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対戦相手皆無!ボードゲームレビュー

遊んだアナログゲーム・ドイツゲームについて主に書きます。

カテゴリー「近年のゲーム」の記事一覧

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チケットトゥライド ヨーロッパ



20世紀初頭・・・

鉄道は世界中に張り巡らされ、人々の交通手段として重要な役割を果たしていた。
そんなある日、アメリカで鉄道レースが行われたというニュースがヨーロッパ全土を駆け巡る。

内容は、限られた期間内に鉄道で多くの場所を訪れた者の勝ち、というもの。それならヨーロッパでも開催しよう!という声が当然沸き起こった。

1912年、欧州全土を駆け巡る鉄道レースが始まる!




チケットトゥライド ヨーロッパ

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:45-60分
評価:☆☆☆☆☆ (☆5で満点)

カタン・カルカソンヌ・チケットトゥライド。誰が呼んだかファミリーゲーム御三家。
特にこのヨーロッパ版は、ゲームバランスに優れているということなので3人でプレイ。



非常に美しいボードとカードで、線路を敷いていくのがとても楽しい。これでコマが木製だったらほんとにいうこと無いのに。せめて駅舎コマぐらいの質感なら・・・。



はじめに、チケットを4枚渡される。チケットは長距離1枚と短距離3枚。目的はこのチケットに書かれている都市間を、自分の路線でつなげること。繋げられたら書いてある数字が点数となるが、失敗した場合はそのままマイナス点となる。

ゲーム開始前に全員でチケットを確認し、無理と感じたチケットは山札に戻して良い。ただ最低2枚は必ず持つ。ゲーム途中で目的地を全部達成してしまったら、新たなチケットを引くこともできる。



また、都市間の線路それ自体も得点になる。1マスなら1点、2マスなら2点、3マスは4点 4マスは7点・・・最高8マスの区間まで有る。



線路を引くには「列車カード」を使う。最初は3枚ずつを手札として持ち、手番には

1) 通常の列車カードを2枚引く。場には常に5枚オープンになっているので、そこから引いてもいいし、欲しいのがなかったら山札から引いてもいい。場から一枚、山札から一枚、ということもできる。

2) 場に機関車カード(ワイルドカード)がある場合は、それを引いても良い。この場合は一枚しか引けない。

3) 線路を引く。色の付いている路線はマス目の数だけ同色のカードを出す。灰色の路線は何色でもいいのでマス目の数だけ同色のカードを出す。 中途半端に引くのはダメで、都市間は必ず一手で路線を埋める。


都市間の線路は単線と複線があり、特に単線の区間は線路の奪い合いが熱い。3人プレイな上に駅舎のルール不採用でやったのでガチゲーになる。

※駅舎ルール ヨーロッパ版のルールで、都市の上に自分の色の駅舎を建設できる。すると、その都市から伸びている他の人の路線を、自分の路線とみなせるのだ。

煩雑になる上に、ヌルゲーになるので今回は不採用。



路線には特別なもの「フェリー」



「トンネル」があり・・・

フェリーの場合は、ボードに書かれている機関車の数を、線路を引く際にカードに含める。

トンネルの場合は、線路を引く際に山札の上から3枚を公開し、もしその中に自分が引こうとしている色と同じ色があれば、追加でその色の列車カードを出さなくてはいけない。機関車カードはワイルドカードなので、やはりカードを追加で出す。

たまに2枚機関車カードが含まれていたりして泣ける。

列車コマは各色45個あり、誰かの列車コマが2個以下になったら手番をもう一巡してゲーム終了。

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見た目が非常に綺麗。ルールも簡単で、初めてやるゲームにはカタンよりこちらをオススメします。

駅舎ルールは最初はなしでやってみて、感覚を掴んだら導入してみるといいでしょう。

コマがプラスチックなのと、長距離チケットが6種類しか入っていないのが欠点。追加のカードセット「ヨーロッパ1912」があるので、それを導入するとより面白くなるみたいだが、基本セットと合わせて定価で買うと9,000円を超える。最初からもっとバリエーション豊かにして欲しかった。短距離チケットは充実しているので・・・。

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パンデミック:新たなる試練





黄熱病、エボラ、天然痘、インフルエンザ・・・様々な病気の蔓延から世界を救うために医療チームが立ち上がった。

彼らは世界中の感染者に対処するとともに、治療薬の研究も行わなくてはいけない。それには症例や感染源など、情報の共有が不可欠なのだ。


パンデミック:新たなる試練

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:30-45分
評価:☆☆☆ (☆5で満点)

