対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
ストーンエイジ
- 2014/05/01 (Thu)
- 近年のゲーム |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
人類の歴史において、各時代にはそれぞれ重要な発見がありました。
まだ人類が洞窟に住み、狩猟採集生活を送っていた原始時代、石器の製造や車輪の発明、農耕の発見は非常に重要な事だったのです。
---ストーンエイジ---
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60~90分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
ワーカープレイスメントの入門ゲームとして大いに薦められる本作。かなりの良作なのだが、このゲームは各種ゲーム賞をことごとくのがしている。なぜだ?
作者はMichael Tummelhofer。サンクトペテルブルグの作者だ。(というかハンスの社長だ。)ベテランだし、あちらは2004年のドイツゲーム賞を受賞しているので作者びいきという事はあるまい。きっと審査の際にテストプレイしてみたら、審査委員長の賽の目がメタメタで大いに負けたのだろう(w)
さて、プレイヤーは個人ボードを一枚ずつ持ち、5人の家族・12の食料とともにゲームをスタート。最初からいきなり5人か!さすが原始時代!アグリコラだったらもう増やさなくてもいいような人数だ。ちなみにワーカーの最大人数は10人。うーんダイナミック。
ゲームはワーカーを手番順に配置していって、全ワーカーの配置が終わったらプレイヤー単位で全てのワーカーアクションを解決していく。アクションの順番は任意。
配置する時は7人までいっぺんに置けるが・・・。
あとから同じ場所に追加はダメ。もちろん早いもの勝ちの要素はたっぷり有る。
ちなみにこの円が配置できるワーカー数を表す。
ワーカーを配置できるエリアは、大別して4種類ある。プレイ人数によって1つのエリアに配置できるプレイヤー数が制限されるため、アクションが空いていても選択できない場合がある。
メインボードの上の方は資源を獲得するアクション。資源は食料・木材・レンガ・石材・金がある。
ワーカーを配置すると、配置人数と同じ数のサイコロを振ることができる。獲得数はサイコロの出目の合計を、2~6で割った商。もちろん石や金は獲得が難しい。
村の中は生活豊かにすることができる。
・農作業小屋 → ワーカー一人を配置でき、農業チャートが1つ上がる。
チャートの数字1つ毎に、家族一人分の食料をまかなえる。
・道具小屋 → ワーカー一人を配置でき、道具を1つ獲得できる。道具はサイコロの出目をプラスすることができ、1ラウンドに1回という使用制限はあるが恒久的に使える。
・??? → ワーカー二人一組を配置すると、家族が増える・・・
メインボード下段左には建物タイル。ワーカー一人を配置し、必要な資源を払うとその建物を建てることが出来、タイルに書かれた勝利点を得ることができる。
また建物の中にはちょっと特殊なものが有って
好きな資源(混在OK)1-7個を払って建てる建物
異なる4種類の資源を1個ずつ払って建てる建物
異なる2種類の資源を、合計4つになるように使って建てる建物
等がある。これらは点数が「?」になっているが、資源の価値は個人ボードに書かれたこの数値なので、
例えば木を5本払って建物を建てると15点だ。
最後にボード下段右に並んでいるこのカード類。任意の資源を1-4個払って獲得する。(次のラウンドに持ち越されたカードは右に移動し、コストが安くなる)
獲得すると、カード上段の資源や技術がすぐに獲得できる。
特徴的なのはこれ。プレイ人数と同数のサイコロをふって、手番プレイヤーから順番に全員がサイコロを一個ずつ選んでいく。目に応じていろんな資源や技術が獲得できる。なんかプエルトリコみたいだ。
下段はゲーム終了時に勝利点に影響する。
建てた建物数×2点・ワーカーの人数×1点などの種類がある。同種のカードを集めまくり、子供をせっせと増やしたり建築RUSHで建物を建てまくったりすれば大量得点だ。
また、織物や荷車など、発明品が書かれたカードが有り・・・
集めた種類^2 の点数が最後に獲得できる。最大は8種類、64点だ。
全てのアクションを解決したら、必要な食料を払って次のラウンドへ。食料は家族の人数分必要だが、先述の農業チャートが上がっていれば負担が軽くなる。
・カードが補充できなくなる
・建物の山が1つでも無くなる
いずれかでゲーム終了。建物の山は7枚一組なので、狙っていけば即効で終わらせることもできる。
--------------------------------------------------------------------------
手軽なワーカープレイスメント。最初からワーカーも多いし、サイコロ運が絡むのであまり悩まずに、ドバっとワーカーを配置しましょう。
得点は派手で、200点を超えることもしばしば。サイコロをジャラジャラ振れるパーティーゲーム感と相まって、ファミリーゲームとして十分通用する出来栄えです。
問題点としては
・カードやタイルに任意の資源で払う物が多く、「とりあえずワーカーは木を取ってこい」となりがち
・ゲーム終盤は食料が農耕でまかなえるため、他のワカプレのようなカツカツ感が薄い。
・いくら知恵を絞っても、サイコロの出目次第では撃沈
といくつかあげられるのですが、アグリコラのような終始ゼエゼエしながらプレイするワーカープレイスメントばかりだと食傷気味になるのも事実。ストーンエイジのようなゲームもあっていいんじゃないでしょうか。私は好きなゲームです。
まだ人類が洞窟に住み、狩猟採集生活を送っていた原始時代、石器の製造や車輪の発明、農耕の発見は非常に重要な事だったのです。
---ストーンエイジ---
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60~90分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
ワーカープレイスメントの入門ゲームとして大いに薦められる本作。かなりの良作なのだが、このゲームは各種ゲーム賞をことごとくのがしている。なぜだ?
