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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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カルバ

地球上に残された数少ない人跡未踏の地。あなたは探検隊を率いるリーダーです。しかし同じ場所を探索するほかの国の探検隊が! あなたはいち早く遺跡にたどり着けるでしょうか!?



---カルバ---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆



2015年に、子供ゲームの雄 HABAが送り出した大人向けのゲーム。通称「大人HABA」。このゲームは「テイクイットイージー」によく似ているということで、発売してからしばらく時間がたってから入手してみました。

ゲームの骨子はまんま「テイクイットイージー」で、36枚あるタイルから誰かがランダムにタイルを選ぶ。そして全員が同じ番号のタイルを、思い思いに個人ボードに置いていく。違うのは、無機質な数字並べからジャングル探検にテーマ変更されている点です。



最初好きなように、海岸には探検隊駒を、ジャングルの奥には遺跡駒を置いておき、これも全員同じように置きます。



それぞれの色の探検隊を、同じ色の遺跡にたどり着かせるのですが、探検隊は配置したタイルの道の上しか歩けません。

すでに置いたタイルにつなげる必要はなく、どのように配置してもOKなのですが、

・タイルを回転させてはいけない

というルールだけ守ります。道がつながらなくてもOK.

このゲームはタイルを「捨てる」ことで探検隊を進めることができます。



タイルの辺につながる道が何本あるかで移動距離が決まり、直線のタイルなら2歩、T字路なら3歩、十字路なら4歩まで動けます。(途中で止まってもOK)


ただし、他の色の探検隊を追い越すことができないので注意です。



タイルには宝石や金塊が描かれているものがあり、このタイルに止まると拾うことができます。宝石は1点、金塊は2点になります。



探検隊が遺跡にたどり着いたら、たどり着いた順番に応じて宝物タイルを受け取ります。もちろん早いほうが点が高いです。

こうしてタイルを配置していき、誰かが4つの探検隊をすべて遺跡に到着させるか、最後のタイルが引かれたら終了。得点を数えます。

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大人向けというよりは、大人と子供が一緒に楽しめる、という内容で、いかにもHABAらしいなと思えるゲームに仕上がっています。

コンポーネントもカラフルで、見た目に楽しい!

しかし、「タイルを捨てて探検隊を進める」というルールがあるおかげで、要らないタイルを捨てることができ、テイクイットイージーにあった「今このタイルを置かなきゃいけないの!?苦しいー!」ということが無い。ゆるーいゲーム感です。

さすがにゲーマーが満足できるゲームにはなっていないかな・・・。まあ対象とする層が違うのでこれはこれで良いのでしょうか。

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テイクイットハイヤー!

名作タイル配置ゲームに「テイクイットイージー」がありますが、このゲームはテイクイットイージーの作者と、クニツィアが共同で作った高難易度版ですよ。



---テイクイットハイヤー---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆☆☆

最近、手に入りづらかった「テイクイットイージー」の日本語版が発売されたのを記念して、「テイクイットハイヤー」のレビューを。国内では全く見かけませんねぇ。



大まかなルールはテイクイットイージーのレビューをご覧いただければわかるので、違いを頂きます。



①タイルが八角形に

オリジナルは六角形のタイルにラインが3本でしたが、こちらは八角形でラインが4本。単純に難易度がアップしています。



②ヴァリアントルール「ゴールド・シルバー」

タイルが金と銀に分かれており、これらタイルをボード上に一直線に敷き詰めると、

ゴールドタイルが完成したライン数×10点
シルバータイルが完成したライン数×9点

が入ります。



③ヴァリアントルール「ロケット」

個人ボード上に、各ラインの色に対応したロケット駒を置いておきます。ラインが完成したら対応する色のロケットを置いていくのですが、ゲーム終了時、ロケットを取り除いた場所に書いてある中で、一番高い点数が入ります。

ただし!より低い点数のところにロケットが残ったままの場合、そこから下の点数しかカウントされません。これにより、低い点数のラインも十分考慮に入れつつ、ゲームを進めなくてはいけなくなります。頭が沸騰しそうです。

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もともとのテイクイットイージーは、すごく簡単なルールで、子供と一緒に楽しめる良作なのですが、物足りなくなったらテイクイットハイヤー!がお勧めです。ヴァリアントルールは採用しなくてもゲームができるので、いろんな遊び方が出来てお得感あり!でも流通してないんだよなぁ・・・・

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サムライ

怪しい鎧を着たサムライ?に、山の上には大仏、そして東北にある富士山・・・ このゲーム(のパッケージ)は最高!



---サムライ---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆

最近、Fantasy Flight Gamesのユーロ・クラシックシリーズとしてリメイクされた本作ですが、



こんなかっこいいパッケージになっちゃって・・・!そんなに重厚なゲームでもないので、元のほうがいいかもw

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ゲーム内容は、クニツィアお得意の数比べによる陣取り。各プレイヤーは同じ内容の15枚のタイルを持っていて、ここからランダムに5枚を引いて手札とし、配置していきます。



基本は1手番に一枚ですが、「侍」という字が書いてあるタイルは、一手番に何枚でも配置できます(サムライの絵ではなく、「字」で判断するので注意!)

