対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
カテゴリー「近年のゲーム」の記事一覧
- 2025.07.27
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- 2014.09.20
サンファン
- 2014.09.10
ドラゴンハート(ドラゴンハーツ)
- 2014.09.07
ラングフィンガー
- 2014.08.23
ヘックメック
- 2014.08.19
キャメルアップ
サンファン
- 2014/09/20 (Sat)
- 近年のゲーム |
- CM(0) |
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- ▲Top
プエルト・リコ島の都市 サン・ファンは、スペインの植民地時代から豊かな港町として栄えた。元々は町の名前がpuerto(港)rico(豊かな) だったらしいが、町の名前と島の名前を取り違えてしまったらしい。
そんなプエルト・リコ。今ではアメリカの自治連邦区という非常に微妙な立ち位置となっている。
---サンファン---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:45~60分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
かの名作「プエルトリコ」のシステムをカードゲームに移し替えたサンファン。役割タイル以外はすべてカードで進行し、2人でやっても面白い良作だ
カードゲームということもあって、色々な建物が全てカードになっている。ちなみにこの建物カードが、「お金」あるいは「商品」になることもある。詳細は後述。
まずは各プレイヤーが「インディゴ染料工場」を一枚ずつ持ち、手札は4枚でゲームスタート。誰かが12件目の建物を建設(自分の場に出す)した時、即座にゲームが終わる。
プエルトリコと同じように、各プレイヤーが役割タイルを選んでいくことでゲームが進行する。サンファンには商品を船に載せるという概念が無いので、役割は全部で5つだ。
※誰かが役割を選ぶと「全員がそのアクションを実行する」。これが特徴的なゲーム。じゃあ自分で選ぶ意味無いじゃんと思うのだが、そのタイルを選んだ人にだけ適用される「特権」があり、これによりコストが安くなったりカードを多く引けたりと、他の人より若干有利になるようにできている。
・建築士
手札から一枚、建物を建築することができる。コストはカードの両肩に書いてあり、「手札」で支払う。つまりコスト3の建物だったら手札を3枚捨てるのだ。特権はコスト-1。
・監督
自分の生産施設で商品を生産できる。プエルトリコと違って生産できる商品はひとつ。山札からカードを引いて裏向きのまま工場の上に載せる。これが商品。
また、ひとつの工場の上に複数の商品が載ることは無い。特権は2つの商品を生産できる。
・商人
商品をひとつ売ることができる。プエルトリコと違って同じ商品でもOK。これを選んだら細長い「売価タイル」をめくって、その価格で商品が売れる = 山からカードを引ける。 サンファンではお馴染みのコーンの代わりにシルバーが存在し、これは価値が一番高い。
特権は商品を2つ売れる。
・参事会議員
山札からカードを2枚引いて、そのうちの一枚を手札にできる。特権はさらに3枚追加で引いて、5枚から一枚を選べる。
・金鉱堀り
これはプエルトリコと同じ。特権のみが存在するので、選んだ人が一枚手札を得る。これ以外の行動が相手を利することになってしまうような局面で活躍する。
全員が役割を選んだらラウンド終了。役割タイルを戻し、スタPが左隣に移る。この時、手札が8枚以上あったら7枚以下になるまで捨て札にしなくてはならない。
※2人プレイの時はちょっと進行が違い、スタートプレイヤー→相手→スタートプレイヤーの順で役割タイルを選ぶ。スタPマーカーを持っている人が2回タイルを選んだらラウンド終了。相手にマーカーを渡し、新たなラウンドになる。
--------------------------------------------------------
相手とバッティングしてもOKなので、コーヒーやシルバーの生産施設を目指し、高い商品を売って多くのカードを引けるようにするのがセオリーだと思う。
