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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

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世界の七不思議(7 Wonders)

紀元前3世紀ごろ、古代ギリシアの数学者フィロンは、地中海世界を旅して各地の名所を一冊の書物にまとめました。「観光ガイドブック」の先駆けです。

この本に紹介されていた7つの驚異的な建造物 「アレクサンドリアの大灯台」「ロードス島の巨神像」「バビロンの空中庭園」・・・

21世紀に現存するのはギザのピラミッドのみとなってしまいましたが、古代世界に威容を誇った大建造物の数々を、この目で見たいものです。





---世界の七不思議---

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:40分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)



2010年にドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート部門を受賞した本作。日本大好きボザ先生の出世作で、繰り返しプレイするほどハマっていく中毒性があるカードゲーム。



全員同時手番を行うので、2人プレイだろうと7人プレイだろうと40分で終わる超優等生。対応人数の広さも魅力的ですが、両隣のプレイヤー以外は自分に干渉してこないのでそこが気に入らない人はいるかも?

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最初に、自分の担当するワンダーを決める。ワンダーカードを1人1枚引いて対応するボードを自分の前に配置。ボードはA面とB面があって、能力が異なるがバランスは取られているので、どちらを使ってもいい。



※プロモタイルの「小便小僧」はちょっと弱いけど・・・。



このゲームは3つの時代を通して自分の文明を発展させることを目指す。といってもCiv系ゲームにありがちなテックツリーやコマの移動は無い。1時代6枚、18枚のカードをプレイするとゲーム終了だ。



まず時代1のカードを7枚ずつ各プレイヤーに配る。人数によって使うカードが決まっているので、必ず配りきりとなる。

配られたカードを見て、1枚自分の前に伏せ、全員一斉にオープン。残った6枚は左隣の人に渡して、自分は右隣の人から渡されたカードを見る。でまた1枚選ぶ→オープン。

これを6回繰り返すだけ。カードは7枚配られるが、1枚はプレイされずに捨て札となる。



※第二時代は、右隣にカードを渡す。第三時代はまた左隣。


やることは単純なのだが、カードの種類がとても多く、2回めのプレイ以降が本番だ。このへんがエキスパート賞の所以だと思う。



・茶色のカードは資源を産出するカード。自分のボードの左上に差し込んでおく。最初からボードに印刷されている資源もあり、これはゲーム開始から使える。



・灰色のカードも資源カードなのだが、これにはガラス・絹・パピルスなどの加工資源が描かれている。主に緑色カードのプレイに必要となる。



・赤のカードは武力のカード。プレイすると自文明の武力を上げることが出来る。



・黄色のカードは経済系のカード。両隣の文明から資源を安く買えるようになったりする。



・青のカードは単純に勝利点をもたらす。



・緑のカードはちょっと難しい。コンパス・粘土板・歯車が描かれているが、ひとつのシンボルを何個も集めていくと指数関数的に得点が伸びる。

また、3つのシンボルのセットで7点となる。



つまりこれなら26点



・紫のカードは第三時代だけに入っている「ギルド」カード。プレイに必要なコストは高いが、強力な得点源となる。

同じカード2枚をプレイすることは出来ない。初回プレイだとよく間違うので気をつけよう。

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そう、カードのプレイには左肩の部分に書いてあるコストが必要なのだ。自分のボードに描かれている以外の資源は茶や灰のカードで獲得していく必要がある。



一度カードをプレイすれば、そのカードからは毎ターン資源が得られるとみなすパッシブ効果。ただ木3つがコスト、の場合は、木のカード1枚で建設出来るわけではない。1枚のカードからはあくまでも毎ターン1つ産出なのだ。累積もしない。



足りない資源は両隣の文明から買うことが出来る。購入対象はボードに描かれているものと、茶と灰のカード。黄色のカードにもたまに資源が産出するやつがあるが、これは買えない。交易によって手に入れたものだからだろう。



コストは2金だが、黄色のカード効果で1金で買えたりする。



また、カード右下の部分に建物名が書いてあるカードがある。こういったカードをプレイすると、のちの時代に登場する同名のカードを無料で建設できる。隣にカードを渡す際に注意。

