忍者ブログ

対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

カテゴリー「近年のゲーム」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ニッポン:明治維新

新しく誕生した明治政府は、外国の工業力・軍事力を目の当たりにして驚きを覚え、「富国強兵」を国策として掲げます。

しかし、当時の日本で外貨を獲得できるものと言えば軽工業製品。つまり繊維製品です。のちには電球や時計といった複雑な工業製品も作れるようになりますが、最初はひたすら布を輸出します。

ではその製品を作っていたのはだれか? 女工たちが織機の前に一日中座って、織りつづけます。労働基準法が整備されていない時代、ここから、「女工哀史」「ああ野麦峠」が生まれます。みなさん読んでみましょう。




---ニッポン:明治維新---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:150-180分
評価:☆☆☆☆☆



2015年に「シニョーリエ」とともにWhat's Your Games? から出版された重量級ゲーム。作者は同社の「マデイラ」のデザイナーさんです。(名前失念)



シニョーリエと迷ったんですが、重ゲー2つも買ったらきっと積んでしまう。じゃあ日本テーマのこちらを、ってことで購入いたしました。なんせ、タイトルが直球ですからね。ニッポン!(やってみると、日本感は薄かったのですがww)

-----------------------



ゲームシステムは、ワーカー「リムーブメント」とでもいいましょうか。できることは9つのアクションのうち一つからワーカーを取ってきて個人ボードに置くか、袋にワーカーを全て返すかだけです。重いけど構造は分かりやすい。



まずでかいメインボード。都市タイルを8か所の都市にランダムな向きで置き、天皇の恩賞タイルをきれいに並べます。



これがワーカーたち。アクションを表示しているスペースの周りに置きます。





更にこのゲームには大き目の個人ボードが。列車と船のタイルをならべ、知識・石炭・収入の各トラックに黒キューブを置きます。

最後に、12,000円と石炭二個(黒キューブ) 価値1の青写真タイルを受け取ってゲーム開始です。

-------------------


手番には、どれかワーカーを取ってきてアクションを行います。色が分かれていますが、どれをとってもOK。なるべく同じ色で手元にそろえたいのですが、それは後述。

アクションは2つのうち一つから選べるものが多いのですが、ボードの順番を無視してシンプルな方から説明すると

・石炭トラックの上昇: 1 / 3 / 6 千円を払うことで、自分の石炭トラックを1~3スペース上昇させることが出来ます。



・知識トラックの上昇:石炭トラックの上昇アクションとほぼ同じです。知識トラックを上昇させます。



・工場の購入:6,000円を支払って工場を1件購入できます。工場には知識レベルが2~6必要とされ、最初は全プレイヤー1なので、知識トラックを先に上昇させないと買えない・・・ と思いきや、最初に配られた1の青写真タイルを使うと知識レベルをあげられます。なので初手で買うことも可能。青写真は使い捨て。


工場が生産できる商品は6種類あり、それ以外にも、タイル下部に特殊能力が書いてあります。即時5,000円もらえたり、アクション効果が恒常的に底上げされたりといろいろ。



・商品の生産:工場で商品を精算します。右上に、生産に必要な石炭数が書いてありますので、この個数分支払って「1個」の製品を精算します。



・工場の機械化:最初は1個しか生産できない工場たちを機械化することで、生産数を+1~+2することが出来ます。お金があれば一気に3回機械化することも可能。15,000円はなかなか捻出できないバランスですが・・・



・商品の出荷:自分の商品を出荷することで、1~3枚の影響力タイルをメインボードの「1地域」に置くことが出来ます。地域は地割れみたいな線で区切られているエリアのことです。(1地域に2都市が含まれている)





どの価値の影響力タイルを置けるかは、工場のレベルと商品出荷数によって変わります。メインボードに表が書いてあるのでそれ参照。

もちろん対応する商品のところに置きます。この影響力は決算のときに重要となります。
また、タイルを置くとその地域に描かれているボーナスを即時受け取ります。何枚置いても1回だけ。



・機関車タイルの配置:個人ボードから、1~3枚の機関車タイルをメインボードに置きます。このとき、1手番で同じ地域にまとめて置くのはダメです。 この機関車タイルは、その地域の自分の影響力を底上げします。

