対戦相手皆無!ボードゲームレビュー
遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。
カテゴリー「近年のゲーム」の記事一覧
- 2025.08.02
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- 2014.02.26
メルクリウス
- 2014.02.24
ピザの達人
- 2014.02.18
キングダムビルダー
- 2014.02.12
アラカルト
- 2014.02.02
ドメモ
メルクリウス
- 2014/02/26 (Wed)
- 近年のゲーム |
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誰しもが、株取引や先物取引に興味を持つことがあるだろう。
短期的に収益が見込める先物、長期的な相場観が必要な株、お金があって悠々自適に暮らしているなら国債なんてのもいいね。
だけど本物に手をだす前に、このゲームで元手をどれだけ増やせるか試してみるのもいいかもしれない。
---メルクリウス---
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
ある週末、ゲーム会に行ったところ、見たことも無いゲームを持ち込まれていた方がいた。
タイトルは「メルクリウス」ちょうど卓が立つところだったので、「どんなゲームですか?」と聞いたところ、口々に返ってくる答えは「地味です」「色合いも地味」「淡々とやるゲーム」と言った物ばかり。
やる前からそんなにやる気を削ぐセリフを連発しないでくれ! 大体なんであんたらはそんなに地味で面白くなさそうなゲームをやろうとしているんだ。
セットアップ完了。ごめんなさい確かに地味でした。何だこの茶色ばかりのコンポーネントは。照明のせいもあるけどどうしようもなく地味だ。
これは経済ゲームで、ボードに置いてあるチップが株と先物の価値を表している。見難いと思うが、株券は盾の形、先物は丸いチップになっている。
株は最初10金、先物が最初15金からスタート。このゲームには6つの会社が存在し、それぞれ主要に取り扱う商品が決まっている。
最初に70金、相場変動カード5枚、そして個人ボードも配られ、ここにカードをプレイすることで相場が動く。面白いのはプレイしたカードが3手番にわたって効果を発揮し続ける点だ。
このようにボードには最大3枚のカードが置かれ、手番に一枚カードをプレイした時も前回、前々回のカードが載ったままになっている。ボードに載っているカードの効果は全て処理されるので、3ラウンド先までの相場を見据えて株や先物を売り買いする能力が必須。
初めは皆一枚ずつしかカードをプレイしていないので地味な相場だが、フルでカードが置かれると動きが激しくなる。
手番では 株/先物 の売り買いを組合せて3アクションできる。もちろん同じ銘柄を2個以上売り買いしても良いが、その場合
同一銘柄を2個買う → 個々の価格に+1金される
同一銘柄を3個買う → 個々の価格に+2金される
同一銘柄を2個売る → 個々の価格から-1される
同一銘柄を3個売る → 個々の価格から-2される
つまり一気に売り買いせずにいろんな銘柄をちょこちょこ取引したほうがいいのだが、相場は水物。次の手番でどうなっているかわからないので、一気に買ったり、売り抜ける必要も出てくるだろう。
相場を変動させるカードには株と先物の変動値が一緒に書かれており、株価が上がると商品価格が下がり、株価が下がると商品価格が上がるようになっている。株価は+1か-1、先物は+2か-2なので地味だww でも5人でプレイすると場に出ているカード枚数が多く、結構価格が動く。見た目よりは派手。特に先物は動きが激しい。
カード構成を見るとわかるが、全体的に株価は上昇傾向、先物は下落傾向にある。
そんな地味なゲームに彩りを与える特殊カード!3枚あり、ゲーム中にそれぞれ一回だけ使える。効果は
・配当カード:手番の3アクションを行う代わりに、持っている株に応じてプレイヤー全員が配当を得る。配当金額はその時の株価によって変わる。 自分が特定の会社の株を買い占めており、他の人がその株を持っていない時を見計らって使うと強力。
・闇市場カード:手番の3アクションを行う代わりに、カードの上に株や商品を3つまで置き、次の手番で通常のアクションとは別に売りさばく事ができる。価格が確実に上昇しそうな先物があるときなどは強力。
・ニュースカード:手番の最後にカードを一枚ドローするのだが、その時使うと山札と手札を3枚まで交換することができる。 手札がどうしようもないときの救済処置みたいなものだ。
山札が切れたら、全員があと2手番行いゲーム終了。手札は最終的に3枚余る。
当然所持金が一番多い人が勝ち。
--------------------------------------------------------------------------
これは良いゲーム。3手番先まで相場の変動が見えていることによって、株や先物を売買している気分に浸ることができる。テーマとルールが非常に良くマッチし、比較的シンプルにまとまっている。
じっと考えるゲームなので、コンポーネントの落ち着いた色合いもプレイ後は好印象に。株の売買というテーマで人を選んでしまいそうなのが難点かな。実際卓を立てたら全員男で、オープン会に参加の女性陣は見向きもしてませんでした・・・。
