忍者ブログ

対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

カテゴリー「近年のゲーム」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

髑髏と薔薇



髑髏と薔薇

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:5~10分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



自作した20枚のタイルを使って、栃木の友人たちと5人プレイ。ヘビーゲームをプレイしたあとの小休止。



ドクロ:1 バラ:3 計4枚の手札を各人が持つ。相手に見られないように。



そして、一枚を選んで場に裏向きに出す。カタンのボードが敷かれているのは片付けるのがめんどくさかったからだ。気にしない。

次にスタートプレイヤーを選び、順番に

a) 手札から一枚を場に追加
b) 場に出ているカードの中で、バラを何枚引き当てることができるか宣言する

この2つのうちどちらかを選んでおこなう。 誰かが 「3枚!」とか宣言したら

「4枚!」
「5枚!」
「全部めくる!」

とまわりの人が枚数を吊り上げることができる。一番多い枚数を宣言した人が「チャレンジ」を行い、バラを宣言枚数分めくれたら

「チャレンジ成功!」

2回チャレンジ成功したら勝利だ。



途中でドクロをめくってしまったら、ランダムに一枚を捨て札にしなくてはならない。少ない手札で戦うことを余儀なくされ、非常に苦しい。

とくに上の写真みたいに、ドクロを捨てられてしまったらブラフをうまく使って戦うのだ。

チャレンジの時には決まり事があり、

1) 必ず自分の出したカードを全部めくってから、他の人のカードをめくり始める
2) 複数枚出している人のカードをめくるときには、上から順番にめくる。

ドクロを出しておいて、競り落とす気も無いのに「4枚!」と数字を吊り上げることはできるが、失敗すると自分のドクロをめくってドボン。これは非常に面白いルールだと思う。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
重量級のゲームのあとでみんな疲れていたからか、いまいち盛り上がらなかったかな?

まあそれでも 「全部めくるぜ!」宣言の後にチャレンジ成功したら拍手喝采だったんだけど。
製品版の豪華なコンポーネントで遊ぶとまた気分が違って、 ☆を追加するかもしれん。

お手軽なブラフゲームなのは間違いない。売り切れている店が多いので、もし手間を惜しまなかったら自作してみるといいかもね。人数×4枚のタイルと、得点チップを用意すればOK。 というかトランプでも代用できるな。

髑髏と薔薇:赤箱

髑髏と薔薇:赤箱
価格:2,730円(税込、送料別)


拍手[0回]

PR

カタンの開拓者たち:5-6人用拡張



新しい陸地発見のニュースは、瞬く間に世界を駆け巡った。
程なくして、カタン島は新天地を求める人々で溢れかえるのだった。




---カタンの開拓者たち 5-6人用拡張---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:60~120分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)

面白い!最高だねー。盆と正月にはぜひカタンをやりたいね。6人でやるとプレイ時間二時間超のヘビーゲームになるな。

ルールは他のサイト様にいくらでも解説があるので、今回は5人戦の感想を書きます。

週末ゲーム会にて、ジーピーのスタンダード版と

5人集まるという事で急遽ポチった5-6人用拡張

それから木製コマを用意してプレイ。結構お金かかってる。

しかもカタンは3人~のゲームで、全くの未プレイだったので、まずは台紙からタイルを外し、資源カードをスリーブに入れる作業から始めた。ピカピカの新品でプレイだ。



拡張セットを入れると、カタン島は19マス→30マスに増え、かなり巨大になる。これはもうオーストラリア並みの小大陸だ。このカタンを制するのは誰か!?



木製コマは4人分しか無いので、一人はプラスティック駒を使わざるを得ない。これ、相変わらず開拓地と都市の区別がつきづらいなー。



こっちなんか道がナマコみたいに見えるしな。追加のプレイヤー駒は緑と茶色。



あと資源カードや発展カードも追加で入っている。まあ特定の資源に偏らなければ使うことは無いかな。



今回は自分以外の4人が初めてのプレイということもあって、インスト込で2時間半のロングゲームになった。最終的に自分が最大騎士力と、都市3・開拓地2 の計10点で勝利! 初めてのプレイヤーに負けるわけにはいくまい。

ノーマルカタンとの一番の違いは、手番が一周したら「建設フェイズ」を挟むということ。5人がサイコロを振ると、次の手番が来る前に資源ががっぽり溜まり、盗賊の餌食になりやすいのでこれは良い追加ルールだと思った。

--------------------------------------------------------------------------------

ジーピー版のスタンダードカタン、初期はキャラメル箱だったようですが、私が購入したものは上蓋式になっており、ボード類の品質も良いです。木製駒を別途購入して遊べば大人も満足できる品質でしょう。これで実売¥3,000は良心的です。

欲を言えば

・箱はコート紙ではなくてエンボス付きのマット紙だと嬉しい。カルカソンヌみたいに。
・上蓋にはタイトルだけ書いて、キャッチコピーは付けないでほしい。
・資源カード類にもエンボス加工
・どうせならタイル類もカルカソンヌみたいな手触りに
・木製駒は標準で入れてほしい

ちょっと値上がりしてもいいのでこんな仕様で出してほしい!そしたらもう一個買います。



ボード全景



タイルはこれくらいの厚さ。まあ十分かな



タイル。テカテカしててエンボスはなし。



資源カードもエンボス加工なし。折れたら嫌なのでスリーブに入れました。



木製コマは視認性が良くて必須。



サイコロはプラスティック製でちょっと軽い。

拍手[2回]

マンマミーア!



