対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
カテゴリー「近年のゲーム」の記事一覧
- 2025.07.31
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- 2014.04.19
電力会社
- 2014.04.18
セット!(SET!)
- 2014.04.08
ローゼンケーニッヒ
- 2014.04.02
ディヴィナーレ 倫敦の霊媒師
- 2014.03.24
ゴールド(Gold!)
電力会社
- 2014/04/19 (Sat)
- 近年のゲーム |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
発明王エジソンが創りだした白熱電球。
人々はその明るさにおどろき、「世界から夜が消えた」と歓喜した。情報を目に頼る人間は、本能的に明るさを求めるのだろう。
次に求められたのは、安定した電力供給。
各国は、安定した明るさ、生活のため、各地への送電網敷設を急ぐ・・・。
電力会社
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120~150分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
そのプレイ時間の長さから、「名前は知っているけど手を出しづらい」と思われている電力会社。しかしルールは意外なほど単純で、覚えてしまえばなんということは無い。これが名作たる所以でしょう。細かいルール処理はレッド・ノベンバーとか洛陽の門にてのほうがよほど多いです。
ただ人数によって細かくルールが変わるのがちょっと煩雑。まあ大人数のほうが面白いゲームなのでなるべく人を集めましょう。
最初に50金(50エレクトロ)を持ってゲームスタート!
ゲームは、幾つもの小さなフェイズの組み合わせで進行していきます。
1:オークションフェイズ
場に並んだ発電所の中から、手番順に買いたい発電所を選び、競りを行っていきます。発電所の番号がそのまま最低落札価格で、全プレイヤーが参加して好きに値付けをすることができます。落札して発電所を手に入れたり、パスを宣言した場合はこのオークションフェイズに再び参加することはできません。
競りにかけられるのは上段の4つの発電所で、下の4つは将来的に競りにかけられる発電所を表します。一つ落札されたら一枚補充されるのですが、発電所は必ず番号順に並べるため、下段の発電所が順当に繰り上がってくるとは限りません。
※第一ラウンドでは必ず発電所を買わなくてはいけません。また、最初の手番はジャンケンなどで適当に決めるのですが、全員が発電所を買ったら所持している発電所の番号順に順番を再決定します。大きい数字の発電所を持っている人が先手番です。
2:資源購入フェイズ
「手番の逆順」に資源を買っていきます。このゲームでは順番は重要なので間違わないように。
資源は最初、このような価格からスタートするのですが、買われて資源が減っていくと値段が上がって行きます。
資源は4種(石炭・石油・燃えるゴミ・ウラン)ありますが、買えるのは自分の発電所に必要な種類のみ。一回の発電に必要な量の2倍まで蓄えておくことができます。
3:建設フェイズ
メインボード上に電力供給ネットワークを構築していきます。このフェイズも順番は「手番の逆順」です。
はじめは10エレクトロでどこにでも建てることができます。1フェイズでいくら立ててもいいのですが、2軒めからは最初の家から伸ばすように置かなくては行けません。そして送電線の費用も払う必要があります。
例えばこの場合、一軒目を10エレクトロで立て、2軒目を建てようとすると
送電線の費用 4エレクトロ+2軒めの建設費用10エレクトロ = 14エレクトロ が必要になります。
なお、最初のうちは1都市に送電できるのは一人だけです。誰かが7件目の家を建てた時(プレイ人数によって件数は違う)に「第二ステージ」に突入し、1都市に2人の送電網が建設できるようになります。
3人が送電できるようになる条件は後述。
4:発電フェイズ
購入した資源を使って発電を行い、自分の送電網に電力を供給する。供給量に見合った収入がもらえるが、発電量が多くなるほど収入の伸び率が少なくなり、独走出来ないようになっているのです。
もちろん、発電可能量だけ多くても供給都市の数が少なければ発電量は頭打ちになるし、逆もしかり。そして資源が足りなければそもそも発電所は動きません。全てをバランスよく整えよう。