相場の変動が大きいほうが面白いので、4-5人でのプレイを推奨。3人の場合は銘柄を減らすなどの工夫が必要かもしれない。
短期的に収益が見込める先物、長期的な相場観が必要な株、お金があって悠々自適に暮らしているなら国債なんてのもいいね。
だけど本物に手をだす前に、このゲームで元手をどれだけ増やせるか試してみるのもいいかもしれない。
---メルクリウス---
ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:60分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
ある週末、ゲーム会に行ったところ、見たことも無いゲームを持ち込まれていた方がいた。
タイトルは「メルクリウス」ちょうど卓が立つところだったので、「どんなゲームですか?」と聞いたところ、口々に返ってくる答えは「地味です」「色合いも地味」「淡々とやるゲーム」と言った物ばかり。
やる前からそんなにやる気を削ぐセリフを連発しないでくれ! 大体なんであんたらはそんなに地味で面白くなさそうなゲームをやろうとしているんだ。
セットアップ完了。ごめんなさい確かに地味でした。何だこの茶色ばかりのコンポーネントは。照明のせいもあるけどどうしようもなく地味だ。
これは経済ゲームで、ボードに置いてあるチップが株と先物の価値を表している。見難いと思うが、株券は盾の形、先物は丸いチップになっている。
株は最初10金、先物が最初15金からスタート。このゲームには6つの会社が存在し、それぞれ主要に取り扱う商品が決まっている。
最初に70金、相場変動カード5枚、そして個人ボードも配られ、ここにカードをプレイすることで相場が動く。面白いのはプレイしたカードが3手番にわたって効果を発揮し続ける点だ。
このようにボードには最大3枚のカードが置かれ、手番に一枚カードをプレイした時も前回、前々回のカードが載ったままになっている。ボードに載っているカードの効果は全て処理されるので、3ラウンド先までの相場を見据えて株や先物を売り買いする能力が必須。
初めは皆一枚ずつしかカードをプレイしていないので地味な相場だが、フルでカードが置かれると動きが激しくなる。
手番では 株/先物 の売り買いを組合せて3アクションできる。もちろん同じ銘柄を2個以上売り買いしても良いが、その場合
同一銘柄を2個買う → 個々の価格に+1金される
同一銘柄を3個買う → 個々の価格に+2金される
同一銘柄を2個売る → 個々の価格から-1される
同一銘柄を3個売る → 個々の価格から-2される
つまり一気に売り買いせずにいろんな銘柄をちょこちょこ取引したほうがいいのだが、相場は水物。次の手番でどうなっているかわからないので、一気に買ったり、売り抜ける必要も出てくるだろう。
相場を変動させるカードには株と先物の変動値が一緒に書かれており、株価が上がると商品価格が下がり、株価が下がると商品価格が上がるようになっている。株価は+1か-1、先物は+2か-2なので地味だww でも5人でプレイすると場に出ているカード枚数が多く、結構価格が動く。見た目よりは派手。特に先物は動きが激しい。
カード構成を見るとわかるが、全体的に株価は上昇傾向、先物は下落傾向にある。
そんな地味なゲームに彩りを与える特殊カード!3枚あり、ゲーム中にそれぞれ一回だけ使える。効果は
・配当カード:手番の3アクションを行う代わりに、持っている株に応じてプレイヤー全員が配当を得る。配当金額はその時の株価によって変わる。 自分が特定の会社の株を買い占めており、他の人がその株を持っていない時を見計らって使うと強力。
・闇市場カード:手番の3アクションを行う代わりに、カードの上に株や商品を3つまで置き、次の手番で通常のアクションとは別に売りさばく事ができる。価格が確実に上昇しそうな先物があるときなどは強力。
・ニュースカード:手番の最後にカードを一枚ドローするのだが、その時使うと山札と手札を3枚まで交換することができる。 手札がどうしようもないときの救済処置みたいなものだ。
山札が切れたら、全員があと2手番行いゲーム終了。手札は最終的に3枚余る。
当然所持金が一番多い人が勝ち。
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これは良いゲーム。3手番先まで相場の変動が見えていることによって、株や先物を売買している気分に浸ることができる。テーマとルールが非常に良くマッチし、比較的シンプルにまとまっている。
じっと考えるゲームなので、コンポーネントの落ち着いた色合いもプレイ後は好印象に。株の売買というテーマで人を選んでしまいそうなのが難点かな。実際卓を立てたら全員男で、オープン会に参加の女性陣は見向きもしてませんでした・・・。
相場の変動が大きいほうが面白いので、4-5人でのプレイを推奨。3人の場合は銘柄を減らすなどの工夫が必要かもしれない。
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ピザの達人
- 2014/02/24 (Mon)
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おっ!これ知ってるよ。マンマ・ミーア!っていうゲームでしょ。
ん?違う?あっ!ホントだ。カードに数字が書いてある。どうやってやるの?え?トリックテイキングなの!?
