対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
レッドノベンバーを救え!
- 2013/07/24 (Wed)
- 近年のゲーム |
- CM(0) |
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同士!核ミサイル保管庫で火災が発生した!すぐに消化に向かってほしい。
なに?火勢が強すぎて入れない?なぁに大丈夫だ。ここにウォッカがある。コレを飲んで飛び込め!
---レッドノベンバーを救え!---
ルールを覚えるのに必要な時間:45分
1ゲームの時間:60-90分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
プレイヤー全員で沈みゆく潜水艦を60分間なんとか持ちこたえさせる、協力ゲームです。
箱には2-8人用と書かれているが、説明書には3人からの遊び方しか書いていない。どういうこと?
まあいいや。協力ゲームだから一人二役やれば問題ない。
さてこのゲーム、コンパクトな箱の中に四つ折りのボードと沢山のコンポーネントが入っていて値段の割に豪華。箱の大きさには日本人も納得。しまう際には「コンポーネントをうまく箱に収めるゲーム」が遊べる。そう、適当に入れると収まらないのだ。
まずは自分の色のフィギュアを決め、10面ダイスを振ってスタート位置を決定する。
ゲーム中頻繁に使う10面ダイス。チーパスゲームズと違って同梱されているので安心。
そして隊員の状態を表すカードと、初期アイテムタイル2つを受け取ってゲーム開始。
どうゲームを進めるのかというと・・・。
ゲームボードの周囲には時間の経過を表すマスがあり、最初は全員60分のところからスタート。
白はタイムカウント用の補助マーカー。
最初の段階では潜水艦レッドノベンバー号はどこも壊れていないので、まずは船長室に向かい、ウォッカを取ってくることにする。
今いるところは「7」としよう。 7の部屋→0の部屋(船長室)に移動するには2分かかる。
なので白の補助コマを2つ進める。
移動の次にアクションを行うことができる。今回はウォッカを2本獲得することにして、更に2分進める。 今回の手番では4分を消化したのだ。
行動毎に白いマーカーをすすめ、ターン終了時に自分の色のマーカーを白のところまで動かす。すると途中に☆が2つあるのがわかると思う。
この☆を通過する度に、災害カードを引かなくてはならない。カードにはたいてい悪いことが書かれていて、火事が起きたり漏水がおきたり、原子炉の温度が上がったりする。
※なにも起きない「猶予」カードもある。
火事・漏水のカードを引いてしまったら、サイコロをふりどの区画に災害が起きたかをランダムに決定する。
・火事が起きるとその部屋には入れない。消火器 もしくはウォッカ(!)を持っていれば突入して消火活動ができる。
・漏水が起きるとその部屋で行うアクションに余計な時間がかかる。(+2分)漏水を止めるには排水ポンプが必要。
破滅の災害カードを引いてしまったら、引いた時点から10-15分先に破滅トークンを配置する。全員の時間コマがこのトークンを超えるとゲームオーバー。取り除くには、対応する部屋で修理アクションを行わなくてはいけない。
例えば酸素ポンプ停止だったら・・・
「2」の部屋で修理を実行する。修理の際には、まず何分時間をかけるか宣言し、サイコロを振って宣言時間以下の目を出せば修理成功。トークンを取り除いたあと時間を進める。
ダメだったらそのまま時間だけ進める。
※消火や排水、エンジン修理など、ほとんどのアクションはこうして成否を決定する。
この修理アクションの際に、アイテムを使用出来る。例えばエンジン修理マニュアル(右上)はエンジン修理の際に、宣言した時間+4の目以下で修理成功にできる。つまり6分を宣言すれば自動的に成功。
災害カードにはもうひとつ、エンジンや原子炉の調子が悪くなるというカードがあり、それを引いたらこのキューブを指定された数だけ右に進める。どれか一つでも右端に達したらゲームオーバー。
こうして核ミサイル発射の危機や、原子炉の不調、火災、浸水を乗り越え、ボロボロのレッドノベンバー号で60分間持ちこたえたら全員の勝利。
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多分この記事ではルールがさっぱりわからないと思う。実際には上記以外にも細かいルールがたくさんあり、初回プレイはマニュアルと首っぴきで遊ぶことになる。
基本は
・何分か時間を使って修理する
・災害カードを引く
・新たにどこか故障する
・また修理する・・・
の繰り返しでゲームが進む。選択ルールとして、救助隊到着10分前になったら仲間を見捨てて潜水艦から脱出するという行動も取れるが、これは初回プレイでは考えないほうがいいかも。
プレイヤー1人が同士2人を担当し、擬似四人プレイで2回ほど遊んでみたが、どちらもクリアできなかった。難易度はかなり高い。
ちょっとルールが洗練されてないなぁ・・・とプレイ中に感じた。ハッチを開けたら海水が隣の区画に漏れだしたり、火事が延焼したりと、リアルさが感じられるのだが、ドイツゲームと言うよりはTPRGに近いのかな。
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