5:手番決定フェイズ
送電網の数が多い順に早い手番となり、次のラウンドへ。送電網の数が同じ場合は発電所の番号が大きいほど手番が早くなります。
このゲームでは、手番順は超重要。基本的に後ろの手番ほど有利なので(資源を安く買える・発電所は良い物を買える等)あまり先走りたくないが、そうはいっても送電網はなるべく多く持ちたいところ。このへんの悩ましさが、電力会社が名作とされている理由でしょう。
マニュアルに記載された量の資源を補給したら、また最初のオークションフェイズが始まる。この補給量は人数やフェーズによって変わります。
さて、オークションで発電所が買われていき、どんどん山札が減っていくと「第3ステージ突入カード」が出てきます。
コレがでたら一都市に3人まで送電網を建設可能。そして発電所は上下段全てが買えるようになります。
こうなるとゲームは目を見張るスピードで動き始め、一気に終局へと向かいます。第三ステージに入ったら長くても3ラウンド以内に終わるでしょう。
ちなみに第二フェイズを飛ばして第三ステージに入ることも。
誰かが規定の数の都市に送電網を建設するとそのラウンドでゲーム終了。最後に「そのラウンドで一番発電量が多かった人」が勝ちます。
つまり最初に送電網を建設しきった人が勝つわけではないのです。なるべくバランスよく。
---------------------------------------------------------------------
最初の立ち上がりこそ、ちまちまと1つ2つ・・・地味に送電網を建設していく感じですが
ステージが変わるごとに、より展開がハイギアに入り、どんどんゲームが加速していきます。
この展開のダイナミックさ・発電所の競りの面白さ。そしてリソースマネージメントとエリアマジョリティ要素がからみ合って見事に昇華した、素晴らしいゲームです。
奇才 フリードマン・フリーゼがその才能を爆発させた、100年後も残るゲームかも知れません。フリーゼはこのゲームの成功を受けて、「これでキワモノゲーム制作に戻れる」と言ったとか言わないとか。
確かにプレイ時間は長めですが、ルールは意外とシンプルで、すでにプレイ済みの人が混じっていればすんなり覚えられるでしょう。ブログ記事にすると長い文章となってしまいましたが。
私ははじめ、すごろくやさんの「ボードゲームカタログ200」で紹介されているのをみて、「ふーん、こんな長いゲームがあるのか。まあ俺には関係ないな」と思っていましたが、まさかこんなに面白く、何度もやることになろうとは。食わず嫌いは良くないですね。
人々はその明るさにおどろき、「世界から夜が消えた」と歓喜した。情報を目に頼る人間は、本能的に明るさを求めるのだろう。
次に求められたのは、安定した電力供給。
各国は、安定した明るさ、生活のため、各地への送電網敷設を急ぐ・・・。
電力会社
ルールを覚えるのに必要な時間:30分
1ゲームの時間:120~150分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
そのプレイ時間の長さから、「名前は知っているけど手を出しづらい」と思われている電力会社。しかしルールは意外なほど単純で、覚えてしまえばなんということは無い。これが名作たる所以でしょう。細かいルール処理はレッド・ノベンバーとか洛陽の門にてのほうがよほど多いです。
ただ人数によって細かくルールが変わるのがちょっと煩雑。まあ大人数のほうが面白いゲームなのでなるべく人を集めましょう。
最初に50金(50エレクトロ)を持ってゲームスタート!
ゲームは、幾つもの小さなフェイズの組み合わせで進行していきます。
1:オークションフェイズ
場に並んだ発電所の中から、手番順に買いたい発電所を選び、競りを行っていきます。発電所の番号がそのまま最低落札価格で、全プレイヤーが参加して好きに値付けをすることができます。落札して発電所を手に入れたり、パスを宣言した場合はこのオークションフェイズに再び参加することはできません。
競りにかけられるのは上段の4つの発電所で、下の4つは将来的に競りにかけられる発電所を表します。一つ落札されたら一枚補充されるのですが、発電所は必ず番号順に並べるため、下段の発電所が順当に繰り上がってくるとは限りません。
※第一ラウンドでは必ず発電所を買わなくてはいけません。また、最初の手番はジャンケンなどで適当に決めるのですが、全員が発電所を買ったら所持している発電所の番号順に順番を再決定します。大きい数字の発電所を持っている人が先手番です。