---ピザの達人---
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆ (☆5で満点)
何かで貰った韓国産トリックテイキングゲーム「ピザの達人」。見た目がアレに似ていることと言い、メイフォローのトリテというルールと言い、危険そうな匂いがプンプンするぜ!どうりでどのサイトにもレビューが上がってないわけだ。ロロステで一時期普通に売ってたゲームなんだけどなぁ。
家族会でテストプレイしてみたら、ルールに不足があった。メイフォローなのでとにかく最大値のカードを出したプレイヤーがトリックを取るのだが、その数字がバッティングした時の処理が書いていない。
手札が少なくなったらどうしてもバッティングすると思うんだけど、どうすんの?となってテストプレイ終了。後日ゲーム会に持ち込み、「シュッティヒルンと同じで、先出しが勝ちでお願いします」とインストして見た。まあこのルールで間違いはないと思う。
しかし付き合ってくれた他の4人の方、ありがとうございます。皆様はこのゲームを最大の5人でプレイした国内唯一のグループかもしれませんよ。マジで。
ルールとしてはなんでも出して良い「メイフォロー」のトリックテイキングゲーム。切り札も無いので非常にシンプル。
ゲームの最初に、各プレイヤーは「レシピカード」を3枚受け取る。カードにはS・M・Lのピザがそれぞれ書いてあり、具材が3/4/5種類描かれている。つまりトリックを取得してカードを取ると、ピザに必要な具材が手に入るってわけ。
カードは5種類のスート(具材)があり、それぞれ0-7の数字が書いてある。合計40枚。Lサイズピザは5種類全て集める必要があるので、全員カードは一緒。SサイズとMサイズのレシピカードは、各々必要な材料が異なる。一応非公開。
5人プレイだと配りきりで、全員が8枚ずつ持つ。8トリックで1ラウンド終了、獲得した具材を使ってどれかのレシピを完成させることができる。
ただしトリックを取得した際に、カード獲得順はリードプレイヤーから時計回りだ。同じ具材は重ねて置かれ、
レシピを完成させるときは一番うえのカードしか使えない。7をなるべく使いたいところだが、そうは問屋がおろさない。
勝てないトリックの時はみんな0を出してくるので、せっかく作ってもまずいピザになりがち。わざとピザを作らないということもできるし、できればLサイズはいい具材の時にとっておきたい。
こうして、誰かが3つのピザを完成させるか、5ラウンドが終了したらゲーム終了。点数を数える。
※なお、リードプレイヤーはトリックを取ったプレイヤーではなく、「同じ具材をプレイしたプレイヤーのうち、一番大きい数字を出した人」もしくは「具材がかぶらなかったら、再び同じ人がリードプレイヤー」となる。こうしないと2-4ぐらいの数がほとんど意味を成さないので、これは良いルールだと思う。先出しが価値としたので、リードプレイヤーになるのは非常に重要だ。
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ルールだけ読むとなんとなく面白そうなのだが、実際にプレイするとトンでもない。
まずメイフォローで切り札も無いため、最強の「7」のカードが来ないと1トリックも取れない→ピザを作れないという事が頻繁に発生する。カウンティングして7が無くなった頃に6のカードを使って何とかトリックを取ろうとするのだが、1トリックだけとれても具材が揃わなかったりする。
リードプレイヤーを決める方法をちょっとひねって、中間のカードに存在感をもたせようとしているのは見て取れるが、あんまり機能していない。結局「7」が無いと非常に辛いからだ。
最大の数字がバッティングした時、作者はどういうルールを想定していたんだろうか?先出しが勝ちにするより面白くする方法はあるのか?教えてくれドンファ・キムさん。このままだとこのゲームは二度と陽の目を見ないぞー。
キングダムビルダー
- 2014/02/18 (Tue)
- 近年のゲーム |
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この土地には4つの王国が乱立している。
今はまだそれぞれが小国だが、森に草原、海に山にと、それぞれ持っている領土を徐々に広げつつ有る。
境界に塔を建てたり、隊商のルートを多く確保したりと、それぞれの国が優先する事柄は様々だ。1000年王国になりえるのは一体どこの国か?
