対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
原始スープ
- 2015/01/17 (Sat)
- 近年のゲーム |
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38億年前という途方も無い昔、地球にはすでに海が存在し、海水には様々な有機物が溶け込んでいました。
海を漂う微細な有機物、その中に、「自分のコピー」を作れる能力を持った、稀有な存在が現れました。ここに、地球生命体の長い長い歴史が始まったのです・・・。
---原始スープ---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
もはや古典的名作という言葉もしっくりくる古いゲーム「原始スープ」をプレイ。移動判定にサイコロを振る、直接攻撃要素が多い、ダメージポイントがある等、「ユーロゲーム」と「ウォーゲーム」を合わせたようなプレイ感ですが、一度はプレイすべきゲームだと思います。
まずは各色のキューブを2個ずつ盤面の各マスに配置。4人プレイなら4色。3人プレイなら3色。
各自アメーバを7匹ずつ、最初のリソースとして4BP(生命ポイント)をもったら、「カタン方式」で盤面の好きなところに配置していく。スタートプレイヤーから順に1匹ずつ配置したら、2匹めは逆順に配置するのだ。
このとき、4人プレイだったら1匹目にはそろばんの珠みたいな「ダメージポイント」を一個載せておく。ちなみにアメーバは2DP(ダメージポイント)で死亡する。
あと、ゲーム開始前に得点トラックにコマを載せておく。スタート地点には数字が書いてあるので手番順に。
----------------------------------
ここからゲームスタート。最初にボード中央の「環境カード」を一枚めくる。カードには東西南北、どの方向に海流が流れるかが赤で表されている他、そのターンの「紫外線の強さ」が数字で書いてある。紫外線の強さについては後述。
1:移動と食事
まず各アメーバを番号順に移動・食事を行うのだが、初期状態のアメーバはな~んにもできない。移動するにしても好きな方向には進めず、「海流にまかせる」か「サイコロを振って出目の方向に移動する」しかない。
海流に任せる場合はカードに示された方向に1マス移動する。
移動を試みる場合は、1BPを支払いサイコロ1個を振って1なら北、2なら西・・・と割り当てられた方向に移動できる。 5ならその場にとどまり、6なら好きな方向に移動できるので、狙った方向に移動できる可能性は1/3だ。
移動先でアメーバは食事を行う。自分の色以外のキューブ各色1つずつを食べ、自分の色のキューブを2個排泄する。
もし食事ができない場合は1DPをアメーバに載せる。2DPで死亡なのは先述のとおりだが、このフェイズではまだアメーバを除去しない。
2:環境カードの更新
新たな環境カードを一枚めくり、ボード中央に置く。海流の方向は次のターンで影響するが、紫外線の強さはすぐに影響する。次のフェイズで買う「遺伝子カード」には、赤字で数字が書いてあるのだが、持っているカードの合計数字が紫外線の強さ数値より大きかった場合 差分をBPで支払うか、数値が小さくなるようにカードを場に戻さなくてはならない。
3:遺伝子カードの獲得
BPを使って遺伝子カードを購入できる。BPのある限り、何枚買ってもOK。
遺伝子カードには移動を有利にする能力、他プレイヤーを攻撃する能力、防御の能力等があり、アメーバをどんどん進化させることが出来る。ただし同じカードは人数分無いので、進化の方向は各プレイヤーごとに異なってくる。
また、何かの遺伝子カードを捨てる必要がある「上級遺伝子」も何種類か存在する。これらは概ね強い。
4:分裂増殖
このフェイズ開始時に、各プレイヤーは10BPを受け取る。その後、自分のアメーバを増やすかどうか選択。分裂には6BPのコストが必要で、自分のアメーバの上下左右、いずれかの隣接するマスに新しいコマを置く。この時、置くアメーバの番号は任意。
※自分のアメーバを同じマスに2匹は置けない。逆に他のアメーバがいてもそのマスには置ける。
もし自分のアメーバが死んだりして、ボード上に0~1匹しか存在しない場合は、置く場所は自由に選べる。
5:死亡判定
ここで初めて死亡判定。2DPが載っているアメーバは死亡し、各色のキューブを2個ずつ残す。3人なら3色。4人なら4色。
6:得点
各プレイヤーのアメーバ数と遺伝子カード数をみて、チャートにしたがって得点する。得点を入れる際に特有のルールがあって、一番点数が高い人から順に計算、もし他の人がすでにいるマスがあった場合、その得点マスはなんと飛ばす! このルールは当時のゲームだとよく有ったのか?自分はこのゲーム以外で見たこと無いけど・・・。
ここまでが1ターン。ゲームは誰かが42点を超えるか、11枚の環境カードが全てめくられるまで続く。条件を満たしたらそのターンでゲーム終了。
------------------------------------------------------------
最後までプレイ感に変化が無く、11ターンの間地味な展開が続くので万人受けはしないかも・・。
ルールブック通り、42点超えか山札切れまでゲームを続けると長時間ゲームになるので、32点あたりを勝利条件にするとゲーム時間が3/4になります。これくらいでちょうどいいような気もします。
あと、移動フェイズでは前の人が全てのアメーバを動かし終わるまで自分の手番が来ないので、ダウンタイムは長め。長考プレイヤーが多いとダレそうです。
