対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

メルクリウス

誰しもが、株取引や先物取引に興味を持つことがあるだろう。

短期的に収益が見込める先物、長期的な相場観が必要な株、お金があって悠々自適に暮らしているなら国債なんてのもいいね。

だけど本物に手をだす前に、このゲームで元手をどれだけ増やせるか試してみるのもいいかもしれない。




---メルクリウス---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)

ある週末、ゲーム会に行ったところ、見たことも無いゲームを持ち込まれていた方がいた。

タイトルは「メルクリウス」ちょうど卓が立つところだったので、「どんなゲームですか?」と聞いたところ、口々に返ってくる答えは「地味です」「色合いも地味」「淡々とやるゲーム」と言った物ばかり。

やる前からそんなにやる気を削ぐセリフを連発しないでくれ! 大体なんであんたらはそんなに地味で面白くなさそうなゲームをやろうとしているんだ。



セットアップ完了。ごめんなさい確かに地味でした。何だこの茶色ばかりのコンポーネントは。照明のせいもあるけどどうしようもなく地味だ。

これは経済ゲームで、ボードに置いてあるチップが株と先物の価値を表している。見難いと思うが、株券は盾の形、先物は丸いチップになっている。

株は最初10金、先物が最初15金からスタート。このゲームには6つの会社が存在し、それぞれ主要に取り扱う商品が決まっている。



最初に70金、相場変動カード5枚、そして個人ボードも配られ、ここにカードをプレイすることで相場が動く。面白いのはプレイしたカードが3手番にわたって効果を発揮し続ける点だ。



このようにボードには最大3枚のカードが置かれ、手番に一枚カードをプレイした時も前回、前々回のカードが載ったままになっている。ボードに載っているカードの効果は全て処理されるので、3ラウンド先までの相場を見据えて株や先物を売り買いする能力が必須。



初めは皆一枚ずつしかカードをプレイしていないので地味な相場だが、フルでカードが置かれると動きが激しくなる。

手番では 株/先物 の売り買いを組合せて3アクションできる。もちろん同じ銘柄を2個以上売り買いしても良いが、その場合

同一銘柄を2個買う → 個々の価格に+1金される
同一銘柄を3個買う → 個々の価格に+2金される

同一銘柄を2個売る → 個々の価格から-1される
同一銘柄を3個売る → 個々の価格から-2される

つまり一気に売り買いせずにいろんな銘柄をちょこちょこ取引したほうがいいのだが、相場は水物。次の手番でどうなっているかわからないので、一気に買ったり、売り抜ける必要も出てくるだろう。



相場を変動させるカードには株と先物の変動値が一緒に書かれており、株価が上がると商品価格が下がり、株価が下がると商品価格が上がるようになっている。株価は+1か-1、先物は+2か-2なので地味だww でも5人でプレイすると場に出ているカード枚数が多く、結構価格が動く。見た目よりは派手。特に先物は動きが激しい。

カード構成を見るとわかるが、全体的に株価は上昇傾向、先物は下落傾向にある。



そんな地味なゲームに彩りを与える特殊カード!3枚あり、ゲーム中にそれぞれ一回だけ使える。効果は

・配当カード:手番の3アクションを行う代わりに、持っている株に応じてプレイヤー全員が配当を得る。配当金額はその時の株価によって変わる。 自分が特定の会社の株を買い占めており、他の人がその株を持っていない時を見計らって使うと強力。

・闇市場カード:手番の3アクションを行う代わりに、カードの上に株や商品を3つまで置き、次の手番で通常のアクションとは別に売りさばく事ができる。価格が確実に上昇しそうな先物があるときなどは強力。

・ニュースカード:手番の最後にカードを一枚ドローするのだが、その時使うと山札と手札を3枚まで交換することができる。 手札がどうしようもないときの救済処置みたいなものだ。

山札が切れたら、全員があと2手番行いゲーム終了。手札は最終的に3枚余る。

当然所持金が一番多い人が勝ち。

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これは良いゲーム。3手番先まで相場の変動が見えていることによって、株や先物を売買している気分に浸ることができる。テーマとルールが非常に良くマッチし、比較的シンプルにまとまっている。

じっと考えるゲームなので、コンポーネントの落ち着いた色合いもプレイ後は好印象に。株の売買というテーマで人を選んでしまいそうなのが難点かな。実際卓を立てたら全員男で、オープン会に参加の女性陣は見向きもしてませんでした・・・。

相場の変動が大きいほうが面白いので、4-5人でのプレイを推奨。3人の場合は銘柄を減らすなどの工夫が必要かもしれない。

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