-----キングダムビルダー-----
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30-40分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)
2012年のドイツゲーム大賞受賞作。作者はドナルド・ヴァッカリーノで、あの「ドミニオン」の作者だ。ただこのゲームは所謂陣取りで、ドミニオンの雰囲気は全然ない、あ、中世の王国がテーマってところは共通しているか。
見た目と違って非常に軽いプレイ感で、3人プレイなら30分で終わる。手持ちのコマを1手番で3-5個ぐらい置いていくのでサクサク進むのだ。
まずは8枚入っているゲームボードからランダムで4枚抜き出し、長方形に並べる。
各プレイヤーは、家の形をしたコマを40個ずつ受け取る。誰かがこのコマを置ききったら、そのラウンドでゲーム終了だ。
ボードには建物やオアシス・船等が書かれているヘクスがあるので、そこに対応したタイルを2枚ずつ置く。ちなみにここには駒は置けない。
また、ボードの外周には置いた建物タイルのサマリーボードをはめておく。コレはルールを覚えたらいらなくなるけれど。
最後に「ゲームの得点方法を決める」カードを10枚のうち3枚抜き出し、全員が見やすいところに置く。このゲームは毎回得点ルールが変わるのだ。この「パターンが多彩で繰り返し遊べる」ところがドミニオンに通じるものが有るなぁと。ほかは全然似てないが。
得点方法はどんなものかというと、先ずボードの城ヘクスに自分のコマが隣接していれば3点。これは毎回共通のルール。ちなみにいくつ隣接していても、1つの城につき3点なので、フレーバーというか、ちょっとしたボーナスみたいなもんだと思えばいい。
その他の得点ルールはカードによって変わるが、わかりやすいものだと
・水辺に隣接していたらコマ1つにつき1点
・山に隣接していたらコマ一つにつき1点
・ボードを水平ラインでみて、コマが置いてあったら1ラインにつき1点
等がある。
自分の手番では一枚だけ持っている手札をプレイする。ボード上には地形が5種類あり、カードも5種類。プレイしたカードの地形に3つ、自分のコマを置かなくてはならない。
最初はカードで示された地形で有ればどこに置いてもいいが、1個でもコマをおいたら、次は出来る限り自分のコマに隣接するように置かなくてはいけない。
同じ地形内で隣接するように置かなくては行けないのはもちろんだが、別の地形カードをプレイした時でも、既に置いたコマになるべくくっつけなくてはいけない。逆にいえば隣接出来なければどこにでも置けるので、「置き場所の選択肢を狭めない」のが重要な戦略になる。
というのも・・・
もし建物が書いてある特殊ヘクスに隣接してコマを置いた場合、その上に置いてあるタイルを取れるのだ。コレによってプレイヤーが取れる行動が増える。必須アクションの「カードの地形に3個置く」に加え、更にコマを置いたり移動させたりできるのだ。1手番にタイルを何枚使ってもいいが、一度手番内で使ったタイルはもう使えない。
タイルの効果としては
・ストーンヘンジ:プレイしたカードの地形に4個目のコマを置ける(建設ルールには従う)
・塔:ボードの端に1個コマを置ける(建設ルールには従う)
・オアシス:砂漠に一つ、駒をおける(建設ルールには従う)
等が有る。これらのタイルを駆使して、じゃんじゃんコマを置いていけばあっと言う間にゲームが終わる。他のプレイヤーが十分コマを置ききっていないうちにゲーム終了にできれば、勝利はすぐそこだ。チケライで急いでゲームを終わらせるときの感覚に似ている。
要は
・カードをプレイして3個コマを置く
・追加アクションがあったらカードプレイの前後に行う
・カードを補充する
だけのルールなので、やればすぐわかる。カタンは言うにおよばず、チケライやカルカソンヌよりもサクサク進む印象だ。
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家族ゲーム会では非常に好評で、回転率の高いタイトルだが、私的にはもうちょっと重いプレイ感の方が好きだなぁ。
箱もでかくて、コマもぎっしり入っているので60~90分ぐらいのプレイ時間(公称45分)を予想していると、