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カードはプレイする以外に、

・捨て札にして3金を獲得

・ボードの下に差し込んでワンダーの建設

といった用途が有る。



ワンダーはいくつかの段階にわかれていて、それぞれ描かれているコストが必要。カードを裏向きにして差し込むことで、その段階を建設したこととなる。左から順番に差し込む。

ボードA面は、1・3段階目が勝利点で、2段階目が特殊効果

B面は色々・・・。2段階しか無いワンダーも。

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一つの時代が終わる毎に、両隣の文明と武力を比べて戦争する。勝てば勝利点。第一時代は1点、第二時代は3点、第三時代は5点なので、全部勝つと18点だ。逆に負けると-1点トークンを受け取る。

第三時代が終わったあと戦争を処理し、各カードから得られる点数を計算する。お金も3金で1勝利点になる。

※この計算が結構大変なので、計算シートが付いている。50枚はあるので無くなる心配しなくても良い。

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こうしてルールを書いてみると、「あ、確かにエキスパート賞だな」というのを再確認しました。

というのも、対応人数の幅が広く時間が短いため、まだ余りユーロゲームをプレイしていない人を誘ったところ、ルール難しい・・・という感想が出たのです。

ゲームに慣れていると、「ワンダーは左から順番に建てるんだろうな」とか、「このアイコンは自分と両隣の文明、3箇所に対しての勝利点だな」とか説明しなくても分かる部分があるのでその辺の説明を飛ばしてしまったり・・・。

時間が短いからと軽ゲーのノリで遊ぶわけにはいかない、何度も繰り返し遊ぶタイプのゲームで。

一回目は練習のつもりで遊び、すぐにもう一回!と2回目に突入してもプレイ時間1時間で済む、やはり優等生なゲーム。2-7人対応というのはとてもすばらしいです。

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ナイアガラ

ダイヤモンド・サファイア・ルビー・・・ 見えているのに取れない!宝石がある場所の背後は切り立った崖で、目の前は激流。しかも川の先は巨大なナイアガラの滝だ!

かくなる上はカヌーで宝石を取ってくるしか無いのであった。




---ナイアガラ---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:45分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)



泣く子も黙る秀逸コンポーネントゲーム。値段が高いことに目をつぶれば、最強の初心者キラーとなり得るだろう。ボードゲームを広めたかったらチケライとニムト・ナイアガラをもってけ!間違ってもトリテを薦めないように。

メインボードをゲーム箱の上に置き、ナイアガラの滝を作ったら透明ディスクを9枚河の上に並べる。これが河の流れを表す。



ほんで各自7枚のパドルカードと2艘のカヌーをもってゲームスタート。パドルカードには1-6の数字と、一枚には雲が描かれている。



ようはこの7枚の中から一枚を選んで出すだけ。宝石を持って帰るピック&デリバリーゲームである。わかりやすい。

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各自ボード上の指定スペースにカードを裏返しに置いておき、手番順にオープン。カヌーを上流か下流に動かす。行ったり来たりは出来ない。

動かすときは



・カヌーが2艘とも陸にいたらどちらかだけ動かせる。

・1艘が川にいて、もう1艘が陸にいたら、川のカヌーを動かすのはマスト。陸のやつは動かしても動かさなくても良い。

・2艘とも川にいたら、必ずどちらも動かす。

※カードの数字は必ず使い切らなければいけない。


ちなみに使ったカードはそのまま置いておく。7枚全て使い切るまで手元に戻らないので、7種のカードを全て一回ずつ使うことになる。



で、全員が動かしたら「出た中で一番小さい数字」分だけ川が流れる。上流から透明ディスクを押し込んで流すのだ。



もちろんディスクの上に乗っているカヌーも一緒に流れる。先にはナイアガラの滝が待ち受けているのでボチャンボチャンと落っこちるのだ。これが見た目に楽しい!