2:資源購入フェイズ
「手番の逆順」に資源を買っていきます。このゲームでは順番は重要なので間違わないように。
資源は最初、このような価格からスタートするのですが、買われて資源が減っていくと値段が上がって行きます。
資源は4種(石炭・石油・燃えるゴミ・ウラン)ありますが、買えるのは自分の発電所に必要な種類のみ。一回の発電に必要な量の2倍まで蓄えておくことができます。
3:建設フェイズ
メインボード上に電力供給ネットワークを構築していきます。このフェイズも順番は「手番の逆順」です。
はじめは10エレクトロでどこにでも建てることができます。1フェイズでいくら立ててもいいのですが、2軒めからは最初の家から伸ばすように置かなくては行けません。そして送電線の費用も払う必要があります。
例えばこの場合、一軒目を10エレクトロで立て、2軒目を建てようとすると
送電線の費用 4エレクトロ+2軒めの建設費用10エレクトロ = 14エレクトロ が必要になります。
なお、最初のうちは1都市に送電できるのは一人だけです。誰かが7件目の家を建てた時(プレイ人数によって件数は違う)に「第二ステージ」に突入し、1都市に2人の送電網が建設できるようになります。
3人が送電できるようになる条件は後述。
4:発電フェイズ
購入した資源を使って発電を行い、自分の送電網に電力を供給する。供給量に見合った収入がもらえるが、発電量が多くなるほど収入の伸び率が少なくなり、独走出来ないようになっているのです。
もちろん、発電可能量だけ多くても供給都市の数が少なければ発電量は頭打ちになるし、逆もしかり。そして資源が足りなければそもそも発電所は動きません。全てをバランスよく整えよう。
5:手番決定フェイズ
送電網の数が多い順に早い手番となり、次のラウンドへ。送電網の数が同じ場合は発電所の番号が大きいほど手番が早くなります。
このゲームでは、手番順は超重要。基本的に後ろの手番ほど有利なので(資源を安く買える・発電所は良い物を買える等)あまり先走りたくないが、そうはいっても送電網はなるべく多く持ちたいところ。このへんの悩ましさが、電力会社が名作とされている理由でしょう。
マニュアルに記載された量の資源を補給したら、また最初のオークションフェイズが始まる。この補給量は人数やフェーズによって変わります。
さて、オークションで発電所が買われていき、どんどん山札が減っていくと「第3ステージ突入カード」が出てきます。
コレがでたら一都市に3人まで送電網を建設可能。そして発電所は上下段全てが買えるようになります。
こうなるとゲームは目を見張るスピードで動き始め、一気に終局へと向かいます。第三ステージに入ったら長くても3ラウンド以内に終わるでしょう。
ちなみに第二フェイズを飛ばして第三ステージに入ることも。
誰かが規定の数の都市に送電網を建設するとそのラウンドでゲーム終了。最後に「そのラウンドで一番発電量が多かった人」が勝ちます。
つまり最初に送電網を建設しきった人が勝つわけではないのです。なるべくバランスよく。
---------------------------------------------------------------------
最初の立ち上がりこそ、ちまちまと1つ2つ・・・地味に送電網を建設していく感じですが
ステージが変わるごとに、より展開がハイギアに入り、どんどんゲームが加速していきます。
この展開のダイナミックさ・発電所の競りの面白さ。そしてリソースマネージメントとエリアマジョリティ要素がからみ合って見事に昇華した、素晴らしいゲームです。
奇才 フリードマン・フリーゼがその才能を爆発させた、100年後も残るゲームかも知れません。フリーゼはこのゲームの成功を受けて、「これでキワモノゲーム制作に戻れる」と言ったとか言わないとか。
確かにプレイ時間は長めですが、ルールは意外とシンプルで、すでにプレイ済みの人が混じっていればすんなり覚えられるでしょう。ブログ記事にすると長い文章となってしまいましたが。
私ははじめ、すごろくやさんの「ボードゲームカタログ200」で紹介されているのをみて、「ふーん、こんな長いゲームがあるのか。まあ俺には関係ないな」と思っていましたが、まさかこんなに面白く、何度もやることになろうとは。食わず嫌いは良くないですね。
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セット!(SET!)