3人プレイだと30分で終わるのよ。ほんとに。箱に書いてあるプレイ時間より短いって珍しいよ。
まあ時間の無いときに重宝するのでいいのだが、もう一つ気になるのは「初手の重要さ」
電力会社等は、各手番でちょっと失敗して最下位に落ちても、走っているプレイヤーに厳しく、あとからついていくプレイヤーに有利になるシステムなので挽回が効くが
このキングダムビルダーは、最初どこにコマを置くかが非常に重要。んで初手で失敗したら残りのゲームが消化試合になりがち。
※なるべく自分のコマに隣接するように置く、というルールが有るのを思い出して欲しい。このゲームは置き場所を縛られない方が有利なので、そのことを知っている経験者プレイヤーと初プレイのプレイヤーに差が出る。
プレイ時間はほんとに短いので、経験者と初プレイの人が交じるゲーム会などでは、2回続けて遊ぶのがいいと思う。
アラカルト
- 2014/02/12 (Wed)
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皆で並んでいろんな料理をつくろう!お?あっちの料理はコショウが足りないんじゃないかな。それ、パッパッパと。そっちはもうすぐ料理が出来そうだ。見てない間に鍋を交換だ!
-----アラカルト(新版)-----
ルールを覚えるのに必要な時間:10分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)
そういえばずっとレビューしてなかったアラカルト。昨日久しぶりにプレイしたので感想をば。
これは旧アラカルトがあまりにも品薄で手に入らないのを見かねた「モスキート・シュピーレ」が出してくれた新アラカルト。コンポーネントがめちゃくちゃ豪華になってますが、ルールが変わっています。どうも旧版の方がルールに毒があって大人向けらしい。
新板のルールでしかプレイしていないのでそちらで解説。まずは全員が「鍋」「コンロ」「できた料理を載せる皿」を受けとります。
もうね、この鍋とかコンロとか、ミニチュア感がたまらん。
手番では料理タイルを受け取り、鍋の中に入れます。1手番では3アクションが行えるので、この料理タイルを多く完成させていくのです。
タイルには必要な調味料、火力、こげてしまう火力、得点が書いてあります。
手番では
・火力をあげる(サイコロをふる)
・調味料を振る
の2種類のアクションから選び、計3アクションを行います。
サイコロを振った場合、自分のコンロの火力を数字にしたがって上げます。下げることは(ほぼ)できません。
単純に数字がでたらその数だけコンロのつまみを上昇させますが、
1-3の間で上昇値を選べる目
全員の火力が1上がる目(これによって助かったり、こげたりすることも)
「コーヒーブレイク」の目があります。これは後述。
調味料を振るばあい、1アクションで1種類だけ選び、振ります。もうね、これがすごく面白い。絶対笑いがおきるので、このゲームのメインアクションはこれ。
調味料の瓶を、鍋のうえで「1回だけ」逆さまにします。瓶のなかには調味料と、おじゃまキャラの「塩」が入っているので、逆さまにする前に振るのはあり。
でもこれが全然思い通りに出ないのよ。だばーっと一気に5-6個出るときもあれば、一個も出ない時もある。全く予測不能で、瓶の形と中の調味料の形がよく考えられているんだと思う。
こうして料理が完成したら、めでたく自分の完成品としてお皿に置き、得点となります。(一手番内で完成させなくても、次の手番に持ち越せる)
なお、こげたり、同じ種類の調味料が3つ以上入ったら失敗でゴミ箱行き。むしろ失敗のほうが多い。
完成するか、ゴミ箱行きになったら新しい料理タイルを選ぶのですが、すでに完成させた色の料理タイルは再び選ぶことができません。
なお、火力が適正で、調味料の数もレシピ通りきっちり仕上げたら、この星タイルがもらえます。3枚集めると勝利。
さて、さっき後回しにした「コーヒーブレイク」ですが、この目がでたらコーヒーカップタイルを一枚引きます。
これはアクション数を消費することなくいつでも使え、相手の鍋に調味料を振ったり、鍋ごと交換したり、もう3アクション追加で行えたりと笑いが起きる元となっている。