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このルールでまともに動かすとすぐに滝から落ちてしまう。そこで忘れちゃいけないのが、カヌーたちは何も川下りをしてるわけではなく「宝石を取りに来てる」ということ。



上流から数えて3マス目からは、対応した宝石を取れる。コストは「移動力2」だ。

ただし宝石を取るのは移動前か、移動後でなければ×。宝石を取るために一旦止まって、また動き出すのは許されない。



宝石は1個しか持てないが、一旦積んだ宝石を下ろすのもOK。違う色の宝石置き場におろしてもいい。

更に違う色であれば、宝石をおろしてまたすぐに積むのもOK。これで4ポイント消化出来る。

この積み下ろしを駆使しながら宝石を獲得し、上流のロープを超えるところまで戻ればカヌーに乗った宝石を獲得。この時だけ移動ポイント(カードの数字)を余らせても良い。

カード公開前に獲得した宝石1個を支払うことで、滝壺に落ちたカヌーを取り返せる。取り返したら即座にそのターンから使える。

勝利条件はいくつかあって

・同じ色の宝石を4つ獲得
・全ての種類の宝石を獲得(5種)
・なんでもいいので7個の宝石を獲得。

どれか一つを満たせばOK。

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もし自分のカヌーが宝石を積んでおらず、宝石を積んだ他のプレイヤーのカヌーと同じマスで移動を終えたら、相手の宝石を「盗む」ことが出来る。動き出す前に盗むことは出来ない。移動終了時のみ。

ただ、盗むかどうかは任意。
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最後に雲カードの効果。これを出したプレイヤーは天候を変えることが出来る。

最初は天候が「曇り」なので、左右どちらかに移動させることが出来る。一マスだけ。

晴れになると川の流れが-1されるし、雨になると+1される。嵐になると+2なのですぐにカヌーが落ちる。阿鼻叫喚。

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2005年ドイツ年間ゲーム大賞も納得の、豪華コンポーネント&秀逸なゲームシステム。

カヌーを1艘移動させるか、2艘移動させるかのルールが若干ゲーム的調整で分かりづらいですが、それ以外はわかりやすいし、なんといっても実際にカヌーが「流れ落ちる」このインパクトはユーロゲームを初めて見た人に強烈な印象を与えます。子供受けもバツグン。

勝利条件の「同色4つを集める」は非常に簡単で、子供が混じっていればこのまま採用していいですが大人同士だとヴァリアントを考えたほうがいいでしょう。最奥の宝石「ルビー」は取得がかなり困難なので、これを取らざるを得ないルールにしたほうが面白いです!
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パッチワーク

パッチワークとは、余った小さな端切れを大きな布に仕立て上げる、生活の知恵です。

様々な布地を使って作り上げた完成品は見た目が可愛らしく、いつしかパッチワークは趣味の一つとなったのです・・・。




---パッチワーク---

ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)

各所で評判の良いパッチワーク。作者は豆ゲーで有名なウヴェ・ローゼンベルグだ。少し前にも中量級のグラスロードを紹介したが、これは二人用ゲームの中量級。プレイ時間はフタリコラの半分ぐらいだと思う。



まずテーブルの真中に時間管理ボードを配置。得点ボードのようだがそうではない。



これはリバーシブル仕様になっているのでどちらの面を使ってもいい。



ボード上には指定場所に「レザーパッチ」を置く。



二人のコマをスタート地点におき、パッチワークタイルをぐるっとボードの回りに配置したら準備完了。かなり広い場所が必要になるので注意。二人用ゲームではアルルの丘に次ぐゲームスペース。



あ、あとこのポーンを一番小さい「2マス」のタイルの左隣に置いておく。各自5ボタン(5金)を持ってゲームスタート。

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両プレイヤーは自分のボードをなるべくタイルで埋めていくようにするのだが、手番には

・タイルを一枚とる

・時間だけを進める



どちらかの行動ができる。タイルを取る場合は、ポーンの位置より3つ先までのタイル1枚を取れる。取得する際は、書いてあるボタンがコストなのでその分だけボタンを支払う。



たまにコスト0のタイルもある。

砂時計も書いてあるのだが、これは進める時間の数。書かれた時間だけ時間管理ボード上の自分の駒を進める。



時間だけを進める場合は、「相手のコマの一つ先」まで時間ボード上の自コマを進める。進めた分だけボタンをもらえる。



なお、このゲームでは常に「時間が進んでない方」が手番を行う。相手のコマを追い越すまではずっと俺のターン。

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タイルを獲得したら、自分のパッチワークボードに配置する。何処においても良い。