生産施設以外の「紫色の建物」は、プエルトリコ以上に種類が豊富。最終決算時に得点が入るおなじみのギルドホールといった建物以外に、特権が倍になる図書館、手札が12枚までになる塔など、様々な組み合わせのコンボが考えられると思う。
プエルトリコより運要素が強くなったものの、2人でもとてもおもしろいカードゲームに仕上がっています。中量級のカードゲームを探している方はぜひどうぞ。
そんなプエルト・リコ。今ではアメリカの自治連邦区という非常に微妙な立ち位置となっている。
---サンファン---
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:45~60分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
かの名作「プエルトリコ」のシステムをカードゲームに移し替えたサンファン。役割タイル以外はすべてカードで進行し、2人でやっても面白い良作だ
カードゲームということもあって、色々な建物が全てカードになっている。ちなみにこの建物カードが、「お金」あるいは「商品」になることもある。詳細は後述。
まずは各プレイヤーが「インディゴ染料工場」を一枚ずつ持ち、手札は4枚でゲームスタート。誰かが12件目の建物を建設(自分の場に出す)した時、即座にゲームが終わる。
プエルトリコと同じように、各プレイヤーが役割タイルを選んでいくことでゲームが進行する。サンファンには商品を船に載せるという概念が無いので、役割は全部で5つだ。
※誰かが役割を選ぶと「全員がそのアクションを実行する」。これが特徴的なゲーム。じゃあ自分で選ぶ意味無いじゃんと思うのだが、そのタイルを選んだ人にだけ適用される「特権」があり、これによりコストが安くなったりカードを多く引けたりと、他の人より若干有利になるようにできている。
・建築士
手札から一枚、建物を建築することができる。コストはカードの両肩に書いてあり、「手札」で支払う。つまりコスト3の建物だったら手札を3枚捨てるのだ。特権はコスト-1。
・監督
自分の生産施設で商品を生産できる。プエルトリコと違って生産できる商品はひとつ。山札からカードを引いて裏向きのまま工場の上に載せる。これが商品。
また、ひとつの工場の上に複数の商品が載ることは無い。特権は2つの商品を生産できる。
・商人
商品をひとつ売ることができる。プエルトリコと違って同じ商品でもOK。これを選んだら細長い「売価タイル」をめくって、その価格で商品が売れる = 山からカードを引ける。 サンファンではお馴染みのコーンの代わりにシルバーが存在し、これは価値が一番高い。
特権は商品を2つ売れる。
・参事会議員
山札からカードを2枚引いて、そのうちの一枚を手札にできる。特権はさらに3枚追加で引いて、5枚から一枚を選べる。
・金鉱堀り
これはプエルトリコと同じ。特権のみが存在するので、選んだ人が一枚手札を得る。これ以外の行動が相手を利することになってしまうような局面で活躍する。
全員が役割を選んだらラウンド終了。役割タイルを戻し、スタPが左隣に移る。この時、手札が8枚以上あったら7枚以下になるまで捨て札にしなくてはならない。
※2人プレイの時はちょっと進行が違い、スタートプレイヤー→相手→スタートプレイヤーの順で役割タイルを選ぶ。スタPマーカーを持っている人が2回タイルを選んだらラウンド終了。相手にマーカーを渡し、新たなラウンドになる。
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相手とバッティングしてもOKなので、コーヒーやシルバーの生産施設を目指し、高い商品を売って多くのカードを引けるようにするのがセオリーだと思う。
生産施設以外の「紫色の建物」は、プエルトリコ以上に種類が豊富。最終決算時に得点が入るおなじみのギルドホールといった建物以外に、特権が倍になる図書館、手札が12枚までになる塔など、様々な組み合わせのコンボが考えられると思う。
プエルトリコより運要素が強くなったものの、2人でもとてもおもしろいカードゲームに仕上がっています。中量級のカードゲームを探している方はぜひどうぞ。
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ドラゴンハート(ドラゴンハーツ)
- 2014/09/10 (Wed)