・船タイルの配置:個人ボードから、1~3枚の船タイルをメインボードに置きます。配置ルールは機関車と同じですが、決算のときその地域からもらえる得点をプラスできます。



※船と機関車をセットで配置していくと、空いたスペースにアイコンが出てきます。出た数だけ収入トラックが上がります。



・契約の達成:手元に持っている契約タイルを達成することが出来ます。条件は右上に書いてあり、数種類の商品を指定された数だけ払うというものです。

達成報酬は勝利点だったり、収入の増加だったりします。

---------------------------



アクションは以上9種類。ところがワーカーを取っていくと、どんどんたまっていくだけです。ここで、ワーカーを袋に返す「統合整理」というアクションが任意のタイミングでできます。

まず、持っているお金と石炭を全部ストックに戻します!

そのあと、収入トラック・石炭トラックのレベルにしたがって、改めてお金と石炭を受け取るのですが

ワーカーに給料を払わなくてはいけません。価格は ワーカーの色の種類×3,000円です。下手するとほとんどお金が無くなります。



更に、ある程度までワーカーを貯めてから統合整理すると、「恩賞」タイルがもらえます。ボードに書かれている倍率のタイルを取るんですが

即時、「石炭2個」「価値2の青写真」「5,000円」のいずれかを受け取ります。



受け取ったら、倍率の面を上にして個人ボード下部のエリアに置きます。何やらいろいろ書いてありますが、最終決算に影響します。

例えば、何もタイルを置かなければ、最終的に所持金6,000円につき1点。しかし5倍のタイルを置けば、6,000円につき5点もらえるんですねー。

自分のプレイ方針に合わせてうまくはまれば大量得点もあり得ますが、高い倍率のタイルはすぐ売り切れるので、方針が定まらないうちに置くはめになります。一回置いたタイルは再配置できないので悩ましいですね。

--------------

長いですがもう一息。 こうしてワーカーを取っていくと、アクションスペースのワーカーがなくなるので、3個ずつ横の補充トラックから補充します。



ここもなくなって、補充したいけど補充できない!となったら、袋からすべてのスペースが3個になるまでワーカーを補充し、ラウンドトラックを一つ進めます。

決算アイコンのところをまたぐと、決算が発生!



各区域での影響力を比べ、1~3位に得点が入ります。同点だと、1+2位の得点を足して2で割る、というようにシェアします。

ここで気を付けたいのが、最初からボードに書かれている数字。これは「外国資本」で、この数字の合計が順位争いに絡んできます。タイルが置かれていくとだんだん外国資本は駆逐されていきます。

---------
2回目の決算が終わった後、ラウンドトラックが黄色のエリアに入ったら、手番が一周するごとにマーカーが一つ進むので、残り3手番、というサインです。

ゲームが終了したら、3回目のエリア得点を獲得し、先述のボーナス得点(個人ボード下部参照)を得ます。

うまくすると180点ぐらいとれるゲームなので、結構得点は派手ですね。一番の財閥を目指しましょう!

---------------------


自分で最後の得点要素を作っていくのが結構新鮮で、そのほかにもワーカーを手元に取ってくる、色をなるべくそろえるのでアクションが限定される・・・ いろんな要素が絡み合ってて非常に面白い作品です。

アイコンも分かりやすい方だし、情報もボード上にちゃんと書かれていてプレイアビリティも高い!エッセン新作アンケート2位は伊達じゃないですね。

契約を達成するよりは、エリアの影響力で得点していくのが定石でしょうか。また、初手は迷ったら工場建設、が妥当だと思います。

同じ作者の「マデイラ」もプレイしてみたいですねー。もう過去の作品になっちゃってますけど。

拍手[0回]

PR

XXL

「大は小を兼ねる」という言葉が表すように、大きいことはとてもいいことです。このゲームはたくさんのカード、沢山のルール、そしてカード一枚一枚がとても大きいという小箱に詰め込まれたビッグなゲーム。 買わない理由は無いですよね!



---XXL---

ルールを覚えるのに必要な時間:1ゲーム毎に5分
1ゲームの時間:5分-20分 6ゲーム全部で45分
評価:☆

2016年春、ゲームマーケットには数々の面白いゲームが出展されていました。

そんな中、私は考えたのです。

「どれを買っても面白そうなゲームの中、笑えるクソゲーは無いのか!?」

こう考えながら会場内を歩いていると、企業ブースの中にひっそりと置かれた緑色の小箱が!