※船は海のへクスに配置します。

ゲームボードには真っ黒な駒が置いてあって、これらに対してタイルで影響力を及ぼし、獲得していきます。

駒は



・田んぼ



・仏像



・カブト

の三種類。細かいことは気にしない。



江戸だけ3種類すべてが置かれ、他はほとんど1つだけなのですが、秋田と京都は2種類が置かれます。ここでもなぜ秋田!?と考えてはいけません。ゲームバランスというものがあるのですよ。

ちなみに、駒はランダムで配置するのではなく、ゲーム開始時にプレイヤーが一個ずつ配置していきます。

タイルをおいていって、都市の周りの陸地がすべて埋まったら、だれが駒をとるのか見ていきます。



単純に、タイルの絵と数字をみて、駒への影響力を計算すればOK。侍と船のタイルは、すべての駒に影響力を及ぼすものと考えます。

もし同着一位になってしまった場合は、対象の駒をゲームから除外します。

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どれか一種類の駒がすべて取られるか、除外した駒が五つになったらゲーム終了。勝者の決め方が独特で、

・まずどれか一種類の駒で単独一位になっていないプレイヤーは脱落。

・各種の駒、単独一位のプレイヤー同士で、トップをとった駒以外の獲得数を比べる

といったものです。

例えば

Aさん → 田:4 仏:3 兜:3
Bさん → 田:2 仏:3 兜:2
Cさん → 田:0 仏:2 兜:5

こういう結果になった場合、まずBさんは単独トップの駒がないのですぐ脱落、そのあと、AさんとCさんで「トップをとった駒以外の数」を比べて

Aさん:6点
Cさん:2点

でAさんの勝ち!となります。

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バランスよくとっていてぎりぎりで一位になった方が良いゲームバランスや、少し先を読む必要がある陣取り要素など、先日紹介した「ロンド」よりもややゲーマー寄りになっています。


しかし、衝立があるおかげで誰がなんの駒を獲得しているかよくわからないし、基本的には緩めのゲームですね。このバランスが好きな人もいるし、もっとガチにやりたい人は衝立を外してしまってもいいでしょう。標準ルールでも、2人でやるときは獲得した駒を隠さないことが推奨されています。

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ロンド

ロンドと言えば輪舞曲。そして松任谷由実!でもこのゲームはノンテーマみたい・・・



---ロンド---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆


先日のTBC(東京ボードゲームコレクション)にて、中古で手に入れたくにちーのロンド。大箱ながら軽いとの話を聞いていて、新品で買うと高いな( ^ω^)・・・と思っていたので、中古で入手できたのはラッキーでした。



中身はメインボードと丸いチップが大量。それからチップ立てだけなので、箱の大きさなんとかしろよ!と思うのですがそれはご愛敬。メインボードがリバーシブル仕様になっているのはちょっとお得感あり。

ゲーム内容はチップをうまく配置して得点しよう!というシンプルなもの。

手番には

・チップを1枚以上配置して1枚補充(何枚配置してもよい)

・チップを配置せずに2枚補充

どちらかが出来ます。ただし手元のチップ、上限は5枚で、持ちきれなければ袋に戻します。



・チップは全部で5色あるのですが、基本は同じ色の数字に置きます。すると、その数字分得点が入ります。一か所に何枚も置くことが可能で、その場合枚数×数字の得点が入ります。

・チップを配置するときは、すでに配置しているチップの隣から配置していきます。いきなり何もないところに配置してはいけません。

・また、チップを複数配置する際は、連続しておかなくてはいけません。ボードのあちらこちらに置くのはダメ。



※かならず同じ色の数字にチップを置かなくてはならないかというと、そうではなく、ボードに対応しない色のチップでも「裏がえして」置くことによって、先の数字に手を伸ばせるようになります。

これを繰り返して、灰色のマスに全てチップが置かれたら、全員の手番数が同じになるようにして終了。スタートプレイヤーがだれか覚えておく必要があります。



ちなみに裏面、全くルールは同じなのですが、得点が派手になっています。

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チップの質感もよく、ボードも美しくて見た目的に非常にそそられるのですが・・・

チップの引き運にかなり左右され、シンプルなのはいいんですが考え処があまりない、というのが率直な感想。

得点方式がシンプルで、一番点数の高い「5」のマスにチップを3-4枚置きたい、という流れもつかみやすいので、ボードゲームに慣れてない人も簡単に遊べます。

でも、「インジーニアス」にあった「色毎に得点して、一番少ない点数の色で勝負」ぐらいのひねりは欲しかったかなぁ。そういうヴァリアントも考えてみますか。



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グラビティ・メイズ

人気パズルメーカー、シンクファンによる一人用パズル。今度は立体の迷路だ!



---グラビティ・メイズ---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:??分
評価:☆☆☆☆



このグラビティメイズは、ハナヤマが日本語版を出していないので、やや値段が高いのがネックですが、

立体コンポーネントとカラフルな色が相まって、非常に面白そう!な見た目をしています。



目的は、問題カード通りにスタート(白〇のところ)とゴール(赤いブロック)を置き、うまくパチンコ玉を通すこと。

使えるブロックは問題カードの下に書いてあって、色毎に高さが決まっているので頭を悩ませることになります。

配置のルールとして

・ボールを一度に2段以上落としてはいけない

・水平に2ブロック以上移動してはいけない

このルールに従う必要があります。まあ、上記の禁じ手をやってしまうと、ボールが途中で止まったり迷路からはみ出してしまうので、すぐにわかります。



なんといってもこのキャンディのようなきれいな見た目!子供の食いつきも抜群です。パズルの難易度は難しすぎることはないので、レッツチャレンジ!国内ボードゲームショップが取り扱っているようです。

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