- 2014/04/18 (Fri)
- 近年のゲーム |
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レビュー記事や商品検索するときに探しにくいゲームランキング第一位(長い)の「セット」です。
---セット!---
ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:15分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
ちょっと大きな箱に入っているけど、コンポーネントはカードのみ。
全部で81のカードに、全て違う幾何学的な模様が書かれています。
それぞれのカードは、4つの要素を持っています。つまり・・・
色(赤・緑・紫)
数(1・2・3)
形(ダイヤ型・長円・波型)
塗り(塗り無し・線・ベタ塗り)
これら4つの要素全部について、「全て同じ」か、「全て違う」を満たす3枚の組合せが「セット」です。
何言ってるかわからないですね。言葉で表すと非常にわかりにくいのですが、ちょっと実例を挙げてみます。
これはわかりやすいセットの例。 色・数・塗りが全て一緒で、形は全て違います。
これはちょっと見つけづらいセットの例。色・数・形・塗りが全て違います。
(間違って赤のダイヤ形を示していますが、本当は長丸じゃないとセットになりません。写真間違い。)
ゲームは場に並んだ12枚のカードから、3枚のセットを次々と見つけていくことで進みます。3枚見つけたらすぐに3枚補充。手番は無く、リアルタイムです。
もし12枚のカードからセットが見つけられなかったら、更に3枚追加します。
カードが枯渇した時点で、多くのセットを見つけていた人の勝ち。
--------------------------------------------------------------
最初、ゲーム会でプレイさせていただいたらあまりに面白かったので、購入してしまいました。
何人でやっても非常に面白く、かつ手軽に遊べます。このパズル感、女性にも非常にウケの良いゲームです。
最初、セットの条件を説明するのにちょっと苦労しますが、実例を示せば問題ないでしょう。
ただ、カードゲームにしては無駄に箱が大きいので、収納問題を抱える身としては小箱サイズで1,500円で売って欲しいところです。
---セット!---
ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:15分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
ちょっと大きな箱に入っているけど、コンポーネントはカードのみ。
全部で81のカードに、全て違う幾何学的な模様が書かれています。
それぞれのカードは、4つの要素を持っています。つまり・・・
色(赤・緑・紫)
数(1・2・3)
形(ダイヤ型・長円・波型)
塗り(塗り無し・線・ベタ塗り)
これら4つの要素全部について、「全て同じ」か、「全て違う」を満たす3枚の組合せが「セット」です。
何言ってるかわからないですね。言葉で表すと非常にわかりにくいのですが、ちょっと実例を挙げてみます。
これはわかりやすいセットの例。 色・数・塗りが全て一緒で、形は全て違います。
これはちょっと見つけづらいセットの例。色・数・形・塗りが全て違います。
(間違って赤のダイヤ形を示していますが、本当は長丸じゃないとセットになりません。写真間違い。)
ゲームは場に並んだ12枚のカードから、3枚のセットを次々と見つけていくことで進みます。3枚見つけたらすぐに3枚補充。手番は無く、リアルタイムです。
もし12枚のカードからセットが見つけられなかったら、更に3枚追加します。
カードが枯渇した時点で、多くのセットを見つけていた人の勝ち。
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最初、ゲーム会でプレイさせていただいたらあまりに面白かったので、購入してしまいました。
何人でやっても非常に面白く、かつ手軽に遊べます。このパズル感、女性にも非常にウケの良いゲームです。
最初、セットの条件を説明するのにちょっと苦労しますが、実例を示せば問題ないでしょう。
ただ、カードゲームにしては無駄に箱が大きいので、収納問題を抱える身としては小箱サイズで1,500円で売って欲しいところです。
ローゼンケーニッヒ
- 2014/04/08 (Tue)
- 近年のゲーム |
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15世紀のイングランドは、フランスとの百年戦争において、優位を確立していた。
しかし先王ヘンリー5世が死去すると、後を継いだのは生後9ヶ月のヘンリー6世だった。このことはイングランドに少なからず打撃を与え、フランスへ対する優位は徐々に無くなっていく。
そんな中、イングランド国内では和平派と主戦派の対立が深まる。和平派は赤薔薇の紋章を掲げるランカスター家。主戦派は白薔薇の紋章を掲げるヨーク家。ついに両者の間に戦いの火蓋が切られ、イングランドは30年間の内戦に突入することとなる。後にこの戦争は「薔薇戦争」と呼ばれるのだった。
---ローゼンケーニッヒ---
ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
コスモスの2人用缶箱シリーズ。
なんかアブストラクトチックな見た目だが、コマは5枚のカードに示された場所にしか配置できないので運の要素が大きい。深く悩む場面もそんなに無いので気楽に楽しもう。
先ずは王冠コマを真ん中に置き、手札を五枚ずつ持ってゲームスタート。この時カードの王冠の向きと、メインボードの王冠の向きを必ず揃えよう。
