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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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レンフィールド



もぐぐぐ。虫。一匹だけ食うって訳にはいかんのですよね。 レンフィールドの素晴らしい世界へようこそ。ここでは墓荒らしと腐った異端者が、空いた時間に変わったカードゲームで遊んでいます。
今週は、この不気味な連中は、生計のために新鮮な死体を掘り起こしに行ってしまっています。ですので、こいつらがどんな汚いゲームを遊んでくつろいでいるのか、我々は想像するしかないわけです。
いや、これ以上想像するのは止めときましょう。




レンフィールド

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:30~分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)

うちの家族にはトリックテイキング系のゲームはすこぶる評判が悪い!そんな連中とひねりのあるトリックテイキングなんてできるはずもなく・・・。ゲーム会に持ち込んでようやくプレイが実現しました!嬉しいー。



チーパスのゲームが日本語化されて1,000円で売られるなんて!確かに箱なんかはちょっとチープだけど、手の出しやすい価格なのは嬉しい。ビッグチーズは購入をちょっと考えてしまったので・・・。

さて、このゲームは3スートのトリックテイキング。まずは各人100金ぐらいの資金をもってゲーム開始。(チップは自分で用意する必要がある。また、最初の持ち金はルールでは指定されていないが、多分75-100ぐらいがいいと思う。)
基本はマストフォローだ。



裏面はこんな感じ。カードを重ねると何枚あるかわかりづらくなるぞ!カードを配るときには要注意だ。まるでステレオグラム。



スートの数字は0-17だが、各スートの0はスートの順位を表すのに使うため、最初に抜き出す。まず手札を6枚ずつ配り、次に一巡競りで、強さを決める権利を買うのだ。



競り落とした人は好きな順番にする。上になっているカードが強いスート。一巡競りなので最後の値付けをする人が圧倒的に有利。最初はランダムに決めるが、次のラウンドからはラウンドの勝者が最後の値付けを行う。

当然自分の手札をみて、有利になりそうな強弱にする。支払った金はポット(場の中央とか)に貯めておく。



手札は6枚なので、6トリックで一ラウンド。各カードには金額と虫が書かれており、

・トリックを取ったら、取得したカードに書かれた金額の合計をポットに支払う。
・ラウンドの最後に、とった虫が一番少ない人が勝者。ただ、虫が0はダメ。一匹以上は取らなくてはならない。
・ラウンドの途中で勝ち目が無いと感じたら、下りることができる。その場合は手札をすべて伏せ、勝利する権利を失う代わりにトリックを取得してしまってお金を支払うこともない。



マストフォローなので、最初の1-2トリックはフォローできると思う。しかし6枚の手札なので、すぐにフォローできなくなる。するとさっきのスートの強弱が俄然重要になってくる。

基本的にはあまりトリックを取りたくないので、1トリック毎にひじょーに悩ましい。



また2のカードを取得すると、トリックを取った際に支払う金額が2倍になる。更に12のカードは、持っているとラウンドの最後に虫の数を2倍する。大逆転もありうるので、下りるかどうかの判断も難しい。



ゲーム会では、誰かがおけらになったら終了とした。

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ギャンブルっぽさがあり、ラウンドで勝利した際にがさっとポットのお金をとれるのが気持ちいい。各トリック毎にかなり悩むので、スピード感が無いのが残念だが、チーパスらしいひねくれた良いゲーム。

値段が安いし、その気になれば自分でチーパスのホームページからゲームをダウンロードし、自作できるので手に入れやすいが・・・。

あんまりゲーム慣れしてない人にはおすすめできないかな。ハーツやウィザードをプレイしてから手出しするようなゲームです。

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