- 近年のゲーム |
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邪悪な魔術師によって石へと変わったドラゴン。その魂は息を飲むほど美しいルビーに変わり、人々は「ドラゴンハート」とその宝石を呼んだ。
あなたは聖なるドラゴンの使徒として、石に変わったドラゴンの復活を目指すのか?それとも邪悪な魔術師として、復活を阻むのか?2つの陣営にわかれて戦うカードゲーム。
---ドラゴンハート---
ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:15~20分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
パッケージには「Dragonheart」って書いてあるんだけど、日本語タイトルだとドラゴンハーツになってるんだよなぁ・・・。
コスモス2人用シリーズ。このシリーズはどのゲームも及第点で面白いのだが、オンライン対戦ができる、プレイ時間が短く手軽、ドラゴンフィギュアがついてる等の理由で特に好きなゲームだ。
ロストシティのようにボードが付いている。ボードには各種のカード置き場が描かれており、矢印で各カードの相互作用が描かれている。機能的なボード。
んで、各自同じ構成のカードデッキを持ち、手札は5枚でゲームスタート。
手番になったらどのカードでも対応した場所における。また、同種のカードが有るときは何枚でも同時に出せる。(点数は関係なく、同じイラストだったら同時に出せる)
カードにはそれぞれ効果があり
・宝箱:効果なし。ただ置かれるだけ。
・ファイアドラゴン:ボードに置かれている宝箱を全て獲得
・ハンター:ボードに3枚目が置かれたら効果発動。ボード上のファイアドラゴンをすべて獲得
3枚のハンターは船の下へ
・ドワーフの洞窟:ボードに4枚めが置かれた時、その4枚を獲得。
・騎士:ボードに2枚めが置かれたら、トロールか女魔術師をすべて獲得。2枚の騎士は船の下へ
・船:3枚めが置かれたら、たまったハンターと騎士をすべて獲得
・トロール:女魔術師をすべて獲得
・ストーンドラゴン:効果なし。ただ置かれるだけ。
・女魔術師:宝箱かストーンドラゴンを獲得できる。ストーンドラゴンを選んだ場合はフィギュアを獲得し、以降手札が6枚になる。強力!
ちなみにフィギュアを持ってないプレイヤーがストーンドラゴンを獲得した場合、ババ抜きのように相手から手札を一枚奪って6枚とする。
文で書くと非常に複雑で、何を言ってるか自分でも分からないが、実際には効果が発動する枚数、獲得対象などが全てボードに書かれているので、やりながら覚えられる。大丈夫。
こうして交互に手番を進め
・船が3回発動する
・どちらかのデッキがなくなる
いずれかの条件でゲーム終了。獲得カードの得点を集計して点数の多いほうが勝ち!ちなみにドラゴンフィギュアを最後まで保持していたほうに+3点のボーナスが入る。たまにこれで逆転されて負ける・・・。
--------------------------------------------------------
手番にストーンドラゴンを出したら相手の手番ですぐ取られたり、探りでドワーフを一枚だけ出したら相手が待ってましたとばかりに3枚出してさらわれたり・・・これも所謂「洗面器ゲーム」の類です。
コツとしては、デッキを素早く掘っていくこと。複数枚を同時に出し、手札の循環を良くするのです。一枚ずつ地道に出していくと負けます。
ただストーンドラゴンが2枚以上有るときは、相手の女魔術師を警戒して、一枚ずつ出して様子を見たほうがいいかも。2枚一気にだして取られてしまうと、フィギュアを奪還する手段が少なくなりますので。
ちょっと実売価格が高いんだよねぇ・・・。買っちゃったけどさ。
あなたは聖なるドラゴンの使徒として、石に変わったドラゴンの復活を目指すのか?それとも邪悪な魔術師として、復活を阻むのか?2つの陣営にわかれて戦うカードゲーム。
---ドラゴンハート---
ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:15~20分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
