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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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ドブル

30万個の売り上げを達成したという大ヒット反射神経ゲーム!丸い缶入りのゲームなので収納に困るし、カードをシャッフルしづらいのはご愛嬌ww



「ドブル」は子供と一緒に遊ぶのに、自信を持ってお勧めできるゲームです。



説明書には5つのルールが書いてありますが、基本的には

・カードには8つの絵が描いてあり
・二枚のカードを見比べると、一致する絵が必ず一つだけあるので、それを見つける!

という作業です。

最初の二つ「タワーリングインフェルノ」と「井戸掘り」のルールは単純。山札と自分の手札で共通する絵を見つけて、カードを獲得しよう/手元のカードを減らそう!というもの

3つ目のルール「アツアツポテト」は、自分のカードと他人のカードを見比べて、一致するものを探せたらその人に自分のカードを押し付けます。人数が多くないと面白くないですが、大人数でプレイできると非常にスピード感があって盛り上がります。一ラウンド30秒ぐらいで終わるので、何回も遊びますw

4つめと5つ目のルールは、ちょっとひねりがあるので、低年齢の子だと難しいかもしれません。

5歳の子どもと一緒にプレイしましたが、すぐにルールは分かったようで 楽しい!と連続してプレイしてくれました。定番商品なので手に入りやすいのも〇ですね。


海外ではキャラ商品もいろいろ出ているようです。版権取れればいくらでも作れそうですよね。

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カードゲーム ドブル 日本語版
価格:1639円(税込、送料別) (2018/1/17時点)


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マジェスティ



宝石の煌めきでデビューを果たした、マーク・アンドレ氏の最新作。エッセン新作だが、日本語版を同時にプリントしたらしく、さっそく日本語版が発売されました。



お金チップが、紙でなく(カジノチップほどではないが)しっかりとしたもので、とてもいい感じ!

例によって、シンプル&短時間のゲームとなっていて、繰り返し遊ぶのが前提のデザイン。(ルールブックに続けて何戦かしよう!と書いてある。)

手番には、センチュリー:スパイスロード方式でコストを払って、カードを獲得し、対応した場所に配置してアクションするだけ。



共通の場には六枚常に並んでいるので、とってきます。山札から遠いほどコスト安。



こちらが手元の場。カードによって配置できる場所は決まっているので、下に差し込み、カード効果を適用します。

大体が、アイコンの数に応じてお金を獲得できるというもの。後半になるにつれて、加速度的に獲得金額が上がっていきます。

その他、相手を攻撃するカードがあり、ほかの人のカードを病院送りにすることができます。で、ケガしたカードを治療する「魔女」カードがありますよ、という具合です。

攻撃は自分の攻撃力と相手の防御力を比べて、上回っていれば全員を叩く、というシステム。病院送りにするカードも指定できず、対象はシステムで完全に決まるので、ヘイトがたまりづらい仕様です。

攻撃要素は好き嫌いが分かれるところですが、現代的な調整がなされていますね。

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全員が12枚のカードを配置したらゲーム終了で、治療院を除く場のカード7枚のうち、

・カードを差し込んである種類数の二乗分のお金
・各カードにさしてある枚数が一番多い人は、場のカード右下のお金を得る(トップタイはどちらも1位の金額を得る)

この最終得点計算を行い、一番お金が多い人が勝ちです!


プレイ感が非常に軽いので、積ゲーになりづらいのが美点。場のカードは両面使用になっていて、慣れてきたらB面で遊んでね!という説明でした。




A面は効果がシンプルで導入には良いものの、防御カードを取りつつ戦略を組み立てていかないとボコボコにされるバランスなので、B面で戦略に幅が出るのか??早くプレイしてみたいところです。

尚、互いに攻撃の打ち合いになってしまう二人プレイよりは、4人プレイが断然おすすめ。さくっと数戦プレイできますしね!

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センチュリー スパイスロード

センチュリーシリーズ3部作の一発目!3つすべて集めるとすべてのコンポーネントを使ってゲームが遊べるらしい??

正直、ゴーレムエディションよりノーマル版のアートワークが好きです。


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---センチュリー スパイスロード---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆☆☆

これから出てくるセンチュリーシリーズも、ルール少な目の優等生なゲームだと思うんですが・・・。スパイスロードもルールはA4裏表の2ページだけ。繰り返し遊べるデザインです。



コンポーネントはこんな感じ。実売4,000円前後でありながら、金属コインとスパイスを入れるお椀が最初からついてる!(お椀はちょっと小さいけど、金属コインはうれしい)