「XXL」

これは!有名ブログ「海長とオビ湾のカジノロワイヤル」で紹介されていたドゥームなゲームじゃないか!これだ!これを買おう!

------------------------



んで買ってきました。XXL。 アバクスキャラメル箱時代の製品なので、一回箱を開けるとメロメロになります。




中にはおりたたまれたルールとカードが。カードはなんとダブルデッキサイズで、マジシャンが使いそうなあれだ。これだけで笑いが取れるぞ。流石XXL!



カードには3つの数字が書かれているが、真ん中の数字は両端の数字の合計だ。点数計算に使うだけ。

また、カードの背景色が何種類かあるが、この色は6つも入っているルールのどれにも使われないという念の入用だ。

---------------

じゃあさっそく、6つのゲームを通して遊ぶ正式ルールで遊んでみよう!しかもマックス6人戦だ。

①:一つ大きく、一つ少なく

場に出ているカードと、手札のカードのどちらかの数字が ±1だったら重ねておける。殆ど手札運なのは言わないでおこう。

②:ひたすら少なく

今度は、場に一枚出ているカードのどちらかの数字をみて、必ず小さくなるように数字を出す。その結果、もう片方の数字が大きくなったりして、誰がゴーアウトするまで続ける。0-1のカードを出すのはやめた方がいいかもしれない。

3:パスできるトリックテイク

切り札なしのマストフォロー。リードプレイヤーが、フォローする色を宣言しながらカードを出す

1ラウンド目で獲得したトリック数+1が2ラウンド目の手札になり、自分が手札数最多じゃないときはパスできる

やや面白いが、ノートランプなので初期手札が弱いとどうにもならない。

4:ラミーみたいななにか

二つある数字のどちらかをつかって、3-4-5など3枚以上のランを作るか、場に捨てるか、場と手札を交換するか。

メルドを作れたら手元にもってきてそれが得点。なんとかゲームになってるが捻りがない。

5:カウントダウン

10から始まって、一つずつ小さくなるようにカードを出していく。スートは4色あるので、最終的に4列できる。そもそも10を持っていないとひたすら山札からドロー。

一番ゲームになってない気がする

6: 決定権は君に

2人目のプレイヤーがカードをプレイして、フォローする色が一意に決まればそれをマストフォロー。 決まらなければ(つまり2色とも同じ色のカードをだしたら)決定権があるのは3人目以降。ややポテトマンっぼいプレイ感。ビッドを取り入れれば化けるかも

---
6つもゲームが入っているのに、全部5分で考えたかのようなルールで何とも言えない。

1996年のゲーム。当時はこんなのでも許されていたのか・・・?




オーレ!の宣伝が入ってるね。こっちを再販してくれよ!キャラメル箱時代の雄だし。



拍手[0回]

インディゴ

インディゴとは青の染料のもとになる植物。プエルトリコや他のゲームでもおなじみですね。

まあそれは置いといて、このゲームでは宝石を魔法の力で集めますよ(ww)




---インディゴ---

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆



クニツィアによるチクタクバンバン。あとは「通路」というゲームがあったようななかったような。タイルを配置して道をつなげるゲームです。

なぜタイトルがインディゴなのかは置いといて、まず青いタイルを盤面に配置。その上に3色の宝石を載せます。外周部には黄色、中心には緑と青です。



手番になったら、六角形のタイルをどこかに配置するだけです。その結果、宝石が置かれているところと道が繋がったら、道の終点まで宝石が動きます。



もし二つの宝石がぶつかるように道をつないでしまったら、その宝石はぶつかって消滅します!



ボードの周辺には矢印が書かれており(扉、と呼ぶみたいです)、ここまで宝石を持ってくると宝石を獲得できます。チップでその扉の持ち主が示されていますが・・・




3人以上のゲームだと、一つの扉を二人で共有しているので、宝石を獲得するともう一方のプレイヤーにも宝石が与えられます。ストックからとって獲得できるのです。

とれる宝石がなくなったらゲーム終了。なお、青い宝石は緑の宝石が全部動き出した後、最後に動き始めます。



黄色が1点 緑が2点 青が3点です。宝石は衝立の後ろにかくして、最後に一斉に比べましょう!