赤ならランカスター家。白ならヨーク家だ。歴史を知っていればどちらの陣営をプレイしたいとか有るのかもしれないが、自分は薔薇戦争の知識ゼロなのでテキトーにヨーク家をプレイしている。まあシステムにテーマを無理やり乗っけたようなゲームなので問題ない。
手番にできるのはカードをプレイするか補充するか。両方同時には出来ない。また、手札を5枚以上にすることは出来ない。
カードをプレイすると、剣が光っている方向に数字分だけ王冠コマを移動することができる。移動先には自分の色のコマを置くことができる。
コマを配置すると1点なのだが、つなげるとつながった数の2乗分の点数が入る。
つまり2つだと4点、3つだと9点・・・このせいで点数計算は結構大味なゲーム。
また、各プレイヤーは騎士カードを4枚ずつ持っている。
移動カードと一緒にプレイすることで、相手の駒の上に移動することができ、駒をひっくり返せるのだ。ただしゲーム中に4回だけ。補充方法は無い。
ゲームが進んでくると、どうにもこうにも移動できない場面が出てくるのだが(自分の駒の上や、騎士カードが無い状態で相手の駒の上に移動することはできない)
その場合はパスするしかない。互いに移動できなくなったり、52個ある駒が全部尽きたらゲーム終了。
------------------------------------------------------------------------
見た目とは裏腹に、点数計算がざっくりで、プレイできるカードも限定されているのでさくさく進むゲーム。
自分と相手のカードを見比べながら、要所の駒のつながりを分断されないように(ひっくり返されないように)する必要があるが、カード運もあるのでどうしようもないときはある。
あんまり悩まずにぽんぽん置いていこう。2戦続けてやっても疲れないゲームだ。
ただ2人専用ゲームとしては「ロストシティ」「ジャイプル」等に軍配が上がるかな。自分が持っているのは駒が欠品しているので、(1000円で買えた)それが気に食わないっていうのもあるんだけど。
しかし先王ヘンリー5世が死去すると、後を継いだのは生後9ヶ月のヘンリー6世だった。このことはイングランドに少なからず打撃を与え、フランスへ対する優位は徐々に無くなっていく。
そんな中、イングランド国内では和平派と主戦派の対立が深まる。和平派は赤薔薇の紋章を掲げるランカスター家。主戦派は白薔薇の紋章を掲げるヨーク家。ついに両者の間に戦いの火蓋が切られ、イングランドは30年間の内戦に突入することとなる。後にこの戦争は「薔薇戦争」と呼ばれるのだった。
---ローゼンケーニッヒ---
ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
コスモスの2人用缶箱シリーズ。
なんかアブストラクトチックな見た目だが、コマは5枚のカードに示された場所にしか配置できないので運の要素が大きい。深く悩む場面もそんなに無いので気楽に楽しもう。
先ずは王冠コマを真ん中に置き、手札を五枚ずつ持ってゲームスタート。この時カードの王冠の向きと、メインボードの王冠の向きを必ず揃えよう。
赤ならランカスター家。白ならヨーク家だ。歴史を知っていればどちらの陣営をプレイしたいとか有るのかもしれないが、自分は薔薇戦争の知識ゼロなのでテキトーにヨーク家をプレイしている。まあシステムにテーマを無理やり乗っけたようなゲームなので問題ない。
手番にできるのはカードをプレイするか補充するか。両方同時には出来ない。また、手札を5枚以上にすることは出来ない。
カードをプレイすると、剣が光っている方向に数字分だけ王冠コマを移動することができる。移動先には自分の色のコマを置くことができる。
コマを配置すると1点なのだが、つなげるとつながった数の2乗分の点数が入る。
つまり2つだと4点、3つだと9点・・・このせいで点数計算は結構大味なゲーム。
また、各プレイヤーは騎士カードを4枚ずつ持っている。
移動カードと一緒にプレイすることで、相手の駒の上に移動することができ、駒をひっくり返せるのだ。ただしゲーム中に4回だけ。補充方法は無い。
ゲームが進んでくると、どうにもこうにも移動できない場面が出てくるのだが(自分の駒の上や、騎士カードが無い状態で相手の駒の上に移動することはできない)
その場合はパスするしかない。互いに移動できなくなったり、52個ある駒が全部尽きたらゲーム終了。
------------------------------------------------------------------------
見た目とは裏腹に、点数計算がざっくりで、プレイできるカードも限定されているのでさくさく進むゲーム。
自分と相手のカードを見比べながら、要所の駒のつながりを分断されないように(ひっくり返されないように)する必要があるが、カード運もあるのでどうしようもないときはある。
あんまり悩まずにぽんぽん置いていこう。2戦続けてやっても疲れないゲームだ。
ただ2人専用ゲームとしては「ロストシティ」「ジャイプル」等に軍配が上がるかな。自分が持っているのは駒が欠品しているので、(1000円で買えた)それが気に食わないっていうのもあるんだけど。
ディヴィナーレ 倫敦の霊媒師
- 2014/04/02 (Wed)
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人は困った時、商売を始めるとき、家を立てるとき、恋人ができた時・・・色んな場面で占いに頼ります。それこそ毎朝占いをする人も。でも一番優れている占い師って誰?
「一番優れているのは、私の水晶占いだ」
「いや、手相こそが人の運命を見る最もいい方法だ」
「占星術にまさる占いなど、有るわけがない」
「カップの底を覗くと未来が見える。コーヒー豆占いを忘れちゃ困る」
こうして有名占い師(ペテン師)が一同に介しました。互いに占いでカードの中身を予想し、ロンドン一番の占い師を決めるのです!