もし時間を進めた結果、コマが「描かれたボタン」を追い越したら決算。自分のパッチワークボードに置かれたタイルにはボタンが描かれている物があると思うが、その数だけボタンがもらえる。



「レザーパッチ」を追い越した時はこのパッチタイルがもらえる。1×1の小さなタイルなので、ボード上の穴埋めに最適だ。



また、自分のパッチワークボードは9×9の大きさだが、先に「7×7」のエリアを全て埋めたプレイヤーは・・・



このボーナスタイルがもらえる。終了時に7点となる。

両方のプレイヤーが時間ボードの最後まで辿り着いたらゲーム終了。持っているボタンがそのまま得点だが、自分のパッチワークボード上に空きマスがあったら1マスにつき-2点だ。

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各所で高評価が目立ちますが、確かにこれはいいゲームです。また、見た目が可愛らしいので女性ウケが抜群に良さそう。アブストラクト・ウボンゴといったところでしょうか。

ルールを読むとわかるのですが、運要素はありません。タイルの並び順がランダムですが、ゲームスタートしてしまえばどちらも同条件でゴールまで突き進むので、強い人は一方的に強いでしょう。

綺麗にマスを埋めようとしてタイル獲得が少なくなると、最後の得点計算で空きマスが多くて大量のマイナス点を食らってしまいます。ヘタすると最終得点がマイナスになるので、7×7のボーナスタイルはおまけ程度に考えて、どんどん埋めていきましょう。

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辛いだけでいいのか

辛党の方々!皆さんの大好きな辛いものがたくさんありますよ!コショウに始まりマスタード・わさび・唐辛子もたっぷりです!

各食材について誰が一番多く食べられるのか?レッツチャレンジ!でもすごく辛いので無理はしないでくださいね。




---辛いだけでいいのか?---

ルールを覚えるのに必要な時間:15分
1ゲームの時間:40分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)



唐辛子がカードに突き刺さっている衝撃的な箱絵と、刺激的な邦題【辛いだけでいいのか?】あまりに耳に残るタイトルwwwだったので昨年の夏頃買ったものの長らく積んでいた。新年二回目の平日会にてようやく4人プレイ。

箱はツォッホのあのサイズ。小箱というには大きく、中箱というには小さいおばけキャッチサイズだ。



ゲーム自体はマストフォローのトリックテイク。まずは切り札を決める。カードの中に1~12の数字カードと、4枚のスート表示カードが入っているので・・・

数字カードを良くシャッフルし、一枚ずつスートカードの上に載せていく。

数字をオープンしたら、左から昇順に並べる。



この場合、緑色が一番強く、黒色が一番弱い。更に「緑の12」「赤の7」「黄色の5」「黒の2」は"スーパートランプ"カードとなり、他の全てのカードより強い。スーパートランプ同士の強弱は数の大きさで決める。

トリテを遊んだことのない人がいたら間違いなくこのカードの強弱部分で脱落するので、無理は禁物。スカルキングが面白いので遊んでみて!



さて、手札は10枚ずつ配るのだが、各スート1-12のカードがあるので8枚余る。これは伏せたまま「スパイス棚」として色ごとに分けておく。 そう、このゲームはカード背面の色がスート毎に違うのだ。相手がどのスートを持っているのか、枯れているスートは何か一発で分る。うーんこねくり回してるね!



配られた手札をみて今度はビッドを行う。「自分がいちばん獲得するスート」と「一番取らないスート」どちらも予想するのだ。各自手にチップを持って一斉オープン。



その後はフツーにマストフォローで10トリックを行う。スーパートランプであってもフォローのルールには従う。

トリックをとったプレイヤーは「スパイス棚」からも表を見ないまま一枚とる。これはマストで、獲得したいスートが有るうちはいいが無くなったら阿鼻叫喚。棚のカードが完全に切れたら取らなくても良い。

獲得したカードは色ごとに並べ、何枚持っているか他のプレイヤーにわかるようにしておく。

10トリック終わったら得点計算。



「最大獲得スート」が当たっていたら5点(同着がある場合は3点)
「最小獲得スート」が当たっていたら5点(同着は3点。0枚もOK.)