パッケージには「Dragonheart」って書いてあるんだけど、日本語タイトルだとドラゴンハーツになってるんだよなぁ・・・。
コスモス2人用シリーズ。このシリーズはどのゲームも及第点で面白いのだが、オンライン対戦ができる、プレイ時間が短く手軽、ドラゴンフィギュアがついてる等の理由で特に好きなゲームだ。
ロストシティのようにボードが付いている。ボードには各種のカード置き場が描かれており、矢印で各カードの相互作用が描かれている。機能的なボード。
んで、各自同じ構成のカードデッキを持ち、手札は5枚でゲームスタート。
手番になったらどのカードでも対応した場所における。また、同種のカードが有るときは何枚でも同時に出せる。(点数は関係なく、同じイラストだったら同時に出せる)
カードにはそれぞれ効果があり
・宝箱:効果なし。ただ置かれるだけ。
・ファイアドラゴン:ボードに置かれている宝箱を全て獲得
・ハンター:ボードに3枚目が置かれたら効果発動。ボード上のファイアドラゴンをすべて獲得
3枚のハンターは船の下へ
・ドワーフの洞窟:ボードに4枚めが置かれた時、その4枚を獲得。
・騎士:ボードに2枚めが置かれたら、トロールか女魔術師をすべて獲得。2枚の騎士は船の下へ
・船:3枚めが置かれたら、たまったハンターと騎士をすべて獲得
・トロール:女魔術師をすべて獲得
・ストーンドラゴン:効果なし。ただ置かれるだけ。
・女魔術師:宝箱かストーンドラゴンを獲得できる。ストーンドラゴンを選んだ場合はフィギュアを獲得し、以降手札が6枚になる。強力!
ちなみにフィギュアを持ってないプレイヤーがストーンドラゴンを獲得した場合、ババ抜きのように相手から手札を一枚奪って6枚とする。
文で書くと非常に複雑で、何を言ってるか自分でも分からないが、実際には効果が発動する枚数、獲得対象などが全てボードに書かれているので、やりながら覚えられる。大丈夫。
こうして交互に手番を進め
・船が3回発動する
・どちらかのデッキがなくなる
いずれかの条件でゲーム終了。獲得カードの得点を集計して点数の多いほうが勝ち!ちなみにドラゴンフィギュアを最後まで保持していたほうに+3点のボーナスが入る。たまにこれで逆転されて負ける・・・。
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手番にストーンドラゴンを出したら相手の手番ですぐ取られたり、探りでドワーフを一枚だけ出したら相手が待ってましたとばかりに3枚出してさらわれたり・・・これも所謂「洗面器ゲーム」の類です。
コツとしては、デッキを素早く掘っていくこと。複数枚を同時に出し、手札の循環を良くするのです。一枚ずつ地道に出していくと負けます。
ただストーンドラゴンが2枚以上有るときは、相手の女魔術師を警戒して、一枚ずつ出して様子を見たほうがいいかも。2枚一気にだして取られてしまうと、フィギュアを奪還する手段が少なくなりますので。
ちょっと実売価格が高いんだよねぇ・・・。買っちゃったけどさ。
ラングフィンガー
- 2014/09/07 (Sun)
- 近年のゲーム |
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大都会の夜は、ゆっくりと更けていくが、住民のすべてが眠りについているわけではありません。闇夜の下で、悪党たちが大きな稼ぎをもくろんでいます・・・
---ラングフィンガー---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:20~30分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
私の知る限り最も軽い「ワーカープレースメント」のゲーム。軽すぎてワカプレだと思われないほどだ。拡大再生産の要素は全然なく、道具入手→盗み→換金の流れを3人のワーカーを使って行っていくことになる。
ワーカープレースメントの重要な要素である「早い者勝ち」だけを突き詰めたようなゲームなのだ。
はじめに順番と、各プレイヤーが担当する泥棒を決める。
各泥棒は特殊能力を持っており(道具アイコンで示されている)盗みを働く際にカードに描かれている道具を一枚持っているとみなす。ただし使えるのはひとつの場所で一回だけ。
そこまで決めたら、1番手プレイヤーは道具2枚、2番手は3枚、それ以降は4枚の道具カードを持ってゲーム開始!さあ盗もう!