マンマミーア!

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



さあ!ピザパーティの始まりです!5種類の具材をピザ窯に放り込んで、いろんなピザを焼くカードゲーム。レシピカード通りのピザをたくさん焼いた人の勝ち。



トッピングカードは5種類。左からオリーブ、サラミ、ペパロニ、マッシュルーム、パイナップル。日本人の感覚からすると「?」となるようなチョイスだし、イラストがなんとも言えない感じだがそこはスルーして楽しもう。



レシピカードは全部で8枚×5色。一人が1色ずつ担当する。大体レシピの内容は一緒だが、黄色は必ずパイナップルを使い、赤は必ずサラミを使う・・・というように、色ごとに重要な食材が違う。



レシピカードの中には特殊なものがあり、

・なんでもいいから15種類以上の具を入れるごちゃまぜピザ
・「J」の文字が6つあり、同じ具6つを使わなければいけないジョーカーピザ
・「?」の字が3つ書いてあり、場に出ているトッピングで一番少ない種類の具を3つ入れるピザ

がある。



手札は最初7枚。トッピング6つと自分の担当色のレシピ一枚。このピザはサラミ4枚とパイナップル1枚で焼ける。



で、どうするかというと、自分の手番にはトッピングカードを一枚以上場に出していく。同種のトッピングは同時に何枚出してもいい。

更に、場に必要な具材が揃った!と思ったら、トッピングとともにレシピカードを出してもいい。これは2枚以上同時には出せない。また、トッピングを出さずにレシピカードだけ出すということもできない。

手札が7枚になるまで山札から補充するが、何枚か補充するときは

・トッピングカード
・レシピカード

どちらか一方からしか補充できない。トッピング×2、レシピ×1を補充しまーす というのはダメ。

また、一番重要な要素として、トッピングは下のカードが見えないように出していく。つまり場に出たカードを覚えておくことが重要。でも完全に覚えてなくても大丈夫。理由は後述。



さて、トッピングの山札が尽きたらピザ焼きタイムである。山札に混じった「ザ・職人」のカードを引いた人が、場のカードを順番に公開していく。具材の種類ごとに並べていって、レシピカードが出たら必要
なものが揃っているか確認。

この時、具材が足りなかったら手札からトッピングを補充してOK。なのであやふやな記憶でも、うまく焼けることが多い。またピザ焼きタイムの前には、いろんなトッピングを手札に揃えておくと吉。



前半) トッピングを窯にほうりこむ
後半)ピザを焼く

これが1ラウンドで、全部で3ラウンド繰り返して焼けたピザの多い人が勝ち!8枚全部焼けたら立派なピッツァヨーロだ。

----------------------------------------------------------------------------------------------
評価:☆3(二人プレイ時)

2人でプレイしたので、たぶん面白さのすべてを味わい尽くしていないと思う。2人だと、焼けるピザに意外性がないし、互いに邪魔をしあうギスギスしたゲームになってしまうから。

4-5人で遊んで、焼けると思っていたピザが焼けなくて、「ソレ焼けないでしょ」と思っていたピザが意外と焼けたり、そんなワイワイしたプレイができるとこのゲームの真価が発揮されると思う。

※具材が足りない場合、レシピはその人の山札に戻され、具材はそのままのこるので、次にレシピを置いた人がうまいこと焼けたりする。

拍手[0回]

オニリム



オニリム

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:15-20分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



夢の中をさまよい、脱出の鍵と扉を見つける1人用カードゲーム オニリムです。
わりと人気があるようでレビューの数も多いが、2人プレイでのレビューはないようなので今回は2人プレイ時の感想をば。



オニリムには赤・青・緑・茶の4種の迷宮カードが有り、それぞれ色には3種のシンボル 太陽・月・鍵 がある。この迷宮カードを一枚ずつ場に並べていく。

色ごとに枚数の違いがあり、 赤 > 青 > 緑 > 茶 と少なくなっていく。茶が最も少なく、12枚しか無い。



迷宮カードを3枚、同じ色で並べると、その色に対応した扉カードがてにはいり、4色×2枚 = 8枚の扉カードを集めるとクリアとなる。
同じ色を続けるのはいいのだが、同じシンボルを続けて並べることはできない。