テーブルには、4種のスパイス、商人カード、目的カードが並びます。



スパイスは価値の順列があり、高い方から 茶→緑→赤→黄となっています。
そのため、まず黄色を手に入れてからトレードで価値を高めていくことになります。



各自、自分の倉庫となるカード、それから初期手札2枚と、手番順で傾斜のついた初期スパイスを受け取ってゲーム開始です。




※倉庫を見ればわかりますが、スパイスの保有上限は10個です。
また、一枚だけスタートプレイヤーアイコンのついたカードがあります。

※ルールブックにエラッタがあるので注意! 4番手以降の初期資源は、
✖「黄色4つと赤1つ」 → 〇「黄色3つと赤1つ」です。

手番には

・カードのプレイ
・商人カードの獲得
・目的カードの獲得
・休息

の4つから1つアクションを選びます。

・カードのプレイ

手札から一枚を出して、効果を適用します。効果はシンプルなものばかりで、スパイスを他のスパイスに交換するか、場からとるか、任意の資源を一段階アップグレードするか、というもの。
カードは交換系がほとんどで、場からスパイスを取れるカードとアップグレードカードは希少です。

・商人カードの獲得

最初、手札が二枚しかないので、獲得して増やすことが出来ます。手札上限はありません。
この時、商人カード山から一番遠いカードは無料で獲得できます。



が、他のカードが欲しい場合、山札から遠いカードより順に、任意のスパイス駒を一個ずつのせていかなくてはなりません。飛ばせば飛ばすほどコストがかかります。

獲得したら、カードを詰めて、山札から一番近い位置にカードを補充します。



カード獲得時に、上にスパイスが載っていたら、一緒に獲得できますよ。お得!

・目的カードの獲得



スパイスを払って、目的カードを獲得します。
この時、山札から一番遠いカードを達成すると金貨が、2番目に遠いカードを獲得すると銀貨がおまけでもらえます。

価値はそれぞれ 3点・1点です。カード補充方法は商人カードと同じ。

・休息を取る

捨て札は、個人別にしておきます。休息を取ることで、それらすべてを手札に戻せます。

これらのアクションを繰り返し、誰かが5枚の目的カードを達成したら、手番回数が同じになるようにしてゲーム終了!

得点は



・目的カードの点数
・金貨3点 銀貨1点
・黄色以外のスパイスは、一つ一点

です!

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こういうルールなので、なるべく商人カードの獲得と休息の回数を減らしつつ、手札でいかに効率よくスパイスを獲得していくか?というゲームになります。

といっても、カードはテキストがなくシンプルな効果。1手番5秒ぐらい。ポンポンと手番が回ってきて、スパイスがどんどん変換されていく感じは、とても気持ちが良いです。

あまり茶色のスパイスをつくらず、得点低めの目的カードをどんどん達成していく戦略が強いきがするんですが・・・。どうなんでしょうね?研究されていくと、強い戦略はこれだ! と固まってしまわないでしょうか。

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ハンザ

ハンザ同盟、かつてバルト海沿岸地域の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配した都市同盟です。このゲームでは、プレイヤーはバルト海を航行する商船のオーナーとなり、より大きな儲けを得ることを目指します。

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---ハンザ---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆☆



このゲーム、「カリフォルニア」や「チャイナ」と同じく、アバクスの薄い箱に入ったシリーズの一つです。収納にとても優しい。



シリーズの他のゲーム同様、さっぱりしたコンポーネントで、ピュアユーロゲームの様相を呈しています。いや、実際ピュアユーロなんですが。

商船を動かしつつ商品を売り買いするのですが、売ってもお金になるわけではなく、得点に変換されます。一方、お金は毎手番3金手に入るので、どちらかというと お金=アクションポイントという意味合いが強いです。移動や仕入にお金使うし。

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ボードを広げたら、各都市に商品を配置し・・・



その後、プレイヤーは手番順に2個ずつ、「販売所」を置いていきます。これを三回繰り返すので、ゲーム開始時には自分の販売所が6個存在することになります。

※ただし、この初期配置で船がある都市「コペンハーゲン」には配置できません。注意。

更に、ボード上に商品(樽の絵が描かれているタイル)を配置していきます。全て配置したら、残りの商品を5つの山に分けてボード端に積んでおきます。商品山の最後、5つ目に手がかかったらゲーム終了フラグです。

セットアップが終わったらゲーム開始なのですが、ちょっととっつきづらいルールです。ゲーム的というか、直感的でない。

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・手番の最初に3金受け取れます。

・商品の補充を選択することが出来ます。1金を払って、ボード上の空いた商品スペース全てに商品を配置します。なるべく他の人にやってもらいたい行動ではあります。

・その後、お金の続く限りアクションを行ってOK。アクションは



a)ボードの線に沿って船の移動:一歩で1金使います。



b)商品の仕入れ:船がある都市の商品を一枚取ります。この時1金払うのですが、もし販売所の数が単独トップのプレイヤーがいたら、その人にお金を払います。 トップタイだったり、誰も販売所を建てていなければ、銀行に払います。



c)販売所を建てる:商品タイルを一枚払って、都市に販売所を建てることが出来ます。建てる数は、タイルに描かれた樽の数までOKです。



d)商品の売却:同じ色の商品タイルを、「二個一組」で売れます。単独はダメですし、3個組で売るのもダメです。 売却した商品は裏返して、そのまま手元に置いておきます。お金がもらえたりはしません。
また、誰かが商品を売却すると、なぜか他のプレイヤーは、同じ色の商品が手元にあれば一つ捨てなくてはいけません。納得いかないですねw