もしどちらも当たっていたら、上記の点数に加えて「最大獲得スート」-「最小獲得スート」分の点数がもらえる。

例によって、飽きるまでラウンドを繰り返そう!

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裏面が色分けされてるのでリボークが起きず、一見マストフォローの練習に良さそうですが・・・

その実、2種類のビッドを行い切り札も2段階。トリテ慣れしてからのプレイがオススメです。

プレイングは面白く、最大と最小のスートを当てるのが絶妙に難しいです。先日は4ラウンドやって両方当てたのが1回。どっちかだけなら当たるんですが・・・。

ビッドの難易度を調整するために背面の色を分けたのでしょう。スートが切れてくると予測できない動きになるため、最初のほうで欲しいスートをガバっと取り、あとはしゃがむプレイがオススメです。


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オートモービル

20世紀初頭、内燃機関の小型化とガソリン供給の安定によって、自動車は急速に普及しだした。特に1908年に発売されたフォード・T型は大量生産手法を確立させ、非常に低価格で販売された。

プレイヤーは自動車産業黎明期を追体験しつつ、他の人より多く車を売ることを目指す。




---オートモービル---

ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120-150分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)



少々ポンコツなトリテや軽いカードゲーム・中量級のP.I.等も出すが、基本的には「借金重ゲ神」であるワレス。今回、クラシックカーのアートワークに惚れ込んで購入したところ、早速プレイ機会に恵まれた。

このゲーム、4ターンで終わるが、各ターンが9フェイズで構成されているためそこそこ時間はかかる。それでも公称180分のゴッズプレイグラウンド等と比べれば中量級!

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プレイヤーは自分の色の

車チップ
セールスマンチップ
工場タイルと部品工場タイル
借金回数(!)と手番順を表すプレイヤーマーカー

を受け取り、更に

プレイ人数によって異なる数の研究開発キューブ(白)
2000ドル分の紙幣

をごちゃっと持ってゲームスタート。以下、フェイズ順にルール記載

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1:需要タイルの獲得



各プレイヤーは、袋の中に入っている需要タイルを1-2枚ひいて、自分だけが見る。タイルには2-5の数字が書いてあり、これが市場の車需要を表す。車には3種類あり、「高級車」「中級車」「大衆車」と大別されるが、第一ターンは黎明期のため中級車の需要だけ。1枚だけ引く。

第二ターン以降は2枚ひいて、これが中級車と大衆車の需要を表す。第二ターンは数の大きいタイルが中級車の需要。第3ターン以降は数の大きいタイルが大衆車の需要となる。このへんはボードに描かれているので見ればわかる。



じゃあ高級車は売れないのかというとそんなことは無い。第3ターン以降は後のフェイズでタイルを引くことになるし、セールスマンを使うという方法もある。これは後述。

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2:人物の選択



自動車業界の偉人たち6人から、好きな人物を選ぶことになる。この人物の並び順が、そのまま後のフェイズで手番順になるので注意。

各人物は特殊能力があり、自分のプレイ方針に有利になるような人物を選ぶ必要がある。

・フォード:アクションフェイズで、自分の工場がある場所に追加で工場を建設したり、部品工場を建設したり出来る。コストは通常通り払う。また、研究開発キューブを1つもらえる。

・ケタリング:研究開発キューブを3個獲得。シンプル。

・スローン:後に説明する損失キューブを受け取ったあと、半分(端数切り上げ)をストックに戻せる。また、研究開発キューブを1つもらえる。

・ハワード:営業の神。自動車を2台、必ず定価で売ってくれる。

・デュラント:即座に、空いているスペースに工場を建設できる。コストは支払う。また、研究開発キューブを1つもらえる。

・クライスラー:損失キューブを受け取ったあと、現在のターン数と同じ数、ストックに戻せる。また、研究開発キューブを2つもらえる。

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3:アクションフェイズ(3回)