ちっこいゲームボードには1~5の場所が描かれている。
1:道具を手に入れることができる。ラウンドはじめに、プレイ人数に応じた道具カードを並べておき、はじめにワーカーをおいた人から順番に「2枚ずつ」取っていく。
2:住宅地で盗みを働くことができる。プレイ人数に応じたお宝が並べられているので、描かれた道具を捨て札にしてカードを獲得する。道具は当然捨て札。
裏側には勝利点が書いてあるが、これは港で換金しないとダメ。
この時、個人の特殊能力を一回だけ発揮できる。
3:廃墟で道具を交換できる。最初にワーカーをおいた人は1枚捨て札にして2枚ゲット。次の人は2枚捨て札にして3枚ゲット・・・ 後手番になるほど効率が下がる。
4:美術館で盗みを働く。ちなみに金庫や絵画のカードは後述の港で換金が必要なのだが、
宝箱の中身は現金なので換金の必要がない。直接勝利点になるが価値は1~3と少々低め。
5:港で換金を行う。
港にはカードが何枚か置かれ、それぞれ換金できる商品の種類が決まっている。
何種類の商品が書いてあろうとも、1アクションで換金できるのは一種類。ただしアイコンがダブルで書かれているカードについては、同種の商品が2枚まで換金できる。
すべてのワーカーが置かれたら、一番の道具アクションからワーカー順に解決していく。こうして何ラウンドかゲームを繰り返し、誰かが20点を超えたラウンドでゲーム終了。なれると20分ぐらいだ。
--------------------------------------------------------------------------
ワーカーを置く順番のジレンマに絞ったゲーム性。わかりやすいワーカープレイスメントで好感が持てます。
シンプルなゲームからワカプレへのステップアップとしてもおすすめです。今ならまだ国内流通があるみたい。先々はなくなると思うので軽いゲームをお求めなら視野に入れてもいいかも?
シリアスというよりコミカルな雰囲気のアートワークなので、そのへんは好みですね。
---ラングフィンガー---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:20~30分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
私の知る限り最も軽い「ワーカープレースメント」のゲーム。軽すぎてワカプレだと思われないほどだ。拡大再生産の要素は全然なく、道具入手→盗み→換金の流れを3人のワーカーを使って行っていくことになる。
ワーカープレースメントの重要な要素である「早い者勝ち」だけを突き詰めたようなゲームなのだ。
はじめに順番と、各プレイヤーが担当する泥棒を決める。
各泥棒は特殊能力を持っており(道具アイコンで示されている)盗みを働く際にカードに描かれている道具を一枚持っているとみなす。ただし使えるのはひとつの場所で一回だけ。
そこまで決めたら、1番手プレイヤーは道具2枚、2番手は3枚、それ以降は4枚の道具カードを持ってゲーム開始!さあ盗もう!
ちっこいゲームボードには1~5の場所が描かれている。
1:道具を手に入れることができる。ラウンドはじめに、プレイ人数に応じた道具カードを並べておき、はじめにワーカーをおいた人から順番に「2枚ずつ」取っていく。
2:住宅地で盗みを働くことができる。プレイ人数に応じたお宝が並べられているので、描かれた道具を捨て札にしてカードを獲得する。道具は当然捨て札。
裏側には勝利点が書いてあるが、これは港で換金しないとダメ。
この時、個人の特殊能力を一回だけ発揮できる。
3:廃墟で道具を交換できる。最初にワーカーをおいた人は1枚捨て札にして2枚ゲット。次の人は2枚捨て札にして3枚ゲット・・・ 後手番になるほど効率が下がる。
4:美術館で盗みを働く。ちなみに金庫や絵画のカードは後述の港で換金が必要なのだが、
宝箱の中身は現金なので換金の必要がない。直接勝利点になるが価値は1~3と少々低め。
5:港で換金を行う。
港にはカードが何枚か置かれ、それぞれ換金できる商品の種類が決まっている。
何種類の商品が書いてあろうとも、1アクションで換金できるのは一種類。ただしアイコンがダブルで書かれているカードについては、同種の商品が2枚まで換金できる。
すべてのワーカーが置かれたら、一番の道具アクションからワーカー順に解決していく。こうして何ラウンドかゲームを繰り返し、誰かが20点を超えたラウンドでゲーム終了。なれると20分ぐらいだ。
--------------------------------------------------------------------------
ワーカーを置く順番のジレンマに絞ったゲーム性。わかりやすいワーカープレイスメントで好感が持てます。
シンプルなゲームからワカプレへのステップアップとしてもおすすめです。今ならまだ国内流通があるみたい。先々はなくなると思うので軽いゲームをお求めなら視野に入れてもいいかも?