作者はMichael Tummelhofer。サンクトペテルブルグの作者だ。(というかハンスの社長だ。)ベテランだし、あちらは2004年のドイツゲーム賞を受賞しているので作者びいきという事はあるまい。きっと審査の際にテストプレイしてみたら、審査委員長の賽の目がメタメタで大いに負けたのだろう(w)
さて、プレイヤーは個人ボードを一枚ずつ持ち、5人の家族・12の食料とともにゲームをスタート。最初からいきなり5人か!さすが原始時代!アグリコラだったらもう増やさなくてもいいような人数だ。ちなみにワーカーの最大人数は10人。うーんダイナミック。
ゲームはワーカーを手番順に配置していって、全ワーカーの配置が終わったらプレイヤー単位で全てのワーカーアクションを解決していく。アクションの順番は任意。
配置する時は7人までいっぺんに置けるが・・・。
あとから同じ場所に追加はダメ。もちろん早いもの勝ちの要素はたっぷり有る。
ちなみにこの円が配置できるワーカー数を表す。
ワーカーを配置できるエリアは、大別して4種類ある。プレイ人数によって1つのエリアに配置できるプレイヤー数が制限されるため、アクションが空いていても選択できない場合がある。
メインボードの上の方は資源を獲得するアクション。資源は食料・木材・レンガ・石材・金がある。
ワーカーを配置すると、配置人数と同じ数のサイコロを振ることができる。獲得数はサイコロの出目の合計を、2~6で割った商。もちろん石や金は獲得が難しい。
村の中は生活豊かにすることができる。
・農作業小屋 → ワーカー一人を配置でき、農業チャートが1つ上がる。
チャートの数字1つ毎に、家族一人分の食料をまかなえる。
・道具小屋 → ワーカー一人を配置でき、道具を1つ獲得できる。道具はサイコロの出目をプラスすることができ、1ラウンドに1回という使用制限はあるが恒久的に使える。
・??? → ワーカー二人一組を配置すると、家族が増える・・・
メインボード下段左には建物タイル。ワーカー一人を配置し、必要な資源を払うとその建物を建てることが出来、タイルに書かれた勝利点を得ることができる。
また建物の中にはちょっと特殊なものが有って
好きな資源(混在OK)1-7個を払って建てる建物
異なる4種類の資源を1個ずつ払って建てる建物
異なる2種類の資源を、合計4つになるように使って建てる建物
等がある。これらは点数が「?」になっているが、資源の価値は個人ボードに書かれたこの数値なので、
例えば木を5本払って建物を建てると15点だ。
最後にボード下段右に並んでいるこのカード類。任意の資源を1-4個払って獲得する。(次のラウンドに持ち越されたカードは右に移動し、コストが安くなる)
獲得すると、カード上段の資源や技術がすぐに獲得できる。
特徴的なのはこれ。プレイ人数と同数のサイコロをふって、手番プレイヤーから順番に全員がサイコロを一個ずつ選んでいく。目に応じていろんな資源や技術が獲得できる。なんかプエルトリコみたいだ。
下段はゲーム終了時に勝利点に影響する。
建てた建物数×2点・ワーカーの人数×1点などの種類がある。同種のカードを集めまくり、子供をせっせと増やしたり建築RUSHで建物を建てまくったりすれば大量得点だ。
また、織物や荷車など、発明品が書かれたカードが有り・・・
集めた種類^2 の点数が最後に獲得できる。最大は8種類、64点だ。
全てのアクションを解決したら、必要な食料を払って次のラウンドへ。食料は家族の人数分必要だが、先述の農業チャートが上がっていれば負担が軽くなる。
・カードが補充できなくなる
・建物の山が1つでも無くなる
いずれかでゲーム終了。建物の山は7枚一組なので、狙っていけば即効で終わらせることもできる。
--------------------------------------------------------------------------
手軽なワーカープレイスメント。最初からワーカーも多いし、サイコロ運が絡むのであまり悩まずに、ドバっとワーカーを配置しましょう。
得点は派手で、200点を超えることもしばしば。サイコロをジャラジャラ振れるパーティーゲーム感と相まって、ファミリーゲームとして十分通用する出来栄えです。
問題点としては
・カードやタイルに任意の資源で払う物が多く、「とりあえずワーカーは木を取ってこい」となりがち
・ゲーム終盤は食料が農耕でまかなえるため、他のワカプレのようなカツカツ感が薄い。
・いくら知恵を絞っても、サイコロの出目次第では撃沈
といくつかあげられるのですが、アグリコラのような終始ゼエゼエしながらプレイするワーカープレイスメントばかりだと食傷気味になるのも事実。ストーンエイジのようなゲームもあっていいんじゃないでしょうか。私は好きなゲームです。
PR
プロフィール
HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング
カテゴリー
最新記事
(04/12)
(11/26)
(11/22)
(09/27)
(08/23)
(08/20)
(07/15)
この記事へのコメント