対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
利益・廃液
- 2015/11/15 (Sun)
- 近年のゲーム |
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金儲け!それは資本主義社会では最も価値があるものです。多少の不都合には目をつぶって、たくさんお金を稼ごうではありませんか。
---利益・廃液--
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60-75分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
邦題が秀逸な経済ゲーム。工場経営が非常に単純化されているため、あんまり「経営シミュレーション」とは言えないのですが、ちょっと古めのユーロゲームの香りがふんだんに楽しめる傑作です。(2001年作品)
わりと遊ばれてるのを見る気がするのですが、すでに絶版。個人ボードを使うゲームの初期の作品だと思いますので、再版されるといいですねぇ。
-------------------
コンポーネントはシンプルなので、各プレイヤーには個人ボードと、それに対応した駒、15金と黒い「原材料」駒5個を受け取ったらゲーム開始です。
ちなみにスタートプレイヤーマーカーはユーロの形
自分の色の駒は個人ボードの穴に置き、会社の技術力を表します。
この小さな工場駒は、メインボードの一番左上に置きます。
メインボードの見方ですが、←の数字は「雇用人数」
↑の数字は、「契約達成時の報酬」です。
つまり、最初は5(百)人の人を雇っていて、契約達成時にもらえる報酬は14金なんですね。
個人ボードのほうは、上から「契約を達成するのに必要な人員」「契約達成に必要な材料の数」「契約達成したらできる廃棄物の数」を表します。
また、個人ボードの一番下は廃棄物の数です。緑・黄色・赤の三段階に分かれています。
----------------------
ゲームを開始したら、カード3枚組を人数プラス1組 作ります。
このカードセットを、スタートプレイヤーから順に選んでいきます。全部取り終わったら、同じくスタートプレイヤーからカードをプレイしていきます。
カードは以下の通り
左から、
・工場の発展 メインボードの工場を、一列右に移動させます。報酬が増える他、誰かが一番右まで到達したラウンドでゲームは終了となります。
・雇用・解雇 メインボードの工場を、上下に1つ移動できます。人員の削減や、増員が行えます。
・廃棄物の処理 自分の廃棄物を3つ減らせます
左から
・研究開発 5のコストを払って、個人ボードのチャートを一つ右に進めることができます。技術革新によって、必要な原材料が減ったり、人員が少なくて済むようになったりできます。
・契約の達成 個人ボードの「達成に必要な原料・人員」がそろっていれば、原料を消費してお金を受け取れます。金額はメインボードの数字分。廃棄物が発生するのを忘れずに!
・不法投棄 自分の廃棄物を1減らし、ほかのプレイヤーの廃棄物は全員1つ増えます(!)ほかの工場の敷地にこっそり捨てているんですね!
・原料の購入 自分の原材料チャートの個数分、ストックから原料を取り、競りにかけます。競りはカードを出した人の左隣から1巡競り。つまりカードを出したプレイヤーが一番有利な競りです。
・相談役 相談役の使い方は二通りあり、
(1)借金の返済 このゲームはいつでも10金の借金ができるのですが、-10点の借金カードを受け取ってしまいます。相談役をプレイすると10金を支払うことで、このカードを一枚返済することができます。
(2)倍加 ほかのカードを一緒に出すことで、カード効果を倍にできます。ただし契約の達成でもらえる金額は倍になると強すぎるので、+5金どまり。
・賄賂 廃棄物チェックの時に、賄賂を1金払うことで監査を逃れます。詳細後述。
※カードは1枚だけ次のラウンドに繰り越せます。また、ゲームの状況によってはプレイしなくてはいけないけど意味のないカードが出てきます。(原材料がないけど手元に契約の達成カードしかない、等)この場合は単純に捨て札にします。
-------------------------
全員がカードをプレイし終わったら、スタートプレイヤーが左隣に移って次のラウンドなのですが・・・
山札からこのガスマスクのカードが出てきたら、廃棄物の数のチェックが入ります!
このとき、廃棄物が「黄色」のゾーンにあったら、罰金が5金に加え、工場の発展度が1下がります! もし「赤」のところにあったら罰金が 10金。発展度が2下がるのです。ゴールが遠のくのでとてもきついですが、賄賂カードをプレイできれば華麗にスルーできます。
-----------------
誰かの工場が、「20」の位置にきたラウンドでゲームは終了です。
得点計算は
「工場の発展度」+「個人ボードの各列の点数(列の下に書いてあります)」+「所持金額÷2」
で、借金カードを持っていたら一枚ごとにー10点です。ちょっと計算がめんどくさいですが頑張りましょう!
-------------------
ちょっと昔のゲームなので、やることはとてもシンプルです。なんか「利益廃液」というタイトルを聞くと難しそう・・・と敬遠してしまうのですが、一ラウンド回せばすぐに覚えられます。ユーロスタイルの悩ましさが60分で味わえる、秀作です!!
ところで、このゲームには「実験的シミュレーションヴァリアント」と呼ばれるルール変更用のボードが入っているのですが、その内容が【廃棄物処理について工場間でルール案を出し、相談して決めていく】というとても面白くなさそうな・・・ このルールで実際にプレイした人はいるんでしょうか??
