対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

キングダムビルダー



この土地には4つの王国が乱立している。

今はまだそれぞれが小国だが、森に草原、海に山にと、それぞれ持っている領土を徐々に広げつつ有る。

境界に塔を建てたり、隊商のルートを多く確保したりと、それぞれの国が優先する事柄は様々だ。1000年王国になりえるのは一体どこの国か?


-----キングダムビルダー-----

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30-40分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)



2012年のドイツゲーム大賞受賞作。作者はドナルド・ヴァッカリーノで、あの「ドミニオン」の作者だ。ただこのゲームは所謂陣取りで、ドミニオンの雰囲気は全然ない、あ、中世の王国がテーマってところは共通しているか。

見た目と違って非常に軽いプレイ感で、3人プレイなら30分で終わる。手持ちのコマを1手番で3-5個ぐらい置いていくのでサクサク進むのだ。



まずは8枚入っているゲームボードからランダムで4枚抜き出し、長方形に並べる。

各プレイヤーは、家の形をしたコマを40個ずつ受け取る。誰かがこのコマを置ききったら、そのラウンドでゲーム終了だ。



ボードには建物やオアシス・船等が書かれているヘクスがあるので、そこに対応したタイルを2枚ずつ置く。ちなみにここには駒は置けない。



また、ボードの外周には置いた建物タイルのサマリーボードをはめておく。コレはルールを覚えたらいらなくなるけれど。



最後に「ゲームの得点方法を決める」カードを10枚のうち3枚抜き出し、全員が見やすいところに置く。このゲームは毎回得点ルールが変わるのだ。この「パターンが多彩で繰り返し遊べる」ところがドミニオンに通じるものが有るなぁと。ほかは全然似てないが。



得点方法はどんなものかというと、先ずボードの城ヘクスに自分のコマが隣接していれば3点。これは毎回共通のルール。ちなみにいくつ隣接していても、1つの城につき3点なので、フレーバーというか、ちょっとしたボーナスみたいなもんだと思えばいい。

その他の得点ルールはカードによって変わるが、わかりやすいものだと

・水辺に隣接していたらコマ1つにつき1点
・山に隣接していたらコマ一つにつき1点
・ボードを水平ラインでみて、コマが置いてあったら1ラインにつき1点

等がある。



自分の手番では一枚だけ持っている手札をプレイする。ボード上には地形が5種類あり、カードも5種類。プレイしたカードの地形に3つ、自分のコマを置かなくてはならない。



最初はカードで示された地形で有ればどこに置いてもいいが、1個でもコマをおいたら、次は出来る限り自分のコマに隣接するように置かなくてはいけない。

同じ地形内で隣接するように置かなくては行けないのはもちろんだが、別の地形カードをプレイした時でも、既に置いたコマになるべくくっつけなくてはいけない。逆にいえば隣接出来なければどこにでも置けるので、「置き場所の選択肢を狭めない」のが重要な戦略になる。

というのも・・・

もし建物が書いてある特殊ヘクスに隣接してコマを置いた場合、その上に置いてあるタイルを取れるのだ。コレによってプレイヤーが取れる行動が増える。必須アクションの「カードの地形に3個置く」に加え、更にコマを置いたり移動させたりできるのだ。1手番にタイルを何枚使ってもいいが、一度手番内で使ったタイルはもう使えない。

タイルの効果としては



・ストーンヘンジ:プレイしたカードの地形に4個目のコマを置ける(建設ルールには従う)
・塔:ボードの端に1個コマを置ける(建設ルールには従う)
・オアシス:砂漠に一つ、駒をおける(建設ルールには従う)

等が有る。これらのタイルを駆使して、じゃんじゃんコマを置いていけばあっと言う間にゲームが終わる。他のプレイヤーが十分コマを置ききっていないうちにゲーム終了にできれば、勝利はすぐそこだ。チケライで急いでゲームを終わらせるときの感覚に似ている。

要は

・カードをプレイして3個コマを置く
・追加アクションがあったらカードプレイの前後に行う
・カードを補充する

だけのルールなので、やればすぐわかる。カタンは言うにおよばず、チケライやカルカソンヌよりもサクサク進む印象だ。

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家族ゲーム会では非常に好評で、回転率の高いタイトルだが、私的にはもうちょっと重いプレイ感の方が好きだなぁ。

箱もでかくて、コマもぎっしり入っているので60~90分ぐらいのプレイ時間(公称45分)を予想していると、

3人プレイだと30分で終わるのよ。ほんとに。箱に書いてあるプレイ時間より短いって珍しいよ。

まあ時間の無いときに重宝するのでいいのだが、もう一つ気になるのは「初手の重要さ」

電力会社等は、各手番でちょっと失敗して最下位に落ちても、走っているプレイヤーに厳しく、あとからついていくプレイヤーに有利になるシステムなので挽回が効くが

このキングダムビルダーは、最初どこにコマを置くかが非常に重要。んで初手で失敗したら残りのゲームが消化試合になりがち。

※なるべく自分のコマに隣接するように置く、というルールが有るのを思い出して欲しい。このゲームは置き場所を縛られない方が有利なので、そのことを知っている経験者プレイヤーと初プレイのプレイヤーに差が出る。

プレイ時間はほんとに短いので、経験者と初プレイの人が交じるゲーム会などでは、2回続けて遊ぶのがいいと思う。

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