シリアスというよりコミカルな雰囲気のアートワークなので、そのへんは好みですね。
ヘックメック
- 2014/08/23 (Sat)
- 近年のゲーム |
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鳥さん達は虫の燻製が大好物!
今日は虫の燻製を掛けて、鳥さんたちが不思議なゲームを遊ぶみたいですよ。
--- ヘックメック---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分~∞
評価:☆☆ (☆5で満点)
結構評価が別れるヘックメック。家族ゲーム会で評判が悪く、私的にも厳しめの評価となった。
コンポーネントは8つの木製サイコロとズシッと重量感のあるタイル。このコンポーネントは素晴らしい。水濡れに非常に強いのだ。
タイルには21~36の数字と虫が数匹が書いてある。8つのサイコロの目の合計で、この数字以上を確定させればいいのだ。
どうするかというと、
最初は全部のサイコロを振る。んで、出た目のうち一つを選び、その目のサイコロ全部を確保する。確保したサイコロはもう振ることはできない。
ここから4を選んで確保。
そして、一度選んだ目はもう選ぶことができない。例えばこの例で、出た目がすべて選んだ目である(4と1)確保した目の合計が21にみたないので、ドボン。
ちなみに虫の目だけは、どこかで確保しないとタイルを取ることができない。虫はひとつ5として数える。
首尾よく21以上の目を出せたら、そのタイルを獲得できる・・・・
とったら一つに積み重ねておく。
もし他の人が一番上に所持している数字とピッタリの目が出たら、そのタイルを奪える!
場のタイルも、他の人のタイルも奪えなかったら自分のタイルを場に戻し、場にある一番大きなタイルを裏返す・・・
そして、タイルに書かれている虫が一番多い人が勝ち!
-----------------------------------------------
軽いダイスゲームなのだが、収束性に難があって・・・
多くの人数でやると、ひたすら一番上のタイルの奪い合いが起こり、全然ゲームが収束しないのだ。
人数が少ないほど、この問題は起こりづらいのだが、それでも低い数字のタイルがひたすら行ったり来たりする展開があって、ダレる場合がある。
※もちろん、早い時はサクッと終わる。最初のプレイでどういう展開だったかで、このゲームの評価がわかれている気がする。
続編の「ヘックメック バーベキュー」ではこの点に改善が図られているようなんだけど・・・
ただ、「コンポーネントが水に強い」「丈夫」「価格がその割に安い」この点は非常に評価できる。
今日は虫の燻製を掛けて、鳥さんたちが不思議なゲームを遊ぶみたいですよ。
--- ヘックメック---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分~∞
評価:☆☆ (☆5で満点)
結構評価が別れるヘックメック。家族ゲーム会で評判が悪く、私的にも厳しめの評価となった。
コンポーネントは8つの木製サイコロとズシッと重量感のあるタイル。このコンポーネントは素晴らしい。水濡れに非常に強いのだ。
タイルには21~36の数字と虫が数匹が書いてある。8つのサイコロの目の合計で、この数字以上を確定させればいいのだ。
どうするかというと、
最初は全部のサイコロを振る。んで、出た目のうち一つを選び、その目のサイコロ全部を確保する。確保したサイコロはもう振ることはできない。
ここから4を選んで確保。
そして、一度選んだ目はもう選ぶことができない。例えばこの例で、出た目がすべて選んだ目である(4と1)確保した目の合計が21にみたないので、ドボン。
ちなみに虫の目だけは、どこかで確保しないとタイルを取ることができない。虫はひとつ5として数える。
首尾よく21以上の目を出せたら、そのタイルを獲得できる・・・・
とったら一つに積み重ねておく。
もし他の人が一番上に所持している数字とピッタリの目が出たら、そのタイルを奪える!