このゲームのメインとなるフェイズ。一人一アクションずつを順番に行い、これを3回繰り返す。(つまり、人物の特殊能力無しでは、ゲーム中に12アクションしかできない)



※ゲーム中、プレイヤーはいつでも借金が出来る。(ゲームを通して2回まで)自分の色のディスクを借金回数を表すスペースにおき、即座に$500を受け取る。

アクションは以下のとおり

a) 工場の建設



外周の車が描かれているマスに、自分の自動車工場1-2件を建設できる。人と同じ車の工場を持つことは出来ない。コストは一件につき、マスに描かれている金額。



建設時に、「研究開発キューブ」がお金とは別に必要になる。ボード上の車は時計回りに新しい車種になるのだが、建設されている最新の工場より先に1マス進もうとした場合、キューブが1個必要になる。

いっぺんに2マス先の車工場を建てる場合、1+2=3個
3マス先の場合 1+2+3 = 6個

これだけのキューブが必要になるので、正直3マス先以上は現実的じゃない。後の手番ほど最新の工場を建てやすいので、後手番有利。



また、$500を払ってすでに自分の車工場が建設されているマスに、「部品工場」を建てることもできる。これは車一台毎の生産コストを-20$する。

b) 車の生産



建設された工場を稼働させて、車を生産する。建っている工場の数と、車の種別によって生産可能数が違う。稼働させる工場は車種単位で選べる。

生産コストは 高級車 $100 中級車$70 大衆車$50 (一台ごと)部品工場がある車種はコストが -$20される。

ここで注意しなくてはいけないのが、「最低生産台数」が決まっている点。3件の工場を稼働させて1台の車をつくる、ということは出来ないのだ。

c) セールスマンの配置



後のフェイズで車を売ってくれるセールスマンを、高級車・中級車・大衆車のいずれかの販売スペースに配置する。人数は1アクション1-3人。

後のセールスマンフェイズで説明するが、中級車に配置したセールスマンは高級車及び大衆車を売ることもできるので、とりあえず中級車のとこに置いておくのがセオリー。

d) 工場の閉鎖



古い車種の工場は、後のフェイズで負債キューブをもたらすため、任意の車種の工場を全て閉鎖することが出来る。この時、一件につき「建設コスト-100$」のお金を得られる。また、すでに獲得している負債キューブを半分(端数切り上げ)ストックに戻せる。

e) 研究開発キューブ2個を獲得。

これ、忘れやすいアクション。

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4:ハワードによる販売



ハワードタイルを獲得したプレイヤーは、生産した車のうち二台を無条件で売れる。

高級車なら$200 中級車なら $150 大衆車なら $100 かならずこの金額で売ってきてくれる。

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5:セールスマンによる販売



ハワードは1人で2台売るが、セールスマンは1人一台売ってくれる。ハワードほどじゃなくてもなかなか優秀だが、中には売れない奴もいるのだ。

これがセールスマンフェイズの車需要をあらわす。書いてある数字はマスが使えるようになるターン数。3ターン目以降は全マス使えるようになるのだ。

ここでは手番順に自分のセールスマンを1人ずつ、マスに配置していく。需要マスに配置できたセールスマンは車を売ってくるが、はみ出したセールスマンがいたら1人につき負債キューブを一つ受け取るのだ。ここは先手番有利。

車を売ったセールスマンは、そのまま右の待機スペースに戻り、回収はしない。セールスマンが売ることの出来る車種は、基本的には待機スペースの車種。だが隣に移動することは出来る。

高級車スペースで待機していたら、次のターンで大衆車を売ることは出来ない。逆も然り。

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6:役員決議



このフェイスでは、「広告をうつ」「値引きを行う」「工場を閉鎖」 この3つのうちどれかを行うことが出来る。パスも出来る。

a) 工場閉鎖

これはアクションフェイズの工場閉鎖と同じ。ただし役員決議スペースの閉鎖タイルは1枚しかないので、1人しかこのアクションは行えない。

b) 広告をうつ

研究開発キューブを、示された数支払うことで、広告ディスク(白)を売りたい車種に置ける。これがどういう効果を発揮するかは後述。

最初にこのアクションを選ぶプレイヤーは、キューブが2個必要。

c) 値引きを行う。

値引きディスク(灰)を獲得して、値引きしてでも売りたい車種のところに置くことが出来る。ディスク1個と、2個一組がありどちらを取るかは任意。ただし2個一組のほうを獲得したら、分散させておくことは出来ない。