※手番の最後に、3金を超えるお金と、3枚を超える未売却の商品は捨てます。税金として取られてる、というイメージ。

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これを繰り返していくと、商品山が枯れていくので、最後の山を使い始めたら最終手番です。

得点は、商品タイルが一枚一点。売却して裏返っていれば、更に樽の数分だけ得点が入ります!

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ゲームとして面白くなるようにつくられた、ソリッドなルール、そして地味な見た目。
全く前知識がないと、遊ばれづらいゲームではありますが・・・ぜひ遊んでみてください!
狭義のボードゲーム、いわゆる「ユーロゲーム」といわれる物はこういう感じか!という体験が味わえます。

私、ボードゲームは平積み派なので、このアバクス薄箱好きなんですけどねー?最近はこの薄箱でないですね・・・・。



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産業の時代



いまさらですが、マーティン・ワレスが名作「ブラス」をリメイクして世に送り出したゲーム「産業の時代」を遊ぶ機会に恵まれました。



ワレス御大は、この手のリメイク(ブラッシュアップ?)が多いですね。元のゲームが重厚長大で、細かいルールまみれ→ちょっとだけルールを簡略化して洗練した作品に。というパターン。

で、この「産業の時代」ですが、なぜか日本語版が発売されており、入手が非常に容易です。売れ残ってるのか、5年前に発売された日本語版であるにも関わらず、普通に買えます。

元々3~4時間かかる重量級ゲームとして名高い「ブラス」を、多少ライトにした、との触れ込みなのですが、両者の違いを見てみると・・・



・プレイする時代が「鉄道時代」のみになり、中間決算処理がなくなった
 →これはプレイ時間短縮につながりそうですが、いくつかの理由により、あまりプレイ時間は短くなっていません。依然3時間級のゲームとなっています。詳細は後述



・「地域カード」が特定の街対象→特定のエリア全域対象 と強化された。
 →プレイ感覚をライトにするつもりの変更なのでしょうか、相対的に地域カードがとても強くなった印象です。手札に地域カードが来るかどうか、が、かなりプレイに影響します。



・個人ボードがついた
 →個人ボードは、ブラスでもぜひ欲しいところです。これはブラスに勝っている点ですね。



・建物タイルからの得点/借金のルール/国外販売ルールの単純化
 →ここは賛否両論あると思います。処理は単純化されてるのですが、ゲームの底が浅くなってしまったような・・・。



・鉄も、石炭と同じように線路で接続されてないと運べなくなった

 →「ブラス」では鉄の輸送に運河や線路は必要ありませんでしたが、産業の時代では必要です。もともとゲームバランス調整で、輸送路が必要ないルールだったと思われるので、産業の時代のほうが納得感が高く、シンプルなルールになっています。

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さて、様々な単純化が図られているにも関わらず、なぜゲーム時間が短くならないのか?

それは、「カード不要アクション」の存在が有るからです。

元の「ブラス」は、ウォーゲームのカードドリブン方式のように「何のアクションを行ってもカードを一枚捨て札にする」ゲームでした。

研究開発を行っても、パスをしても、線路を引いてもとにかく一枚捨てるのです。これによって、後に残しておきたいカードを捨てざるを得ない状況に頭を悩ませ・・・深いゲーム性を実現していたのですが

「産業の時代」では、線路を引いたり研究開発をしたり、というアクションではカードを使いません。にもかかわらず、ゲーム終了条件は「山札が尽き、更に誰かの手札が尽きたラウンドで終了」のため、ゲーム展開によってはプレイ時間がずるずると伸びるのです。

ある程度トッププレイヤーと二位の得点差がつき、トップがカードをどんどん引き出すとゲームが収束に向かうのですが、点差がついていないと長引きます。

この点はBGGのフォーラムでも議論されており、ヴァリアントとしてブラスのカード消費方式、つまり何のアクションでもカード一枚消費。手番は2アクションなので、手番開始時にカード二枚補充、

というルールを採用する方法が考案されています。ちょっと乱暴な気はしますが。

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総じて、「これやるんだったらブラスやればいいんじゃない?」という範疇にとどまってしまっており、非常に不遇な作品でした。「ブラス」の拡張マップを遊ぶ気持ちで購入するか、ワレスコレクターならどうぞ、という感じ。「ヴィア・ネビュラ」ぐらいの軽さに抑えてれば活躍の機会があったんだけどなぁ。

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