--------------------------



盤面と宝石が非常にカラフルで目を引くのですが、正直そんなに戦略性がないです。引き運にかなり左右されます。

大人同士でやると、外周部まであと一列、のところでタイル配置を止めて、にらみ合ってしまうため(相手の出方を見て最適なタイルを配置し、自分の扉に持ってこようとする)、あまり派手に宝石が動きません・・・

戦略性が増すヴァリアントルール「手札タイル2枚持ち」があるのですが、これもどうなのか・・・ 上述のにらみ合いを促進してしまうため、手札一枚で道が繋がる偶然性を楽しむゲームでしょうね。

4人プレイだと必ず扉を誰かと共有するため、ほかの人の得点を予想しながら、一番相手の利にならない扉に持っていく必要があります。 できれば4人で遊びたいゲームですね。 だから衝立があるのかー。

インディゴ Indigo 並行輸入品
価格:6723円(税込、送料別)


拍手[0回]

バウンス・オフ

僕の家では、なにか決め事をするときこの「バウンス・オフ」で決めるんだ!もちろん勝った方が発言権があるよ!

・・・そんなのめんどくさくないか?




---バウンスオフ---

ルールを覚えるのに必要な時間:1分
1ゲームの時間:5分
評価:☆☆☆☆(安いは正義)

「UNO」を放ったおもちゃメーカー、マテルが次のブームを狙って放った一品。普通ならボードゲーマーには見向きもされない一品だが、ワンバウンドして投げ入れるというルールが・・・



今は絶版となったラベンスバーガーのゲーム「カエルの飛び込み大会」を彷彿とさせるため買ってきた。安いし。



ルールは見ればすぐにわかるのでほとんどインスト不要。2VS2のチーム戦で、引いたお題カードのとおりに自チームのピンポン球を並べたら勝利だ。

お題カードは上級4枚、初級5枚用意されている。ペラペラだし少ないぞ!

ボールはワンバウンド「以上」させて入れる。投げ入れるボールがなくなってしまったら盤面からボールを取って続けるらしい。

枠にはじかれてしまったらやり直しができるようだが、厳しいルールにしたかったら弾かれたら手番終了でもいい。

また、一人ずつ順番にボールを投げ入れてもいいし、全員同時にボールを入れるリアルタイムバトルでもOKだ!君もヴァリアントを考えてみようではないか。

---------------

非常に安くて、安定した面白さでいいのですが、開封しただけでヨレヨレになるキャラメル箱、薄くて少ないカードと、普段買っているユーロゲームのコンポーネントがいかに豪華かというのがわかる内容物です。

そもそも、ボードゲーマーと違う層をターゲットにしているのでこれでいいのでしょうが、お題カードはもう少し欲しかったなぁ。もっと違うパターン、いくらでも考えられるでしょ。

2016年5月現在、トイザらスで先行販売をしています。5月下旬から、通販サイトなどでも一般発売されるはず。


【トイザらス先行発売】バウンス・オフ!
価格:1400円(税込、送料別)




拍手[0回]

キング・イズ・デッド

中世のブリテン、誕生間もないこの国で争った二人の王、アーサーとモードレッドは相打ちとなり、ともに倒れました。

強力なリーダーがいなくなったこの国では、どの勢力が覇権を握るか、まだわかりません。そう、サクソン人もブリテン島に渡ろうと画策しているのですから。



---キングイズデッド---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:40分
評価:☆☆☆(勝てない!)



何年か前、「シャムの王」というしぶーい見た目のゲームがありました。てっきり重ゲーかと思っていたらプレイ時間3-40分とのこと。しかし欲しい!と思ったときにはすでに遅く、すでに流通していないのでした。



ところが昨年、リメイクの「キングイズデッド」が出て、しかも普通に日本Amazonで買える。じゃあ和訳ついてないけど買いましょう。ということで手に入れたのがこちら。