なんか悪いことばっかり書いてますが、ゲーム自体はカード選択の悩ましさ・ダイス運などが相まって非常に楽しいです。冒頭にも書きましたが、一度は遊んでみるべき。
海を漂う微細な有機物、その中に、「自分のコピー」を作れる能力を持った、稀有な存在が現れました。ここに、地球生命体の長い長い歴史が始まったのです・・・。
---原始スープ---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
もはや古典的名作という言葉もしっくりくる古いゲーム「原始スープ」をプレイ。移動判定にサイコロを振る、直接攻撃要素が多い、ダメージポイントがある等、「ユーロゲーム」と「ウォーゲーム」を合わせたようなプレイ感ですが、一度はプレイすべきゲームだと思います。
まずは各色のキューブを2個ずつ盤面の各マスに配置。4人プレイなら4色。3人プレイなら3色。
各自アメーバを7匹ずつ、最初のリソースとして4BP(生命ポイント)をもったら、「カタン方式」で盤面の好きなところに配置していく。スタートプレイヤーから順に1匹ずつ配置したら、2匹めは逆順に配置するのだ。
このとき、4人プレイだったら1匹目にはそろばんの珠みたいな「ダメージポイント」を一個載せておく。ちなみにアメーバは2DP(ダメージポイント)で死亡する。
あと、ゲーム開始前に得点トラックにコマを載せておく。スタート地点には数字が書いてあるので手番順に。
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ここからゲームスタート。最初にボード中央の「環境カード」を一枚めくる。カードには東西南北、どの方向に海流が流れるかが赤で表されている他、そのターンの「紫外線の強さ」が数字で書いてある。紫外線の強さについては後述。
1:移動と食事
まず各アメーバを番号順に移動・食事を行うのだが、初期状態のアメーバはな~んにもできない。移動するにしても好きな方向には進めず、「海流にまかせる」か「サイコロを振って出目の方向に移動する」しかない。
海流に任せる場合はカードに示された方向に1マス移動する。
移動を試みる場合は、1BPを支払いサイコロ1個を振って1なら北、2なら西・・・と割り当てられた方向に移動できる。 5ならその場にとどまり、6なら好きな方向に移動できるので、狙った方向に移動できる可能性は1/3だ。
移動先でアメーバは食事を行う。自分の色以外のキューブ各色1つずつを食べ、自分の色のキューブを2個排泄する。
もし食事ができない場合は1DPをアメーバに載せる。2DPで死亡なのは先述のとおりだが、このフェイズではまだアメーバを除去しない。
2:環境カードの更新
新たな環境カードを一枚めくり、ボード中央に置く。海流の方向は次のターンで影響するが、紫外線の強さはすぐに影響する。次のフェイズで買う「遺伝子カード」には、赤字で数字が書いてあるのだが、持っているカードの合計数字が紫外線の強さ数値より大きかった場合 差分をBPで支払うか、数値が小さくなるようにカードを場に戻さなくてはならない。
3:遺伝子カードの獲得
BPを使って遺伝子カードを購入できる。BPのある限り、何枚買ってもOK。
遺伝子カードには移動を有利にする能力、他プレイヤーを攻撃する能力、防御の能力等があり、アメーバをどんどん進化させることが出来る。ただし同じカードは人数分無いので、進化の方向は各プレイヤーごとに異なってくる。
また、何かの遺伝子カードを捨てる必要がある「上級遺伝子」も何種類か存在する。これらは概ね強い。
4:分裂増殖
このフェイズ開始時に、各プレイヤーは10BPを受け取る。その後、自分のアメーバを増やすかどうか選択。分裂には6BPのコストが必要で、自分のアメーバの上下左右、いずれかの隣接するマスに新しいコマを置く。この時、置くアメーバの番号は任意。
※自分のアメーバを同じマスに2匹は置けない。逆に他のアメーバがいてもそのマスには置ける。
もし自分のアメーバが死んだりして、ボード上に0~1匹しか存在しない場合は、置く場所は自由に選べる。
5:死亡判定
ここで初めて死亡判定。2DPが載っているアメーバは死亡し、各色のキューブを2個ずつ残す。3人なら3色。4人なら4色。
6:得点
各プレイヤーのアメーバ数と遺伝子カード数をみて、チャートにしたがって得点する。得点を入れる際に特有のルールがあって、一番点数が高い人から順に計算、もし他の人がすでにいるマスがあった場合、その得点マスはなんと飛ばす! このルールは当時のゲームだとよく有ったのか?自分はこのゲーム以外で見たこと無いけど・・・。
ここまでが1ターン。ゲームは誰かが42点を超えるか、11枚の環境カードが全てめくられるまで続く。条件を満たしたらそのターンでゲーム終了。
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最後までプレイ感に変化が無く、11ターンの間地味な展開が続くので万人受けはしないかも・・。
ルールブック通り、42点超えか山札切れまでゲームを続けると長時間ゲームになるので、32点あたりを勝利条件にするとゲーム時間が3/4になります。これくらいでちょうどいいような気もします。
あと、移動フェイズでは前の人が全てのアメーバを動かし終わるまで自分の手番が来ないので、ダウンタイムは長め。長考プレイヤーが多いとダレそうです。
なんか悪いことばっかり書いてますが、ゲーム自体はカード選択の悩ましさ・ダイス運などが相まって非常に楽しいです。冒頭にも書きましたが、一度は遊んでみるべき。
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