---ディヴィナーレ 倫敦の占い師---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
ゲーム会で内容を全然知らずに参加したゲーム。コンポーネントを見てみるとすごくイラストが良い。ビッドのためのボード、4種あるカード、そして各プレイヤーの担当キャラクターを表すカードやチップ類。どれもなんだか怪しく神秘的だ。
カードは4種36枚存在し、(4人プレイの場合)最初にランダムで12枚を取り除く。残った24枚を配り切り、各人が6枚ずつの手札を持つ
手札の情報を元に、4種それぞれのカードが何枚残っているか予想していくのだ。手番でカードを一枚ずつ晒していき、全てのカードを晒すまで繰り返す。
予想は、このボードに自分のコマを置くことで行う。対応する手札を一枚このボードの横に晒すことで、ボード上に書いてある数字のどれかにビッドすることができる。最終的に予想があっていれば3点。ニアミス(正解プラマイ1の範囲に予想)なら1点がもらえる。外れたら-1点。
ちなみにボードの端のほう(12枚とか3枚とか)は確率的に厳しいので、予想が当たるとボーナス点がもらえる。外した場合はボーナスがそのままマイナス点となる。ハイリスクハイリターンだ。
また、同じ値に置けるコマは一つだけ。人気のある7や8を予想したくとも、他のプレイヤーに置かれてしまったらもう置けない。
同じカードを複数持っている場合が当然あるので、手番にプレイすることで一度予想した値を動かしたり、やばいと思ったら予想を引っ込めることが可能。
しかし手札は使いきりなので、一度「7」等の人気のある数字に置いても、同じカードを出した時に予想を動かさなくてはならない(これはマストアクション)
一枚目のカードで全然違う値を予想し、他のプレイヤーを引きつけたあとで予想を大幅に下げる、と言ったブラフが必要になってくる。これは面白いシステムだと思う。
カードは各種枚数が違っており、一番少ない手相占いは全体で6枚しか無い。故に最初取り除かれるカードにごっそり手相占いが入っていたりすると、ゲーム中にほとんど残らなかったりする。予想の腕の見せどころだ。
さて、予想するだけなら本当に占い師でも無いと当てられないので(初期手札の情報はあるが)このゲームではカードドラフトを行う。
ドラフトはラウンド中3回行う。
手札が6枚の時(ラウンド開始時) 3枚ドラフト
手札が4枚の時 2枚ドラフト
手札が2枚の時 1枚ドラフト
上家プレイヤーの手札を垣間見ることができるわけだが、自分が下家に渡したカードをよく忘れる。
人数分だけラウンドを行い、総合得点を競う。得点チップは宝石を模していて綺麗。
--------------------------------------------------------------
ぱっと見、記憶ゲームのような印象を受けるのですが
・同じマスには置けない
・プレイしたカードに対応する予想しか出来ない
・ドラフトで、下家に動かして欲しい種類のカードを押し付けられる
こういった要素により、ブラフや手札マネジメントがかなり重要になってきます。記憶力は「有ればいい」ぐらいに思っておくほうがベター
コンポーネントやイラストが豪華なので、ゲームの軽さの割に少々値段が高いのが欠点かな。この記事を書いている時点では絶版になり、流通在庫を残すのみとなっている。
※このゲームを作る際に下地にしたと思われるクニツィアの作品「メンバーズオンリー」も品薄。
「一番優れているのは、私の水晶占いだ」
「いや、手相こそが人の運命を見る最もいい方法だ」
「占星術にまさる占いなど、有るわけがない」
「カップの底を覗くと未来が見える。コーヒー豆占いを忘れちゃ困る」
こうして有名占い師(ペテン師)が一同に介しました。互いに占いでカードの中身を予想し、ロンドン一番の占い師を決めるのです!