一時品薄だったパンデミックが、装いを新たに登場。これは買うしかねぇ!と素早く購入。見た目は重ゲーですが、短時間でさっくりできる、協力型ゲームの金字塔です。



メインボード。世界地図が描かれており、プレイヤーは都市間を移動しながら感染者の対処にあたっていく。



最初は必ずアトランタからスタート。



この透明なコマが病原菌を表す。全部で4種類あり、すべての病気の治療薬を開発すると、プレイヤー側全員の勝利となる。



どうやって治療薬を開発するのかというと・・・



プレイヤーはそれぞれ、「都市カード」を持ってゲームを進める。同色5枚を集めると治療薬を開発できる。



また、「感染カード」という似たようなカードがあるが、こちらは手札にならず、書かれている都市に病原菌コマを配置し無くてはならない。



ゲームは以下の手順で進む。自分の番になったら・・・

・4つのアクションを実行
・「都市カード」を2枚引く
・「感染カード」を感染レベル分だけめくる

アクションは主に移動と感染者の治療。全部で8種類の行動が取れるので、組み合わせて4アクションを行う。同じアクションを2回以上行うのも可。

※移動系

a) 隣の都市へ移動
b) 手持ちの都市カードを捨て札にしてその都市へ移動
c) 今いる都市カードを捨て札にして好きなところへ移動
d) 調査基地のある都市間を移動

※作業系

e) 感染者の治療(病原菌コマを1つ取り除く。治療薬が発見された病気は、その都市の病原菌を全て除く)
f) 今いる都市カードを捨て札にして、調査基地の設置
g) 調査基地のある都市で同色カード5枚を捨て札にし、治療薬を開発
h) 同じ都市に他のプレイヤーがいる場合、今いる都市カードを他に渡す(知識の共有)

こうして書くと複雑そうだけど、実際やってみると結構簡単なルール。




アクション実行後、都市カードを2枚引くのだが、その中には「エピデミック」という恐ろしいカードが混じっている・・・。


このカードを引いてしまったらまず感染レベルを上げる。レベルが上がっていくと手番終了後に感染カードを多くめくらなくてはいけなくなる。


次に感染カード山札の一番下からカードをめくり、出た都市に3つの病原菌コマを配置する。

最後に今まで捨て札になっていた感染カードをシャッフルし、山札の一番上に戻す。つまり一度感染した都市のカードがまた出てくるのだ。

1つに都市に同じ病原菌コマは3つしか置けない。もし4つ目を置く時は・・・。



このゲーム最悪のイベント「アウトブレイク」が発生する。まわりの都市全てに1つずつ病原菌コマを置くのだ。
周りの都市に病原菌コマが置ききれなくなったら、アウトブレイクが連鎖する。こうなると地獄の様相を呈する。



アウトブレイクが8回でゲームオーバーになるほか、病原菌コマが足りなくなってもゲームオーバー。



病気が蔓延する前に、プレイヤー間で協力しあって治療薬を開発しよう!ちなみにプレイヤーには「役割」が与えられる。それぞれ特殊能力を持ち、同色4枚で治療薬を開発できるとか、治療薬がなくても一気に感染者を治療できると言った強力な能力もあるし、ちょっと使いどころが難しい能力もある。



調査基地は世界中に均等に分布させたいが、手札によってはそうも行かないので悩みどころだ。また、都市カードを捨て札にするということは、治療薬開発の妨げになるので考える必要がある。

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協力ゲームはコレをやっとけ!と万人におすすめできるゲームです。箱に書いてあるとおり、長くても45分程度で終わるので、あまり時間がないときにできるのも◯。

ここまで書いといて☆3の評価なんですが、私的には協力ゲームってあんまり食指が動かないのです。奉行問題もあるし・・・。やっぱり他のプレイヤーと競い合うほうが好きかなぁ?