また各種シンボルの枚数には違いがあり、太陽が最も多く、鍵が各色毎に3枚と、最も少なくなっている。数の少ない鍵カードには特殊効果があるのだが、これは後述。



これが迷宮の探索を邪魔するカード「悪夢」。山札からカードを補充する際、このカードを引いてしまうと以下の処理のうち、1つを選び行わなくてはならない。

a) 山札から5枚を捨て札にする
b) 手札(5枚)をすべて捨て札にする
c) 獲得した扉カードを山札に戻す
d) 手札の鍵カードを一枚捨て札にする。

このゲーム、扉を8枚見つける前に山札が尽きるとゲームオーバーなので、なかなかきつい。しかし鍵には便利な効果があるので捨てたくない。非常に悩ましいのだ。鍵の効果は便利なものばかり。

1) 鍵を捨て札にすることで、山札の上から5枚を見ることができる。そのうち一枚を捨て札とし、残りの4枚を好きな順番で山札に戻す。(通常は悪夢を捨て札にする)
2) 山札から扉カードを引いてしまった場合、通常は山札に戻してシャッフルするが、扉と同じ色の鍵カードを持っていれば即座に扉を獲得できる。

悪夢カードは10枚もあるので、引いてしまった時にうまく回避できるよう、5枚の手札の中に鍵を1枚以上持ちながらゲームを進めていくのがいいかも。



さて2人プレイだが、1人プレイの時と基本的には変わらない。違いはというと

・手札は3枚ずつ。手札の他に、場に共通カードとして2枚の迷宮カードを公開しておく。(上の写真で上端にちらっと見えているのがそう。)
相手の手札はもちろん利用できないが、共通カードは2人とも利用することができる。

・扉は一人が4枚ずつ集める。一人が獲得する扉の色が重なってはダメで、必ず4色全てを集める。

こんなところか。あと共通カードは、手札を一枚捨て札にすることで、自分の手札と入れ替えることができる。つまり相手に自分の手札を使わせることもできるのだ。

この2人プレイがかなり面白い。協力して扉を見つけるので、互いに手札の情報を公開しながら進めてもいいし、ゲームに慣れて手応えが足りなくなったら、互いに手札を非公開で、場に出したカードから相手の必要なカードを判断してもいい。その場合は、共通カードを手札を入れ替えるアクションが重要となる。

盛り上がりにはかけるので☆3としたが、カードのイラストも綺麗だし、雰囲気の良いゲームなのでぜひ遊んでみてほしい。安いし。

ソリティアだけだと☆2かな。やっぱり一緒にゲームをやる相手がいると楽しい。



ところでこのゲーム、扉カードを取り出すたびにシャッフルするのでカードの傷みが早い。スリーブは必須だと思うが、ドイツゲームにしては珍しく箱がジャストサイズなので、スリーブに入れると元の箱に収まらなくなる。残念。

-----------------------------------------------------------------------------
※オニリムには最初から拡張ルール用のカードが入っている

・足跡の書
・塔
・暗黒の前兆と幸福な夢

どれも入れると難易度が上がるが、いずれレビューしたい。
オニリム 日本語版

オニリム 日本語版
価格:1,176円(税込、送料別)


拍手[4回]

すすめ!海賊さん

すすめ!海賊さん

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:10分
評価:☆☆ (☆5で満点)



小粒ながらもピリッとアクセントの効いた2人用カードゲーム。「すすめ!海賊さん」すごろくやさんでレジ前にたくさん並んでいたので500円で購入。2013/6月現在在庫はたくさんあるみたい。



カードは全部で12枚。そのうちの5枚を横に並べ、双六のマス目にする。その上に一枚おいてあるのはお宝カードで、これは後述。

スタート地点には船の形をした駒を置く。500円だけど可愛らしい木製の駒で、とても良い感じ。



で、お互いに1・2・爆弾の3枚のカードを持つ。これをババ抜きの要領で引きあい、駒を進めていく。
この時に一捻りあって

a) 爆弾を引くまでは、何枚引いても良い
b) 引いたカードの数字分だけ駒を進め、そのカードは自分の手札に入れる。
c) 爆弾を引いてしまったら一歩も進めず、相手にカードをすべて戻す。


つまりカードを引いて進めば進むほど、相手が爆弾を引く確率が低くなり、こちらは爆弾を引く確率が高くなる。自然にデッド・ヒートになるようなシステムになっている。



またマス目には特殊なものがあり、向かい風のマスは1マス戻されてしまう。ここを乗り越えるためには複数枚のカードを引くか、「2」のカードを引き当て無くてはならない。

そして、宝のマス目に止まるとお宝カードがもらえる。



お宝カードを受け取ると、自分の手番の前に使用することができ、進める数が引いたカードの数字×2になる。一発逆転できるかも。

※相手の手札が爆弾だけになると、こちらは無条件で2マス進める「順風満帆」となるのだが、この時お宝を使っても2倍の4マス進めるわけではない。

ババ抜きと双六を足したゲームで、そんなに深い戦略が有るわけではないし、ほとんど運なのだが500円。持っていて損はないと思う。

特にお子さんがいる方、一緒に遊んでみてはいかが?



HABA社の目に止まり、「わんぱく船長」というタイトルで製品化されたみたい。

拍手[1回]

プロフィール

HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング

ボードゲームオークション

Copyright ©  -- 対戦相手皆無!ボードゲームレビュー --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]