--------------------



ルールにほとんど変更はないですが、「モードレッド」ヴァリアント用の黒キューブが9個附属しています。



値段が安めなので、どういうコンポーネントかと思って開けたら、空気が盛大に入っていました。

小さめの2つ折りメインボード以外は、キューブが50個ほど、巾着、薄いチップ・カードだけです。薄いですよ。このチップ。



全員に同じ内容のカードセット(8枚)と、王冠チップを配ったら、巾着に黒いキューブ以外を全部入れて、各プレイヤー2個ずつ引きます。この時、2人以上のプレイヤーが同じ色の駒を引いてしまったら、引き直します。



次にボード上にキューブを置いていきます。最初からマークが印刷されているエリアには、その色と同色のキューブを2個置いてから、もう二つを巾着から引きます。他のエリアは巾着から4つずつキューブを配置します。

最後に、紛争地域を表示するカードをボードの周囲に並べたら終了です。

------------------

ゲーム中に出来ることは、カードをプレイするか、パスするかだけ。パスはソフトパスで、手番が回ってきたらまたカードプレイかパスか選べます。

カードをプレイしたら、ボード上にあるキューブをどれか一つ選んで、手元に持ってきます。

カード解説の前に、ゲームの流れを説明すると・・・



全員がパスをすると、紛争解決をします。

このとき

・いずれかの色が単独最多 → その色の地域支配チップを置く

・同数の色がある → サクソン人のチップ(白色)を置く

その後、その地域のキューブを全てストックに戻す

という流れになります。



8つの紛争解決が終わるか、サクソン人が4つの地域を支配したらゲーム終了です。

どっちの条件で終わるかによって、勝利条件が異なります。

①8つの地域紛争が終わった場合

- 支配地域が一番多い勢力と、同じ色を持っているプレイヤーが勝利です。
  - 複数の勢力が最多タイだった場合は、より後で支配が確定した勢力を1位とします。
- 同着のプレイヤーがいる場合、2番目に支配地域が多い勢力で比べます。
- それも同じ場合、「より後でカードをプレイした人」の負けです。

②サクソン人が4つの地域を支配した場合

- 赤・黄・青の3色セットを多く持っているプレイヤーが勝ちです。
- 同着のプレイヤーがいる場合、「より後でカードをプレイした人」の勝ちです。

同着1位がよく発生するゲームなので、タイブレーク解決法が重要です。

----------------



どちらの勝利条件になるか、先を見据えながら、カードをプレイしていきます。

8枚ありますが、効果は7種類

・3色のキューブをストックからとり、好きな地域に置く (これだけ2枚あります。)
・カードに示された色のキューブを2つとり、その勢力の支配地域に隣接したエリアに置く(各色1枚ずつ)
・隣接した地域で、2:1の割合でキューブを交換する
・1:1でキューブを交換する。地域が隣接してなくてもOK
・紛争地域の順番を入れ替える。入れ替えた際、片方に王冠チップを置ける。王冠チップを置いたカードは、以後順番の入れ替え不可。


カードをプレイする際の細かいルールとして

・示されたアクションはできる限り行うが、行えない場合も盤上のキューブは取れる

・直前のキューブ移動を取り消すようなアクションは行えない

・すでに紛争解決が終わった地域には、キューブは置けない

・だれか一人だけがカードを残した状態になったら、そのプレイヤーは「自分の勝ちが確定する場面」でしかカードをプレイできません。

後半になると、どうしても効果を発揮できないカードが出てくるので注意です。

----------------------------



何回かプレイしても、どうやったら勝てるかさっぱりわからないんですが、時間が短く気軽にプレイできるので、結構好きです。

各プレイヤーが、どっちの勝利条件になるか不透明な中で戦うので、どうしても3色のキューブをまんべんなく集めがちです。するとサクソン人がいきなり連勝したりとドラマチックな展開も。

3色ある、支配地域に隣接して2つのキューブを置くカードは、後半効果を発揮できないことが多いので、あまり温存しない方がいいかもしれません。

プレイ人数によってルールが少し異なり、2-3人の場合は個人戦 4人の場合は相談できないペア戦になります。ただ、運要素が無く、一手が重苦しいゲームには変わりないので、好みが分かれるゲームです。全く派手さがないしね。

このキングイズデッドは、4色目の「黒キューブ」を加えるルールも選択できます。そちらも遊んでみたいところです。

拍手[1回]

プロフィール

HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング

ボードゲームオークション

Copyright ©  -- 対戦相手皆無!ボードゲームレビュー --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]