拍手[3回]

ボーナンザ



畑に豆を植えよう!たくさん採れると高く売れるかも。

お店に並ぶ苗は何が出てくるかわからないけど、みんなで相談すれば大丈夫。




ボーナンザ

ルールを覚えるのに必要な時間:20分
1ゲームの時間:20-30分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)

「マンマミーア」「アグリコラ」の作者、ウヴェ・ローゼンベルグの出世作。交渉してカードをやりとりするゲームだけど、互いにwin-winになることが多いのでほのぼのしたゲームになる。

カードゲームだけれど、ルールはちょっと複雑。



ゲームに使うのは104枚の豆カード。カードに書いてある数字はデッキに含まれる数。



なかなか楽しい絵柄。英語で豆の名前が書いてあるので、勝手に呼び名を付けてゲームをしている。

左からササゲ、赤豆、パンチ豆



大豆、ゲロ豆、うんち豆、チリ豆、青豆



まず5枚ずつを参加全員に配り、ゲームスタート。



各人は、2つの「豆畑」を持っている。手番には、必ず畑に豆を植えなくてはいけない。
(一枚は必ず植える。最大2枚まで植えられるが、2枚めは任意。)



パンチ豆をもう一枚持っていたので、2枚めも植える。

ボーナンザには重要かつ珍しいルールがある。それは、

・手札の順番を変えてはいけない。

というルール。植える時は手札の右から順番に植えなくてはいけない。同じ畑には同種の豆しか植えられないので、どうしても交渉して豆を引き取ってもらう必要がある。もしどうにもならなくて違う種類の豆を植えるときは、畑の豆を全部売って処分してから。



つぎに山札から2枚めくって場に出す。この2枚と手札を交渉材料として、他のプレイヤーとやりとりしていく。

青豆と赤豆が出たが、さて・・・。



左のプレイヤーは青豆を畑に植えているので、青豆を引き取ってもらえそうだ。

「パンチ豆と青豆を交換してくれ」

と持ちかけるが、パンチ豆は持っていないそうだ。使えんやつだ。

しょうがないので、次に自分の手番で植えることになりそうなうんち豆と交換する。



交換した豆は即座に畑に植えなくてはいけない。どのプレイヤーも同じ。
ちなみに交換は手札からもできるし、交換時にはカード順は関係ない。手札のどの位置からも出してOK。

なので将来じゃまになりそうな豆を引き取ってもらうこともできる。



しかし赤豆は引き取ってもらえず、自分の畑に植えることに。



畑の空きがないので、まずパンチ豆2枚を売る。カードの下には値段が書いてあって、パンチ豆は2枚で1ターラーだ。ターラーはこのゲームのお金の単位。



カードを裏返すとお金になっているので、一枚を裏返して手元に置く。

もう一枚は捨て札。この捨て札は山札がなくなった時にシャッフルして新しい山札となる。



んで、ようやく赤豆を処理できた。



手番の最後には、山札から3枚を引いて手札の左側に加える。順番は変えないように!

まとめると

1) 1~2枚を畑に植える
2) 山札から2枚めくる
3) めくった2枚と手札を交換材料に、交渉する。
4) 山札から3枚補充

と、4アクションになる。ちょっと複雑だが、1回やれば覚えられるレベルなのでぜひやってみて欲しい。

山札が3回尽きたらゲーム終了。終了時点で畑の豆は全部売り払い、手札は単に捨て札となる。

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面白い! ☆5にするか・・・ いやでも☆4かなー。

評価が高いゲームだし。うちの女性陣には受けがいいんだけど、ルールに書いてある通りに交渉するとあまりにゆるゆるすぎる。

・自分の手札を贈与してもいい
・将来の口約束をしてもいい

なんてことが説明書に書いてあり、交渉はなんでもありの様相を呈している。

自分はハウスルールで、贈与を禁止にしてやっています。そうするとキリキリしていい感じになる。

女性陣はほのぼのやりたいみたいなので、☆5!と言っていたけどね。




※ゲーム中いつでも、3ターラーで3つ目の豆畑を買うことができる。このゲームは9ターラーとかで1位になったりするので、3ターラーは考えもの。特に山札の3回転目はすぐに無くなってゲーム終了となるので、買うのが遅くなったら見送ったほうがいいかも?

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洛陽の門にて

時は2000年前。洛陽は漢王朝の都として栄えていた。

大門の前には露店が立ち並び、店主たちの威勢のいい声が響き渡る。 あなたは野菜を売る店の店主として、顧客を満足させ、さらなる繁栄の道を進まなくてはならない。



洛陽の門にて

ルールを覚えるのに必要な時間:60分
1ゲームの時間:90-120分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)


ボーナンザの作者、ウヴェ・ローゼンベルグによる重ゲー。

なんか評判が悪いらしく、半額で投げ売りされていたのを買ってそのまま積みゲー化していた。盆休みにゲーム会でやらせてくれ!という方がいらっしゃったので開封してルールを勉強。 説明書に書いてあるルールを読んで理解しようとするが、全然頭に入ってこない。

ルールも多いが、説明書もわかりづらいぞ!

