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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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タルギ(TARGI)



砂漠で生きる民の生活は厳しい・・・

水・ラクダ・テント、活用できるものは何でも活用し、部族の土地を広げよう。ただし資源は限られている。

部族の反映には塩・胡椒・ナツメヤシを売ったお金も必要だが、この痩せた土地には盗賊も出没するのだ。




---タルギ---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)

2人用ゲームとしては珍しい、ワーカープレイスメント系の重量級ゲーム。ワーカーをおける場所が少なく、互いに相手を縛り合うので結構ガチな展開に。



各プレイヤーは3人のワーカー、補助コマ2つ、塩・胡椒・ナツメヤシを2個ずつ、1金を持ってゲームを始める。


このゲームではお金はすこぶる貴重だ。なんせ最大で3金しか持てない。


そして16枚の「外周カード」を配置し、



真ん中の空きスペースには、「商品カード」「部族カード」を計9枚置く。こうしてゲーム準備完了。

手番にはもちろんワーカーを置くのだが、この置き方に縛りがあって

・外周にしか置けない。
・盗賊コマがある場所には置けない。
・相手と線対称になるような場所には置けない
・一人ずつ、相手プレーヤーと交互に置いていく



そして3人のワーカーを置くと、ワーカーからボード内側に伸ばした線が交差する場所が2箇所生まれる。ここに補助コマ2つを置き、計5アクションとなる。



大抵は塩・胡椒・ナツメヤシなどの商品を得られるカードなのだが、



・内側の9枚のカードの中には、「部族カード」がある。

このカードは商品や金貨などのリソースを支払うことで自分の場に設置することができる。ちなみに設置は各プレイヤー12枚まで可能で、どちらかが12枚配置しきったらゲームは終了する。効果は単に勝利点をえるものや、部族カード設置コストが安くなるものなど様々。



また部族カードにはテキスト効果のほか、5種のシンボルが書かれている。12枚のカードは4×3の配置をするので、横4枚を同じシンボルで揃えたらボーナス点4点、全て違うシンボルで揃えたら2点が終了時に入る。

部族カードを取得した際にリソースが足りず設置できない時は、一枚だけ手札として持てる。ただし設置できるようになっても勝手に設置はできず、後述の「貴族」アクションを使わなくてはいけない。


・外周カードは、商品と金貨・商品と別の商品を一定のレートで交換したり(商人カード)、


・商品を勝利点と交換したり(銀細工師カード) 


・手札を設置したり、捨てたりすることができる。(貴族カード)


二人ともアクションを終えたら、盗賊が一歩次のカードに動く。もちろん動いた先のカードに、今度はワーカーを置けなくなるのだが、4隅のカードに到達した時は、「略奪」が起きる。


商品か勝利点を持って行かれてしまうのだ。最後の略奪では金貨を奪われるという強欲さ。この略奪を念頭においてリソースをマネージメントしなくてはならない。

12枚のカードを設置しきる以外に、この盗賊が外周を一周してもゲームは終わる。つまり最大でもゲームは12ラウンドだ。12ラウンドって結構長いけど。

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2人用のゲームとしてはほんとに珍しく、重量級のゲーム。重ゲーをやりたくても2人しかいない時に重宝するのですが・・・


ちょっとコンポーネントの不備が目立つ。まず勝利点を表す銀細工のトークンが絶対に足りない。大体一人25~30点ぐらい獲得するゲームなのだが、全部で40点分ぐらいしかないのだ。

また、カードを並べるのが若干面倒なので、ボードとタイルを用意して欲しかったところ。このカードはエンボスがなくてちょっと残念だし。

まあメインをカードにしたおかげで持ち運びやすいコスモス正方形箱サイズになっているんだけど。安いしね。ゲームは面白いのでそこが気にならなければマストバイ。私が持っているのはドイツ語版ですが、日本語版も出て手に入りやすくなりました。

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