対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
ピザの達人
- 2014/02/24 (Mon)
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おっ!これ知ってるよ。マンマ・ミーア!っていうゲームでしょ。
ん?違う?あっ!ホントだ。カードに数字が書いてある。どうやってやるの?え?トリックテイキングなの!?
---ピザの達人---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆ (☆5で満点)
何かで貰った韓国産トリックテイキングゲーム「ピザの達人」。見た目がアレに似ていることと言い、メイフォローのトリテというルールと言い、危険そうな匂いがプンプンするぜ!どうりでどのサイトにもレビューが上がってないわけだ。ロロステで一時期普通に売ってたゲームなんだけどなぁ。
家族会でテストプレイしてみたら、ルールに不足があった。メイフォローなのでとにかく最大値のカードを出したプレイヤーがトリックを取るのだが、その数字がバッティングした時の処理が書いていない。
手札が少なくなったらどうしてもバッティングすると思うんだけど、どうすんの?となってテストプレイ終了。後日ゲーム会に持ち込み、「シュッティヒルンと同じで、先出しが勝ちでお願いします」とインストして見た。まあこのルールで間違いはないと思う。
しかし付き合ってくれた他の4人の方、ありがとうございます。皆様はこのゲームを最大の5人でプレイした国内唯一のグループかもしれませんよ。マジで。
ルールとしてはなんでも出して良い「メイフォロー」のトリックテイキングゲーム。切り札も無いので非常にシンプル。
ゲームの最初に、各プレイヤーは「レシピカード」を3枚受け取る。カードにはS・M・Lのピザがそれぞれ書いてあり、具材が3/4/5種類描かれている。つまりトリックを取得してカードを取ると、ピザに必要な具材が手に入るってわけ。
カードは5種類のスート(具材)があり、それぞれ0-7の数字が書いてある。合計40枚。Lサイズピザは5種類全て集める必要があるので、全員カードは一緒。SサイズとMサイズのレシピカードは、各々必要な材料が異なる。一応非公開。
5人プレイだと配りきりで、全員が8枚ずつ持つ。8トリックで1ラウンド終了、獲得した具材を使ってどれかのレシピを完成させることができる。
ただしトリックを取得した際に、カード獲得順はリードプレイヤーから時計回りだ。同じ具材は重ねて置かれ、
レシピを完成させるときは一番うえのカードしか使えない。7をなるべく使いたいところだが、そうは問屋がおろさない。
勝てないトリックの時はみんな0を出してくるので、せっかく作ってもまずいピザになりがち。わざとピザを作らないということもできるし、できればLサイズはいい具材の時にとっておきたい。
こうして、誰かが3つのピザを完成させるか、5ラウンドが終了したらゲーム終了。点数を数える。
※なお、リードプレイヤーはトリックを取ったプレイヤーではなく、「同じ具材をプレイしたプレイヤーのうち、一番大きい数字を出した人」もしくは「具材がかぶらなかったら、再び同じ人がリードプレイヤー」となる。こうしないと2-4ぐらいの数がほとんど意味を成さないので、これは良いルールだと思う。先出しが価値としたので、リードプレイヤーになるのは非常に重要だ。
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ルールだけ読むとなんとなく面白そうなのだが、実際にプレイするとトンでもない。
まずメイフォローで切り札も無いため、最強の「7」のカードが来ないと1トリックも取れない→ピザを作れないという事が頻繁に発生する。カウンティングして7が無くなった頃に6のカードを使って何とかトリックを取ろうとするのだが、1トリックだけとれても具材が揃わなかったりする。
リードプレイヤーを決める方法をちょっとひねって、中間のカードに存在感をもたせようとしているのは見て取れるが、あんまり機能していない。結局「7」が無いと非常に辛いからだ。
最大の数字がバッティングした時、作者はどういうルールを想定していたんだろうか?先出しが勝ちにするより面白くする方法はあるのか?教えてくれドンファ・キムさん。このままだとこのゲームは二度と陽の目を見ないぞー。
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