場のタイルも、他の人のタイルも奪えなかったら自分のタイルを場に戻し、場にある一番大きなタイルを裏返す・・・
そして、タイルに書かれている虫が一番多い人が勝ち!
-----------------------------------------------
軽いダイスゲームなのだが、収束性に難があって・・・
多くの人数でやると、ひたすら一番上のタイルの奪い合いが起こり、全然ゲームが収束しないのだ。
人数が少ないほど、この問題は起こりづらいのだが、それでも低い数字のタイルがひたすら行ったり来たりする展開があって、ダレる場合がある。
※もちろん、早い時はサクッと終わる。最初のプレイでどういう展開だったかで、このゲームの評価がわかれている気がする。
続編の「ヘックメック バーベキュー」ではこの点に改善が図られているようなんだけど・・・
ただ、「コンポーネントが水に強い」「丈夫」「価格がその割に安い」この点は非常に評価できる。
キャメルアップ
- 2014/08/19 (Tue)
- 近年のゲーム |
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ラクダたちの大レース!スピード感はあんまりないけれど、【らくだ】だからゆるしてね!
さて、8人でもできるのでこのゲームやってみましょう!え?らくだが5頭しかいないよって!?それでいいんだよ。だって自分が走るんじゃなくて賭けるんだもの。
---キャメルアップ---
ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:30-40分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
宝石の煌めきも良かったけれど、キャメルアップを遊ばせてもらったらコンポーネントの良さ、対応人数の広さからこれが2014年のSDJだ!と確信。そしたら見事予想があたった。
日本語版も出て、実売4,000円弱と超優秀なゲームに。早速日本語版を購入し、所有ゲームがまた増えましたとさ。
さて、このゲームは5頭のらくだの順番を予想する。どうやってらくだが進むのかというと、まあ予想通りさいころで進むのだが・・・。
どのらくだが進むのかランダムにするため、このゲームにはスーパーサイコロ振りマシーンであるところのピラミッドが付いている。このピラミッドにサイコロを入れ、逆さにするとランダムで5色のサイコロのうち1つが出てくるというわけだ。
準備段階で各色のサイコロを1つずつ振り、らくだの初期位置を決める。その後3金と予想用のカード、オアシスタイルを受け取り、ゲームスタート!
見ての通り、らくだは同じマスに止まると上に乗る。そして下のらくだが進むときは一緒に上のらくだも動く。これがレース結果をわかりづらくするのだ。
手番にできることは4種類
・サイコロを振る。この結果他のプレイヤーの予想が楽になるため、振ると1金がもらえる。
・オアシスタイルをコースに置く。タイルはオモテウラで効果が違い、表は踏んだらくだが1マス前に進む。裏は1マス戻る。また、自分のタイルが踏まれると一回につき1金もらえる。
戻るときに、移動先にらくだがいる場合「下に潜り込む」ので注意だ!大波乱が起きるぞ。
・レグの結果予想タイルを取る。レグとは5つのサイコロが一回ずつ振られるまでの一区切りを指す言葉。まあ1ラウンドだ。このラウンドごとに、一位のらくだを予想してそのタイルを取る。
予想タイルは各らくだ3枚ずつあるが、最初に取ったタイルで予想を当てると5金。2枚めは3金、3枚めは2金と、どんどん賞金が下がる。順位が予想しづらい段階で、早めに取るとハイリスクハイリターンというわけだ。ちなみに予想したらくだが2位になっても1金はもらえる。
・レースの最終結果を予想する。手元のカードを指定の場所に伏せておき、一位と最下位のらくだを当てる。この時も早めに置いたほうがもらえる金額が多い。
※レグの予想と、最終結果予想は外れると-1金なので気をつけよう。
こうしてレグを繰り返していき、どれか1頭のらくだがゴールラインを越えたら即座にゲーム終了。最終結果のカードをめくって最終決算。一番所持金額の多い人の勝ち!