コレは一回プレイしないと無理だ!と思い、yucataオンラインで擬似対戦をしてルール習得に励む。yucataはリアルタイム対戦ではないので、2つアカウントを取得して2台のPCで擬似対戦できるのだ。 その結果なんとかルールを習得。どうにかインストできた。

1) セットアップ



まず各人にT型の個人ボードを配る。ボード上部は市場になっていて野菜が並ぶ。下から上に数字が並んでいるが、これは「繁栄の道」と呼ばれ、この道をたくさん進んだほうが勝利する。



その他、軍資金10文と最初の畑カード、サマリーカードを受取りゲーム開始。 また、各人に8枚の畑カードを配る。これは一人1セットもつ。



それ以外のカードはすべて混ぜ、共通の山札とする。



これが自宅兼畑カード。上部には植えられる野菜の種類が書いてある。最初に配られる9マスの畑は一番広いのだが、植えられるのは麦・かぼちゃ・カブの3種類だけ。



セットアップ段階で、3種のうちひとつ野菜を選び畑に植える。ひとつは自分の個人ボードの市場から取ってくる。



このゲームは野菜をひとつ植えるとすぐに畑がいっぱいになる。 1つだけは市場からとり、残りはストックからとって畑を満たす。1ラウンドに収穫するのは各畑につき1つずつ。この9マスの畑からすべての野菜を収穫したらゲーム終了。つまり9ラウンド。

2) 収穫フェイズ



まず畑カードを一枚めくり、土地を増やす。



次に各畑から1つずつ野菜を収穫する。最初は9マスの畑からのみ収穫できるが、どんどん収穫できる畑は増えていく。

3) カードフェイズ

説明書を読んでいて一番わかりづらかったのがここ。カードを自分の場にプレイするのだが、場札と手札から一枚ずつプレイしなくてはいけない。



まず各人に4枚ずつカードを配り

a) 手札から場に一枚カードを出す
b) 場札と手札から一枚ずつ選び、カードを取得する。

という行動を順番に行う。手札から2枚、場札から2枚ということはできない。 つまり、「一番欲しいカードは手元に残し、次ぐらいに欲しいカードを場に公開するが、誰かに取られるかもしれない」 という状況が作り出される。



ソロプレイ感が強いゲームなので、プレイヤー間のインタラクションを高めるためにこんなルールになっているのだろう。


カードには次のような種類がある。



・顧客カード お金を稼ぐメインの手段となるカード。4ラウンドに渡り野菜を2種類配達し続ける必要があるが、生産体制を整えてしまえばそんなに難しいことではない。 配達の回数を重ねると、もらえるお金がちょっとずつ多くなっていく。 カードを配置したら、「そのラウンドから」配達を始めなくてはならない。もし配達できなかったら不機嫌になり、2回配達できなかったら罰金として-2文。



・通行客カード 野菜を3つ買ってくれる一見さんのお客。顧客カードより収入は高めだが、通行客ばかりを開いてにしていると販売価格が -2文 されてしまう。



・交易所カード 自分の手持ちの野菜と、カードに書かれている野菜を1:1、または1:2のレートで交換してくれるカード。 何枚かあったほうが便利。



・畑カード 個々がもつ8枚の畑カードとは別物。配置するには2文を支払う必要がある。



・助手カード 様々な特殊能力を持つ助手を雇えるカード。相手の顧客に配達出来たり、市場から野菜を安く買えたりする。



これらのカードを組み合わせ、1ラウンドにつき2枚を配置したら次のフェイズへ

4) アクションフェイズ

お金を稼いだり、市場から野菜を買ったりするフェイズ。何アクションでも好きなだけ行動できる。 (4人プレイだと待ち時間が長いので、ここが評判を悪くする原因かも。2人プレイならそんなにイライラしない。)


アクションはサマリーカードに書いてあるが、以下のとおり

・顧客や通行客に野菜を販売する
・市場から野菜を買って、畑に植える。(市場にストックがなければ買えない。値段はボードに書いてある。)
・市場に野菜を売る (売値は、買値に比べると驚くほど安い。商売の世界は厳しい。)
・助手の効果を使う。使ったら捨て札にする。
・交易所で野菜を交換する。
・「パック」を買う。 山札から2枚を引き、任意の枚数を配置できる。値段は自分の持つ「市場」「助手」のいずれか多い方の枚数分。 どちらも持っていない場合はパックはなんと「無料」!