まああまり多くは手にはいらないので、ちょっとしたアクセントって感じ。ちなみに火力を下げることはこのコーヒーブレイクでしかできない。
最後に特殊料理の「ホットケーキ」これは調味料を振ることなく、火力をちょっと上げるだけで完成させられる料理なのですが・・・
これにチャレンジする場合、次の手順を踏まなくてはならないのです。
・タイルをとって鍋に入れる。この手番はこれで終わり。
・次の手番で、一回サイコロをふり火力を上げます。
・残り2アクションで、「鍋を振って」「パンケーキをひっくり返したら」完成!
鍋が小さいので難しい!あと酔っぱらってたらまずできない。料理を途中で辞めることができないので、一度選んだら焦がしてゴミ箱入りになるか、完成させるまで延々ひっくり返すアクションにチャレンジすることになります。
こうして
・5つ料理を完成させる
・星タイルを3つあつめる
・料理タイルが尽きる
のいずれかの条件を満たしたらゲーム終了。勝利点を計算します。
-----------------------------------------------------------------------------------------
正直、戦略も何もなくて調味料で大笑いし、ホットケーキで大笑いするゲームなのですが、コンポーネントが豪華なのでかなり楽しめます。
ま、2-3回やったら大人は飽きてしまうと思うので、いろんな人に遊ばせるのがいいかも。値段が結構高いので、価値を見出だせるか否かは人それぞれです。
ドメモ
- 2014/02/02 (Sun)
- 近年のゲーム |
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はい、じゃあタイルを配りまーす。そしたら起こして自分の前に並べてくださーい。
あっ!違う違う!自分は見ないの!相手に見せるようにしておいて!絶対に自分のタイルは見ないように!
いいのいいの。これでゲームになるんだから。
------ドメモ-------
ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:10分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)
ランドルフ翁のゲームはとても軽く、インストも簡単だ。
このドメモもルールは一瞬で理解でき、初心者キラーとなるポテンシャルを秘めている。
配られたタイルを皆に見せるようにもち、自分は他のプレイヤーのタイルを見る。
数字は1~7まであり、ゲームに含まれるタイルの枚数と、数字は一致する。つまり4なら4枚あるのだ。
相手のタイルをみて、自分が持っているタイルを予想し、手番に宣言する。当たっていたら下家がそのタイルを取り除いてあげる。(複数あっても一枚だけ取り除く)これを繰り返し、自分のタイルが全てなくなったら勝ち。
ただしゲームの最初にタイルが何枚か取り除かれている(何枚取り除くかはプレイ人数によって違う)なのでガチガチのパズルではなく、不確定要素があるので運で勝ち負けが決まることがある。
以上、説明終わり。これだけでゲームになるんだなぁ。「花火」や、「春夏冬中」の元になったゲームはまさにこれだな。
------------------------------------------------------
単純だから子供向けの教育ゲームのような印象も受けるが、実はブラフを交えてプレイしたりもできる、つまり、
・相手のタイルで「1」が見えているのに、わざと「1」を宣言する
・相手は、「1」と自分が言ったので混乱する。「え?さっき1って言ったってことは、自分の手に1はないよね?ゲームに1枚しかないわけだから、取り除いたタイルの中に1があるのか・・・。」
という具合である。これは2人で対戦している時には結構効く。ブラフと真実を混ぜることで互いに疑心暗鬼に陥るのだ。
幻冬舎エデュケーションが出してるので、書店やおもちゃ屋に広く流通しており、手に入れやすく安い。とりあえず買っといて間違いない。面白いよ。
プロフィール
HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング
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