----------------------------------------------
見た目に楽しいコンポーネント、対応人数の幅広さ、運要素が比較的大きくファミリー向けと、納得の年間ゲーム大賞です。
8人まで遊べますが、最大人数で遊ぶと運要素が強くなりすぎるので、まあ4-5人ぐらいが適正人数かな。
日本語版で価格が安くなったので、最初のゲームにもおすすめ。カタンよりルールも少なく簡単ですよ。
さて、8人でもできるのでこのゲームやってみましょう!え?らくだが5頭しかいないよって!?それでいいんだよ。だって自分が走るんじゃなくて賭けるんだもの。
---キャメルアップ---
ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:30-40分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
宝石の煌めきも良かったけれど、キャメルアップを遊ばせてもらったらコンポーネントの良さ、対応人数の広さからこれが2014年のSDJだ!と確信。そしたら見事予想があたった。
日本語版も出て、実売4,000円弱と超優秀なゲームに。早速日本語版を購入し、所有ゲームがまた増えましたとさ。
さて、このゲームは5頭のらくだの順番を予想する。どうやってらくだが進むのかというと、まあ予想通りさいころで進むのだが・・・。
どのらくだが進むのかランダムにするため、このゲームにはスーパーサイコロ振りマシーンであるところのピラミッドが付いている。このピラミッドにサイコロを入れ、逆さにするとランダムで5色のサイコロのうち1つが出てくるというわけだ。
準備段階で各色のサイコロを1つずつ振り、らくだの初期位置を決める。その後3金と予想用のカード、オアシスタイルを受け取り、ゲームスタート!
見ての通り、らくだは同じマスに止まると上に乗る。そして下のらくだが進むときは一緒に上のらくだも動く。これがレース結果をわかりづらくするのだ。
手番にできることは4種類
・サイコロを振る。この結果他のプレイヤーの予想が楽になるため、振ると1金がもらえる。
・オアシスタイルをコースに置く。タイルはオモテウラで効果が違い、表は踏んだらくだが1マス前に進む。裏は1マス戻る。また、自分のタイルが踏まれると一回につき1金もらえる。
戻るときに、移動先にらくだがいる場合「下に潜り込む」ので注意だ!大波乱が起きるぞ。
・レグの結果予想タイルを取る。レグとは5つのサイコロが一回ずつ振られるまでの一区切りを指す言葉。まあ1ラウンドだ。このラウンドごとに、一位のらくだを予想してそのタイルを取る。
予想タイルは各らくだ3枚ずつあるが、最初に取ったタイルで予想を当てると5金。2枚めは3金、3枚めは2金と、どんどん賞金が下がる。順位が予想しづらい段階で、早めに取るとハイリスクハイリターンというわけだ。ちなみに予想したらくだが2位になっても1金はもらえる。
・レースの最終結果を予想する。手元のカードを指定の場所に伏せておき、一位と最下位のらくだを当てる。この時も早めに置いたほうがもらえる金額が多い。
※レグの予想と、最終結果予想は外れると-1金なので気をつけよう。
こうしてレグを繰り返していき、どれか1頭のらくだがゴールラインを越えたら即座にゲーム終了。最終結果のカードをめくって最終決算。一番所持金額の多い人の勝ち!
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見た目に楽しいコンポーネント、対応人数の幅広さ、運要素が比較的大きくファミリー向けと、納得の年間ゲーム大賞です。
8人まで遊べますが、最大人数で遊ぶと運要素が強くなりすぎるので、まあ4-5人ぐらいが適正人数かな。
日本語版で価格が安くなったので、最初のゲームにもおすすめ。カタンよりルールも少なく簡単ですよ。
プロフィール
HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング
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