すべてのアクションを終えたら残った野菜を1つだけ倉庫にしまい、手番終了。倉庫はお金をはらうことで拡張できる。

5) 繁栄フェイズ



お金を支払って繁栄の道を進む。進み方がちょっと特殊で、毎ラウンド最初の1マスは「1文」で進めるが、次の1歩からはマス目に書いてある金額を支払う必要がある。 つまり 10→11→12 と進もうとすると  10 →(1文)→ 11 →(12文) → 12 と払う。結構莫大なお金がかかる。



尚、ゲーム中いつでも「借金」ができる。借金カード1枚を受取り、5文を得るが、カードの枚数分、最終ラウンド終了時に繁栄の道を戻る必要がある。 借金の返済は出来ない。 ちょっと計算してみると、利息がものすごく高いことがわかる。かなりの悪徳金融だ。

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巷で評判は悪いが、面白い! かなりルールが多いので、遊んだことがある人を捕まえてインストしてもらうと良いでしょう。もちろん私もインストしますよww

ルールでは随所にプレイヤー間で争うように仕向けているが、ほとんどソロプレイゲームなので2人でプレイするのが良いでしょう。4人でやると多分アクションフェイズでだれます。何アクションでもできるから、特に後半ラウンドは待ち時間が長くなりがち。

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コロレット



黄色・赤色・緑色・・・

色とりどりのカメレオンをたくさん集めよう。

だけど3色以上はちょっと世話が大変。何事も程々が肝心だ。


コロレット

ルールを覚えるのに必要な時間:5分
1ゲームの時間:20分
評価:☆☆☆☆ (☆5で満点)



ドイツゲーム大賞をとったゲームに、「ズーロレット」というのがあるが、このゲームに似ているんだろうか?

とりあえず安いので買っておいたこのゲームを、お盆休みに開封してプレイ。



3人プレイ用セットアップ完了後の様子。各自にサマリーとして得点表を配り、場には3枚の列カードを並べる。



残りのカードをよく切り混ぜ、山札とする。下から15枚めに「ゲーム終了カード」をはさみセットアップ完了。

このゲームは手札がない。山札を次々と引いていき、さっき挟んだ「終了カード」がめくられたら得点計算となる。


自分の手番にできることは2つ

a) 山札をめくり、列に並べる
b) どれか一列を獲得する。

これだけだ。とても簡単なルールである。では考えどころがどう発生するのかというと



1) 1つの列には、3枚までしかカードは置けない
2) 獲得カードのうち、3色まではサマリー通りのプラス点となるが、4色目からは逆にマイナス点となる。
3) カードの配置と獲得は、どちらか片方しか出来ない。

ということだ。つまりカードをめくって自分の集めている色が出たのはいいが、獲得できるのは次のターンなので他の人にいらない色を置かれてしまうのだ。列を引き取るときはまるごと引き取らなくてはいけない。

列はいつ獲得してもいいので、、1枚欲しい色が配置された時点で獲得するか、2枚~3枚と貯まるのを待って高得点を狙うか・・・。単純だがジレンマが発生する。

一度カードを獲得してしまうと、残りのプレイヤーが全員カードを獲得するまでゲームには参加できない。欲しいカードが出ても見ているだけ。



また、獲得したカードは色ごとに自分の前に公開しておく。これを見て相手の欲しい色、要らなそうな色を考えながら配置していく。



サマリーカード。同じ色が一枚増える毎に、三角数の要領で得点が増えていく。



カードには特殊なカードが混じっていて、右はどの色としても使えるジョーカー。ちなみにゲーム終了時にどの色として使うか選べる。とても便利。

左は単純に+2点として扱われるカード。獲得した列が、ほしい色2色とこの+2点だったりすると大変嬉しい。

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大変切れ味の鋭いカードゲーム。今回は3人プレイだが、4~5人でやったほうが面白そうな予感。

考えどころがニムトやハゲタカのえじきより少し多いので、 

6ニムト or ハゲタカのえじき → コロレット → ボーナンザ

とステップアップし、友人をボードゲーム愛好家に転身させましょう。面白さがわかってくれたら、きっとカタンやカルカソンヌも「やってみたい!」といってくれるはず。

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プロフィール

HN:
seshil
性別:
男性
職業:
会社員
趣味:
楽器演奏・ゲーム・ツーリング

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