---ディヴィナーレ 倫敦の占い師---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
ゲーム会で内容を全然知らずに参加したゲーム。コンポーネントを見てみるとすごくイラストが良い。ビッドのためのボード、4種あるカード、そして各プレイヤーの担当キャラクターを表すカードやチップ類。どれもなんだか怪しく神秘的だ。
カードは4種36枚存在し、(4人プレイの場合)最初にランダムで12枚を取り除く。残った24枚を配り切り、各人が6枚ずつの手札を持つ
手札の情報を元に、4種それぞれのカードが何枚残っているか予想していくのだ。手番でカードを一枚ずつ晒していき、全てのカードを晒すまで繰り返す。
予想は、このボードに自分のコマを置くことで行う。対応する手札を一枚このボードの横に晒すことで、ボード上に書いてある数字のどれかにビッドすることができる。最終的に予想があっていれば3点。ニアミス(正解プラマイ1の範囲に予想)なら1点がもらえる。外れたら-1点。
ちなみにボードの端のほう(12枚とか3枚とか)は確率的に厳しいので、予想が当たるとボーナス点がもらえる。外した場合はボーナスがそのままマイナス点となる。ハイリスクハイリターンだ。
また、同じ値に置けるコマは一つだけ。人気のある7や8を予想したくとも、他のプレイヤーに置かれてしまったらもう置けない。
同じカードを複数持っている場合が当然あるので、手番にプレイすることで一度予想した値を動かしたり、やばいと思ったら予想を引っ込めることが可能。
しかし手札は使いきりなので、一度「7」等の人気のある数字に置いても、同じカードを出した時に予想を動かさなくてはならない(これはマストアクション)
一枚目のカードで全然違う値を予想し、他のプレイヤーを引きつけたあとで予想を大幅に下げる、と言ったブラフが必要になってくる。これは面白いシステムだと思う。
カードは各種枚数が違っており、一番少ない手相占いは全体で6枚しか無い。故に最初取り除かれるカードにごっそり手相占いが入っていたりすると、ゲーム中にほとんど残らなかったりする。予想の腕の見せどころだ。
さて、予想するだけなら本当に占い師でも無いと当てられないので(初期手札の情報はあるが)このゲームではカードドラフトを行う。
ドラフトはラウンド中3回行う。
手札が6枚の時(ラウンド開始時) 3枚ドラフト
手札が4枚の時 2枚ドラフト
手札が2枚の時 1枚ドラフト
上家プレイヤーの手札を垣間見ることができるわけだが、自分が下家に渡したカードをよく忘れる。
人数分だけラウンドを行い、総合得点を競う。得点チップは宝石を模していて綺麗。
--------------------------------------------------------------
ぱっと見、記憶ゲームのような印象を受けるのですが
・同じマスには置けない
・プレイしたカードに対応する予想しか出来ない
・ドラフトで、下家に動かして欲しい種類のカードを押し付けられる
こういった要素により、ブラフや手札マネジメントがかなり重要になってきます。記憶力は「有ればいい」ぐらいに思っておくほうがベター
コンポーネントやイラストが豪華なので、ゲームの軽さの割に少々値段が高いのが欠点かな。この記事を書いている時点では絶版になり、流通在庫を残すのみとなっている。
※このゲームを作る際に下地にしたと思われるクニツィアの作品「メンバーズオンリー」も品薄。
ゴールド(Gold!)
- 2014/03/24 (Mon)
- 近年のゲーム |
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「お前はよく働いたから、とても変わったロバをあげよう。このロバは荷車を引いたり、袋を運んだりは出来ないんだ。」
「たしかに変わったロバですが、そんな役に立たないロバはいりませんよ」
「いや、このロバは金を吐き出すのだ。こいつを布の上に置き、ブルックルブリットと唱えてご覧」(グリム童話 魔法の食卓、金のロバ、袋の中のこん棒 より)
---ゴールド!---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
久しぶりに小箱ゲームを購入。作者は最近「王と枢機卿」の日本語版が出て話題のミハエル・シャハト。コロレットやズーロレットも作っている。この「ゴールド」はコロレットとちがい2-3人ゲームという珍奇な対応人数なので注意。
私は3人でゲームをプレイすることが多いのでぜひとも買っておかねば、と購入してみた。
内容物はカード60枚のみ。裏が金色なのは珍しいデザイン。
6色のカードがそれぞれ-2から8まであり、-2のカードにはロバのイラストが書かれている。
各プレイヤーに異なる色のロバカードを渡し、残りのカードをよくシャッフルして山札とする。最後に山札から非公開で2枚のカードを抜き、上から5枚をオープンして場札とする。コレで準備完了。
このゲームはセットコレクションで、手札は完全公開。自分の手番には2つのアクションのうちどちらかを行う
・場札のカードを一枚獲得する。ただし一番小さい数字を取る必要がある。
・手札と場札を交換する。交換の際は自分が出したカードより小さい数字しか取れない。ただしロバを交換に出した場合は好きなカードをとれる。
アクションはこれだけ。カードのやりとりをした結果、同色が3枚揃ったらセットにして得点にできる。カードの数字の合計値がそのまま得点になる。
当然高い数字のセットを作りたいので、ロバを含めたくないのだがなかなか難しい。
またセットが出来た時に、他のプレイヤーからカードを一枚奪える。奪えるカードは
・自分の手札に無く
・今セットにしたカードの色でもなく
・相手がまだ3枚組にしていないカード
という条件を満たさなくてはいけない。
自分がもう2枚揃えている色のカードを奪って、「これでまた3枚揃った!コンボ発動!」というプレイは出来ないのだ。
場札の5枚が無くなったら山札から新たに5枚を補充する。山札のカードが無くなったらゲーム終了。最終得点計算に移る。
カードは6色有るのだが、それぞれの色について、各プレイヤーが持っているカードの合計点を比較する(3枚組になっていないカードのみ)
一番合計点が多いプレイヤーは、その色について一枚を得点に加えられる。ま、普通は一番大きい数のカードだろう。
合計点が同じ場合は、それぞれのプレイヤーが手持ちのカードで一番大きい数字を得点に加えられる。(もちろん比較した色についてだ)
総合点を比較して一番点数の高い人が勝利。
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パーティゲームではなく、最善手を探りながらじっと考えるゲームです。5枚のカードを使い切ったら場に補充され、補充直後が有利になるので、相手に5枚めのカードを引かせる作戦が有効。
ロバでカードを交換する感覚と言い、相手に場札を補充させる戦略と言い、ちょっと「ジャイプル」に似ているかも?
