カード達成のために、手番に2アクションを行っていく。実行できるアクションは以下のとおり。
※特別な場合を除き、同じアクションを2回選択することは出来ない。
1:地形タイルを配置する
山から3枚を引いて、好きな一枚を配置し、残りを山に戻す。配置する時は中央の池に接しているか、最低2辺が他のタイルに接している必要がある。
※配置した際に、中央の池や水路に1辺以上が接していれば対応した色の竹が1つ生える。
2:水路コマを取る
ストックから水路コマを1つ取る。すぐに置いてもいいし、ボードにストックしてもいい。配置はアクションではないので、持っているだけ、好きなタイミングで水路を引ける。
※水路は中央の池から伸ばしていく必要がある。水路を伸ばした結果、初めて水が引かれたタイルには竹が1つ生える。
3:庭師を動かす
庭師を一直線に動かすことができる。直線であれば移動量に制限は無い。池でも水路でも飛び越せる。
庭師は、移動先のタイルと、そのタイルに接した同色のタイルに竹を生やす。既に生えている場合は高さが増す。
※タイルには水が引かれている必要がある。また、竹の最大の高さは4で、それ以上成長しない。
4:パンダを動かす。
パンダも一直線に動かす。移動量の制限は無し。パンダは移動先のタイルの竹を1つ食べる。食べた竹は個人ボードに置いておく。もし目的を達成したら、使用したコマはストックに返す。
5:目的カードを引く。
好きな種類の目的カードを一枚引く。手札は最大で5枚まで。
最初の手番は2アクションで終わりなのだが、2ターン目からはアクションを実行する前に「天候ダイス」を振る。出目によっていろんな効果が有る。
晴:3アクションを行える(重複は出来ない)
雨:指定場所の竹が1つ成長する
雷:パンダを好きな場所に移動できる。移動先の竹を1つ食べる。
風:同じアクションを2回選択できる
雲:「改善チップ」を引くことができる。チップは3種3枚ずつあり、好きな物を選んで良い。
いきなり配置してもいいし、個人ボードにストックしてもいい。配置にアクションは必要としない。
?:好きなダイス目を選べる。
「改善チップ」は、地形タイルに特殊効果が付加される。
柵:パンダが竹を食べるのを禁止する(移動はできる)
肥料:竹の成長量が2倍になる
水源:水路がなくても竹が育つ
※地形タイルに最初からこれらの絵が印刷されている場合がある。もちろん最初から特殊効果を持っているタイルだ。ここに改善チップを置いて、効果を重複させる事はできない。
※忘れがちだが、既に竹が生えているタイルに改善チップを置くことは出来ない。
こうして8枚以上の目的を最初に達成した人は、「ショーグン」カードを貰える。これは+2点となる。
----------------------------------------------------------------------------
改善チップの取り扱いや目的達成にちょっと細かいルールがあるが、概ねわかりやすい。ザ・ファミリーゲームという感じ。
目的カードの引きや、ダイス目、地形タイルの引き等、ちょっと運の要素が強めで、熟練しても負ける時は負ける。チケライのように「目的カードを引いたらいきなり達成している」場合があるが、コレを無効とするヴァリアントがある。そうすると少しだけ運の要素が弱まる。
積極的に相手を攻撃するような事は出来ず、どちらかと言うとゆるやかに協力するゲームだ。個人的には同じボザの「東海道」の方が好きだが、コンポーネントの出来はこちらのほうが上。
彩色済みフィギュア、色とりどりの竹のコマ(しかも木製)立体的にニョキニョキ竹が林立し、見た目が非常に楽しい。コンポーネントを重視する人はマストバイアイテムだ。
この熊はパンダという名前で、日がな一日、赤・黄・緑の色々な竹を食べ続けるのです。
国家間の友好の証となる貴重な動物です。あなたはショーグンの庭師として、パンダが快適に
暮らせるように尽力しなければなりません。
---タケノコ---
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
アントワーヌ・ボザはTOKAIDO・TAKENOKO・世界の7不思議・HANABIといろんなゲームを作っているんだなぁ。世界の7不思議は他の作品と雰囲気が違うけど、ほんとに同一人物が作ったんだろうか。
ボザの作品はオンラインでも遊ぶことができ、コンポーネントが綺麗でルールもそんなに難しくない。ただ発売から数年がたち、タケノコも東海道もちょっと品薄気味。今回タケノコを中古で入手できたので遊んでみた。
まず中央に「池」の地形タイルを置き、その上に庭師とパンダのコマを載せる。このコマが彩色済みフィギュアで素晴らしい。
残ったタイルはよくシャッフルして山積みにしておく。
各プレイヤーにはサマリー代わりの個人ボード、選択したアクションをわかりやすくするためのアクション駒2つ、目的カード3枚を配る。
目的カードは庭師・地形・パンダの3種類に別れており、それぞれ一枚ずつ配る。この目的を早く達成するのがゲームの目標だ。3人プレイだと誰かが8枚達成したラウンドでゲーム終了となる。