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7:需要タイルの公開・車の販売



ここでようやく、最初に引いた需要タイルを公開する。各プレイヤーは密かに持っていたタイルを公開し、ボード上部に置く。第一ターンだったら中級車の需要しか無い。

第三ターンは、ここで一枚のタイルを引く。これは高級車の需要となる。

第四ターンは、2枚のタイルを追加で引く。それぞれ高級車の需要、大衆車の追加需要となる。



需要が判明したら、最新型から順に一台ずつ車を売っていく。車種を間違えないように。

もちろん各車種の需要分だけ売るのだが、

※広告ディスクを置いてある車種は、順番が回ってくる毎に+1台売れる。

※値引きディスクを置いてある車種は、順番が回ってくるたびに+1台売れる。ただしボードに書いてある安い方の金額で売らなくてはならない。

ちょっと文にすると分かりづらいが、まあやってみると分かる。

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8:負債の獲得、利子の支払い

各プレイヤーは売れ残った車一台につき1つの負債キューブ(黒いやつ)を受け取る。



また、高級車・中級車・大衆車毎に、最新型より古い工場を持っていたら、一つ型が古い毎に負債キューブ一つを受け取る。同車種の工場を何件建てていても【一つ型が古い毎に一個】

閉鎖してある工場自体は負債キューブを受け取らないが、最新型よりさかのぼって負債数を数えるときに「1つ」として数える。

負債キューブを受け取った後、クライスラーやスローンの特殊能力で負債を返上することが出来る。



キューブの数が確定したら、負債分に見合った額を銀行に支払う。金額は負債キューブの数×ターン数 だ。

負債を支払ったからといって、負債キューブがなくなるわけではない。このキューブは人物の特殊能力か、工場閉鎖のタイミングでのみ減らせる。

あと、借金している人は借金回数×50ドルの利子を支払う。 トイチか!

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ゲーム終了時、上記のターン終了処理後、持っている全ての工場を買った価格で売ることが出来る。そして借金を返済し、(借金一回につき600$。利子は払ってるのに!!)



一番持ち金の多い人が勝利! 5人プレイの場合、4000ドルを超えたら上位、5000ドル超えてたらほぼ一位だと思う。

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秘匿情報の需要タイルをうまく利用し、移り気な消費者の動向を読む感じや
開発した車があっという間に旧モデルとなる様が妙にリアルな、楽しい経済ゲームです。

メルクリウスや大勝負といった純然たる株ゲーに比べると、テーマ性が強いぶん自動車好き(クラシックカー好き)なら間違いなく楽しめます。

シンプルなルールとはいえないですが、カード効果などによる例外処理は一切無いため1ターンやればルールは覚えられます。アクションフェイズと役員決議フェイズ以外はほぼ自動進行だし。ちょっとビデオゲームっぽくもあります。

自動車一台あたりの粗利は$20~$100程度なので、お金を稼ぐには何十台も自動車を作って売る必要があります。ガバっと作って大量に売る。特に大衆車はたくさん作らないと利益があまり上がりません。(自動車チットが大量で、ここはちょっとプレイアビリティが悪い)



このゲームの醍醐味を存分に味わえるのが最大人数の5人プレイです。時間は3時間ぐらいかかってしまいますが、5人でないとボード上の最新車種まで行く前にゲームが終わってしまいます。また、単純に人数が多いと市場の奪い合いが激しいので面白いww プレイ人数が増えることによる需要の拡大より、供給のほうが大きいゲームのため、5人プレイだと大量の不良在庫を抱えるプレイヤーも出てくるでしょう。

もしこのゲームが欲しい!やってみたい!と思う方がいましたら、ぜひ5人でのプレイを。

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プロフィール

HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング

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