カードゲームにしては1ラウンドが長め。特に2人プレイでやると、山札がなかなか無くならないな?と思ってしまうかもしれません。そういう意味ではやはり3人ベストなのかも。シャハトらしい。
「たしかに変わったロバですが、そんな役に立たないロバはいりませんよ」
「いや、このロバは金を吐き出すのだ。こいつを布の上に置き、ブルックルブリットと唱えてご覧」(グリム童話 魔法の食卓、金のロバ、袋の中のこん棒 より)
---ゴールド!---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
久しぶりに小箱ゲームを購入。作者は最近「王と枢機卿」の日本語版が出て話題のミハエル・シャハト。コロレットやズーロレットも作っている。この「ゴールド」はコロレットとちがい2-3人ゲームという珍奇な対応人数なので注意。
私は3人でゲームをプレイすることが多いのでぜひとも買っておかねば、と購入してみた。
内容物はカード60枚のみ。裏が金色なのは珍しいデザイン。
6色のカードがそれぞれ-2から8まであり、-2のカードにはロバのイラストが書かれている。
各プレイヤーに異なる色のロバカードを渡し、残りのカードをよくシャッフルして山札とする。最後に山札から非公開で2枚のカードを抜き、上から5枚をオープンして場札とする。コレで準備完了。
このゲームはセットコレクションで、手札は完全公開。自分の手番には2つのアクションのうちどちらかを行う
・場札のカードを一枚獲得する。ただし一番小さい数字を取る必要がある。
・手札と場札を交換する。交換の際は自分が出したカードより小さい数字しか取れない。ただしロバを交換に出した場合は好きなカードをとれる。
アクションはこれだけ。カードのやりとりをした結果、同色が3枚揃ったらセットにして得点にできる。カードの数字の合計値がそのまま得点になる。
当然高い数字のセットを作りたいので、ロバを含めたくないのだがなかなか難しい。
またセットが出来た時に、他のプレイヤーからカードを一枚奪える。奪えるカードは
・自分の手札に無く
・今セットにしたカードの色でもなく
・相手がまだ3枚組にしていないカード
という条件を満たさなくてはいけない。
自分がもう2枚揃えている色のカードを奪って、「これでまた3枚揃った!コンボ発動!」というプレイは出来ないのだ。
場札の5枚が無くなったら山札から新たに5枚を補充する。山札のカードが無くなったらゲーム終了。最終得点計算に移る。
カードは6色有るのだが、それぞれの色について、各プレイヤーが持っているカードの合計点を比較する(3枚組になっていないカードのみ)
一番合計点が多いプレイヤーは、その色について一枚を得点に加えられる。ま、普通は一番大きい数のカードだろう。
合計点が同じ場合は、それぞれのプレイヤーが手持ちのカードで一番大きい数字を得点に加えられる。(もちろん比較した色についてだ)
総合点を比較して一番点数の高い人が勝利。
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パーティゲームではなく、最善手を探りながらじっと考えるゲームです。5枚のカードを使い切ったら場に補充され、補充直後が有利になるので、相手に5枚めのカードを引かせる作戦が有効。
ロバでカードを交換する感覚と言い、相手に場札を補充させる戦略と言い、ちょっと「ジャイプル」に似ているかも?
カードゲームにしては1ラウンドが長め。特に2人プレイでやると、山札がなかなか無くならないな?と思ってしまうかもしれません。そういう意味ではやはり3人ベストなのかも。シャハトらしい。
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