庭師のカードは、竹を指定された色で、指定された高さに成長させれば達成。尚、「改善チップ」アイコンが書かれている場合があってこれは指示に従う必要がある。詳細は後述。
地形のカードは盤上に指定の形でタイルを配置し、かつ対象の地形すべてに水が引かれていれば達成。
パンダのカードは、書かれている竹をパンダに食べさせれば達成。これが一番わかり易いかな。
目標カードは自分の手番中いつでも達成を宣言して公開することができる。書かれている数字が勝利点で、最終的に勝利点が多いプレイヤーの勝利。
他のプレイヤーの行動で達成することもあるが、宣言できるのは自分の手番時のみ。
また、8枚達成したラウンドでゲーム終了となるが、カードの達成数には制限がない。なので7枚達成したらわざと(達成していても)宣言せず、沢山達成したカードができたら一気に公開して勝利点を稼ぐ、というプレイが有効となる。
ただし他のプレイヤーに邪魔されて達成条件が崩れてしまったら公開できないので、そのへんがジレンマとなる。
カード達成のために、手番に2アクションを行っていく。実行できるアクションは以下のとおり。
※特別な場合を除き、同じアクションを2回選択することは出来ない。
1:地形タイルを配置する
山から3枚を引いて、好きな一枚を配置し、残りを山に戻す。配置する時は中央の池に接しているか、最低2辺が他のタイルに接している必要がある。
※配置した際に、中央の池や水路に1辺以上が接していれば対応した色の竹が1つ生える。
2:水路コマを取る
ストックから水路コマを1つ取る。すぐに置いてもいいし、ボードにストックしてもいい。配置はアクションではないので、持っているだけ、好きなタイミングで水路を引ける。
※水路は中央の池から伸ばしていく必要がある。水路を伸ばした結果、初めて水が引かれたタイルには竹が1つ生える。
3:庭師を動かす
庭師を一直線に動かすことができる。直線であれば移動量に制限は無い。池でも水路でも飛び越せる。
庭師は、移動先のタイルと、そのタイルに接した同色のタイルに竹を生やす。既に生えている場合は高さが増す。
※タイルには水が引かれている必要がある。また、竹の最大の高さは4で、それ以上成長しない。
4:パンダを動かす。
パンダも一直線に動かす。移動量の制限は無し。パンダは移動先のタイルの竹を1つ食べる。食べた竹は個人ボードに置いておく。もし目的を達成したら、使用したコマはストックに返す。
5:目的カードを引く。
好きな種類の目的カードを一枚引く。手札は最大で5枚まで。
最初の手番は2アクションで終わりなのだが、2ターン目からはアクションを実行する前に「天候ダイス」を振る。出目によっていろんな効果が有る。
晴:3アクションを行える(重複は出来ない)
雨:指定場所の竹が1つ成長する
雷:パンダを好きな場所に移動できる。移動先の竹を1つ食べる。
風:同じアクションを2回選択できる
雲:「改善チップ」を引くことができる。チップは3種3枚ずつあり、好きな物を選んで良い。
いきなり配置してもいいし、個人ボードにストックしてもいい。配置にアクションは必要としない。
?:好きなダイス目を選べる。
「改善チップ」は、地形タイルに特殊効果が付加される。
柵:パンダが竹を食べるのを禁止する(移動はできる)
肥料:竹の成長量が2倍になる
水源:水路がなくても竹が育つ
※地形タイルに最初からこれらの絵が印刷されている場合がある。もちろん最初から特殊効果を持っているタイルだ。ここに改善チップを置いて、効果を重複させる事はできない。
※忘れがちだが、既に竹が生えているタイルに改善チップを置くことは出来ない。
こうして8枚以上の目的を最初に達成した人は、「ショーグン」カードを貰える。これは+2点となる。
----------------------------------------------------------------------------
改善チップの取り扱いや目的達成にちょっと細かいルールがあるが、概ねわかりやすい。ザ・ファミリーゲームという感じ。
目的カードの引きや、ダイス目、地形タイルの引き等、ちょっと運の要素が強めで、熟練しても負ける時は負ける。チケライのように「目的カードを引いたらいきなり達成している」場合があるが、コレを無効とするヴァリアントがある。そうすると少しだけ運の要素が弱まる。
積極的に相手を攻撃するような事は出来ず、どちらかと言うとゆるやかに協力するゲームだ。個人的には同じボザの「東海道」の方が好きだが、コンポーネントの出来はこちらのほうが上。
彩色済みフィギュア、色とりどりの竹のコマ(しかも木製)立体的にニョキニョキ竹が林立し、見た目が非常に楽しい。コンポーネントを重視する人はマストバイアイテムだ。
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プロフィール
HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング
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