---利益・廃液--
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60-75分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
邦題が秀逸な経済ゲーム。工場経営が非常に単純化されているため、あんまり「経営シミュレーション」とは言えないのですが、ちょっと古めのユーロゲームの香りがふんだんに楽しめる傑作です。(2001年作品)
わりと遊ばれてるのを見る気がするのですが、すでに絶版。個人ボードを使うゲームの初期の作品だと思いますので、再版されるといいですねぇ。
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コンポーネントはシンプルなので、各プレイヤーには個人ボードと、それに対応した駒、15金と黒い「原材料」駒5個を受け取ったらゲーム開始です。
ちなみにスタートプレイヤーマーカーはユーロの形
自分の色の駒は個人ボードの穴に置き、会社の技術力を表します。
この小さな工場駒は、メインボードの一番左上に置きます。
メインボードの見方ですが、←の数字は「雇用人数」
↑の数字は、「契約達成時の報酬」です。
つまり、最初は5(百)人の人を雇っていて、契約達成時にもらえる報酬は14金なんですね。
個人ボードのほうは、上から「契約を達成するのに必要な人員」「契約達成に必要な材料の数」「契約達成したらできる廃棄物の数」を表します。
また、個人ボードの一番下は廃棄物の数です。緑・黄色・赤の三段階に分かれています。
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ゲームを開始したら、カード3枚組を人数プラス1組 作ります。
このカードセットを、スタートプレイヤーから順に選んでいきます。全部取り終わったら、同じくスタートプレイヤーからカードをプレイしていきます。
カードは以下の通り
左から、
・工場の発展 メインボードの工場を、一列右に移動させます。報酬が増える他、誰かが一番右まで到達したラウンドでゲームは終了となります。
・雇用・解雇 メインボードの工場を、上下に1つ移動できます。人員の削減や、増員が行えます。
・廃棄物の処理 自分の廃棄物を3つ減らせます
左から
・研究開発 5のコストを払って、個人ボードのチャートを一つ右に進めることができます。技術革新によって、必要な原材料が減ったり、人員が少なくて済むようになったりできます。
・契約の達成 個人ボードの「達成に必要な原料・人員」がそろっていれば、原料を消費してお金を受け取れます。金額はメインボードの数字分。廃棄物が発生するのを忘れずに!
・不法投棄 自分の廃棄物を1減らし、ほかのプレイヤーの廃棄物は全員1つ増えます(!)ほかの工場の敷地にこっそり捨てているんですね!
・原料の購入 自分の原材料チャートの個数分、ストックから原料を取り、競りにかけます。競りはカードを出した人の左隣から1巡競り。つまりカードを出したプレイヤーが一番有利な競りです。
・相談役 相談役の使い方は二通りあり、
(1)借金の返済 このゲームはいつでも10金の借金ができるのですが、-10点の借金カードを受け取ってしまいます。相談役をプレイすると10金を支払うことで、このカードを一枚返済することができます。
(2)倍加 ほかのカードを一緒に出すことで、カード効果を倍にできます。ただし契約の達成でもらえる金額は倍になると強すぎるので、+5金どまり。
・賄賂 廃棄物チェックの時に、賄賂を1金払うことで監査を逃れます。詳細後述。
※カードは1枚だけ次のラウンドに繰り越せます。また、ゲームの状況によってはプレイしなくてはいけないけど意味のないカードが出てきます。(原材料がないけど手元に契約の達成カードしかない、等)この場合は単純に捨て札にします。
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全員がカードをプレイし終わったら、スタートプレイヤーが左隣に移って次のラウンドなのですが・・・
山札からこのガスマスクのカードが出てきたら、廃棄物の数のチェックが入ります!
このとき、廃棄物が「黄色」のゾーンにあったら、罰金が5金に加え、工場の発展度が1下がります! もし「赤」のところにあったら罰金が 10金。発展度が2下がるのです。ゴールが遠のくのでとてもきついですが、賄賂カードをプレイできれば華麗にスルーできます。
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誰かの工場が、「20」の位置にきたラウンドでゲームは終了です。
得点計算は
「工場の発展度」+「個人ボードの各列の点数(列の下に書いてあります)」+「所持金額÷2」
で、借金カードを持っていたら一枚ごとにー10点です。ちょっと計算がめんどくさいですが頑張りましょう!
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ちょっと昔のゲームなので、やることはとてもシンプルです。なんか「利益廃液」というタイトルを聞くと難しそう・・・と敬遠してしまうのですが、一ラウンド回せばすぐに覚えられます。ユーロスタイルの悩ましさが60分で味わえる、秀作です!!
ところで、このゲームには「実験的シミュレーションヴァリアント」と呼ばれるルール変更用のボードが入っているのですが、その内容が【廃棄物処理について工場間でルール案を出し、相談して決めていく】というとても面白くなさそうな・・・ このルールで実際にプレイした人はいるんでしょうか??
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